傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

自民党に「黄昏」、民主党に「息吹」を感じる(雑感)

2009-10-27 10:16:39 | 国家の計

鳩山首相の所信演説の感想を、自民党の谷垣総裁が「冗長性、ヒトラーの演説にヒトラー・ユーゲントが賛成しているような印象を受けた」と語りましたが、比喩も適当でないが、自民党のやってきた政策の全面否定が鳩山新政権であり、冗長性で具体的でないと言う程度の認識は、野党意識が希薄ですね。
やはり、自民党の掲げる「保守」とは、なにぞやの「理念」がない証でしょう。
小泉竹中改革路線を総括もせずに、予算規模、財源問題などを批判する資格はないですね。

昨日のテレビ朝日の「スーパーモーニング」で、石破政調会長が「自民党はこれから、政府に、政策で論戦をする」とし、例えば、経営者でもある平将明議員(経済産業部会長)の名前を挙げていましたが、自民党も人材不足ですね。
石破政調会長の話は、常時、「原則としては?」とか、「それ(民主党の考え)で良いのであろうか?」という枕詞があり、そして「こうあるべきだ」という逆説的スタイルで、自分の意見だけが正論だという言い方には、主体性がなく曖昧ですね。

その石破政調会長が、経済産業部会長に、2期目の平将明議員を任命するとは、人材不足ですね。
平将明議員が竹中ファミリーの木村剛氏日本振興銀行株式会社の関わっておりますね。
中小企業向けの融資主体に日本振興銀行、新銀行東京が設立されたが、新銀行東京はお上商売で経営悪化し、日本振興銀行は、経営方針で内紛騒ぎがあり、苦境になったが、SFCG、ロブロ(日栄)らの債権買取し、業績向上しており、日本最大の商工ローンに変容していますね。
抜け目ないというのか、機を見るのが敏というのか、商才があるというのかわかりませんが、日本振興銀行は、資金繰りで苦境の中小企業の救世主などはおこがましいですね。

平将明議員は、木村剛氏に感化されているのか、

自由主義経済を基調とした経済成長戦略→国際競争力を高め、経済を成長させることにより生活を豊かにするという基本政策に立ち戻るべき
(困ったところには現金給付、財源はいい加減、成長戦略は欠落の民主党との差別化をはかる)


と広言していますね。
要は、木村剛氏と同じ論調で、損得の合理性が第一ですね
自由主義経済を基調とした経済成長戦略は、竹中平蔵氏の市場原理主義に共通し、弱肉強食の経済であり、人間性、社会性は二の次ですね。

現在、政治に求めれているのは、社会的弱者への目線です。
社会的基盤の底上げであり、尖った社会は、大企業に任せておれば良いのです。
竹中平蔵氏・・・木村剛氏・・・平将明議員が経済産業部会長に任用するとは、一体、自民党の掲げる「保守」は何だと思わざる得ないです。
臨時国会で、野党になった自民党の論戦が、自己総括せずのネガティブキャンペーンの続きだと、国民から「自民党は、相変わらずだ」と烙印を押され、万年野党の道を歩むことになりますね。

当方は、本ブログでも書きましたが、「浜矩子氏の論旨によれば、失われた10年、その後の政策が、今日の格差・貧困の下流社会を醸成してきたのであり、もう成長第一の世界環境にはないのは事実であり、如何に、自然環境を守り、下流社会でも国民が幸せを感じる社会」の実現が期待します。



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