傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

解散総選挙:大敗の民主党は、第二自民党でなく優雅な万年野党に(雑感)

2012-12-09 05:49:55 | 民主党(野田政権)

来る総選挙のメディアの序盤情勢予測の「自民復活、民主大惨敗、維新善戦」に、民主党内に「解散時期を間違えた」との恨み節の報道あり。
マニフェスト公約なき消費税増税に政治生命をかけた野田首相は、消費税増税の成立前に解散すれば、「財政健全化の信を問う」と、まだ、筋が通ったが、財政不健全を醸成させた自公と三党合意で消費税増税を成立させた後に解散し、「時計の針を元に戻して後戻りするのか?」とは笑止千万ですね。

当方は、民主党の地力について、2年半前に、本ブログ「長崎県知事選、町田市長選、民主党候補大敗・・・これが民主党の現実の実力」で、

”「長崎県知事選挙、町田市長選挙で民主党系候補が大敗しましたが、鳩山首相、小沢幹事長の「政治とカネ」の問題が大きく影響していると思うが、これが民主党の地方の実力であり、内輪で批判している場合ではないのです。
民主党は「反小沢」と「親小沢」などと内部で反目などしているより、「政策一元化」でマニフェスト公約を実行することに、「汗と知恵」をかくことが肝要です。

民主党の地方基盤は「連合」頼りの貧弱で、前原元代表時代に、その「連合」との関係も冷ややかになり、小沢前代表時代に「連合」とよりを戻し、地方組織体制を拡充し、総選挙を圧勝でき、政権交代後は、陳情一元化で地方自治体、各種団体とも関係強化策で、地方組織体制を強化中ですね。
「連合」も組織率は20%前後であり、庶民とは密着度は希薄であり、その「連合」頼りでしかないのが民主党の実態なのです。
・・・・・・
民主党に最大の弱点は、「イイカッコシー」の体質であり、土着体質がないことです。
来る夏の参議選挙には危機感をもつことで、小沢批判は参議選挙後に言うべきです
。」”
と、小沢批判より参議院に勝利すべきとし、民主党は国民との土着性の地力をつけるべきと批判しました。
しかしながら、菅代表の民主党は2010年の参議選に消費税増税で大敗し「ネジレ国会」を現出させる。

財務相を経験した野田首相が財政に危機感をもち財政健全化を掲げるのは理解できるが、ムダ削減の努力も後回しに、マニフェスト公約にない消費税増税に政治生命をかけると盲進し、ネジレ国会対策に財政悪化させた主犯の自公と消費税増税を三党合意の上、更に、赤字国債を3年間自動発行も成立させ、消費税増税の信を問うと「近いうち解散」に打って出ることは、民主党の純化路線などの奇麗事ではなく、自ら万年野党の道を選択したのです。

7日の朝日新聞の記事『序盤情勢 各党に衝撃・・・民主幹部「解散時期を間違えた」』に、
”「党内には低支持率の中で衆院解散に踏み切った首相への恨み節が消えない。党幹部の1人は「解散時期を間違えた。来年度予算を組むべきだった。お粗末極りない」。中部地方の前職は「予想を上回るひどさ。大変な目にあっている。野田さんは戦犯だ」と憤る。
・・・・
参院第一党の民主党では、仮に衆院で第一党を明け渡しても参院の力で次期政権に影響力を及ばせると考えていた議員が多い。だがベテランは言う。「自公と維新で衆院の3分の2を超えたら再議決できる。参院の第一党は何ら意味もない
」”
と報道。

報道にある民主党幹部の「解散時期を間違えた。来年度予算を組むべきだった。お粗末極りない」、「予想を上回るひどさ。大変な目にあっている。野田さんは戦犯だ」などは、自らが民主党の地力の無さを自覚していない証ですね。
政権与党の民主党は、首都の都知事候補も出せず、正規社員の組合組織の連合を支援頼りは、生活に密着した保守安定基盤を持つ自民党とは正攻法では地力の差で勝てないのは自明の理なのです。

行政のいい加減さの「年金記録問題」、政官業の既得権益の硬直化社会への食傷への「政権交代」の「時の風」を、小沢一郎氏は上手に利用し、野党第一党、政権交代を実現させ、自民党と同質の地方組織体制強化に注力してきた民主党の「中興の祖」を、反小沢で追い出し、マニフェスト公約違反の消費税増税を自公と三党合意を成立させる民主党体質は自壊するのは自明なのです。
マアー、地力もなく、赤字体質化させた自公と三党合意で消費税増税を成立させた野田民主党が、選挙で「時計の針をもどすのか?」を自民党批判をしているのは、笑止千万としか思えないですね。

来る総選挙は、自民党が圧勝し、民主党は大敗し、自公政権が復活し、民主党は第二自民党といわれたが万年野党の第二民社党になるのでしょうね。
地力の差に加えて責任をとらない青二才の好き嫌いの幼稚さが大敗の主因ですが、大敗後の民主党は、政党交付金の大金を蓄財しており組合貴族の連合と美味しい独りよがりの「政治ごっこ」すると思うと怒りを覚えますね。
民主党の「中興の祖」の小沢一郎氏は、民主党に破門され「日本未来の党」で最後のご奉公に務めているが、野田佳彦氏は、小沢氏を切り「自民党の復活の大恩人」と自民党から「社会保障と税の一体改革」担当大臣として三顧の礼でお呼びがかかるでしょうね。
何か、菅直人代表が与謝野薫氏を「三顧の礼」で迎い入れと同じ絵物語を想像できますね。
このような増税ストリーは海千山千の自民党というよりは、世の言う財務省が策士になっていると邪推しますね。
願わくは、次期参議院選挙は、自公 VS 地域連合になることを切望しますね。



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