傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

安倍首相の成長戦略:女性の活躍が社会変革の中核に・・・・共感

2013-04-21 22:16:25 | 国家の計

19日の安倍首相の「成長戦略スピーチ」は総花的という印象を持ったが、女性の活躍が社会変革の中核になる人材育成については共感できますね。
当方は、老人性骨粗鬆症に陥った日本の再生は、既得権社会からの新陳代謝という思いがあり、アベノミクスに批判的な人間ですが、日本社会の再生には、人材育成、女性活用と思っており、安倍首相の成長戦略スピーチの人材育成、女性活用は共感しました。

「JBpress」の川嶋 諭氏のコラム『セブ島の情報を“牛耳る”若き日本美女日本より圧倒的に働きやすい環境を利用して突っ走る』(2013.04.20)で、フィリピンのセブ島で悪戦苦闘した日本語情報誌「セブポット(Cebu Pot)」を発行するピナカ・ポット・ディストリビューション社長の佐藤尋子女史の取り上げて、結びを、

”「佐藤さんはセブ島で積極的に海外投資や保険のセミナーも開いている。読者サービスと認知度アップのためだが、実は佐藤さんらしい別の考えも背景にある。日本の常識の中だけで生きていくことのリスクを伝えようとしているのだ。

 「日本では投資や保険に対する考え方も極めて保守的でしょう。成長しない国になってしまったからやむを得ないのかもしれませんが、日本の外に出ると常識が違うということをもっと知ってもらいたいんです。そして若い人には人生設計をしっかり立ててほしい」

長らくデフレに苦しんでいた日本で実は、日本の国債を買っておけば金融機関はリスクなく鞘が抜けた。そういう状況ではリスクマネーを供給する必要もない。日本が沈んでいく大きな理由の1つだった。そして、甘やかされた金融機関は国際競争力を失っていく。

 でも、そういう環境を許してきたのは実は日本国民だ。私たち日本人はもっと世界に目を広げる必要がある。佐藤さんはセブ島でビジネスを続けながら、日本に向けてそのように発信もしているのだ
。」”

と結んでおり、異国の島で活躍する若い女性の言葉から日本の内向き姿勢を問うといます。

当方は、再三、国家の計として、

”「国民が安心・安全で暮らせる社会は、まずは、第一次産業が国の基幹と思っております。温暖化で環境破壊が進行しても、石油が枯渇するエネルギー問題が深刻化しても、食糧危機が最悪の事態になろうとも、自給自足で最低の生活ができることことが第一で、第二は、社会保障制度の充実での安心さで、その上での自由競争社会という国造りが必要で、人材育成が肝要と思っております。」”

と人材の育成が肝要と書いてきました。

19日の安倍首相の「成長戦略スピーチ」で、成長戦略の三つキーワードを「挑戦:チャレンジ」、「海外展開:オープン」、「創造:イノベーション」とし、「挑戦:チャレンジ」では、女性の活躍を「成長戦略」の中核と位置づけし、「海外展開:オープン」には国際的な大競争時代における世界に勝てる若者「国際人材」の育成を掲げました。
当方も、内外での自由競争においては人材育成が重要と思っており、安倍首相の人材育成の思いには共感できます。
また、女性活用についても、同様で、女性が社会変革の尖兵になると思っています。

本ブログ「「夢の扉+」:天ぷら廃油でバイオ燃料「東京油田」に!・・・女性が社会を変容させる」(2013-03-04)で、

”「当方は、染谷ゆみ社長の取り組みを視聴して、社会を変容させるのは、「一途で割り切る」女性ではないかと改めて思いましたね。
本ブログ「女性の逞しさが日本社会を変えるのではないか!(所感)」(2012-05-07)で、若い女性の逞しさが日本社会に影響を与え、日本社会を変えるのではないかと書きましたが、染谷ゆみ社長の活動に接し、「一途で割り切る」女性特質が「逞しく」感じられます。
打算的な男性は、社会の現実に順応しやすく、一途に夢を思い実現に邁進するのは女性ですから
。」”

と、女性が日本社会の尖兵の役割をするのでないかと思っています。

報道によれば、18日の政府の経済財政諮問会議は、原丈人氏の「米国型の規制緩和が各国の伝統をこわすことがないような仕組みが必要だ」の主張を取り入れ「日本型資本主義」を考える専門調査会を諮問会議に作るとあり、さらなる規制緩和を主張している竹中平蔵らの成長戦略を話し合う産業競争力会議と路線対立が表面下する可能性もあると。

当方は、原丈人氏について、本ブログ「原丈人氏:異才が日本を元気にさせる・・・固定観念の官僚・有識者には期待できない」(2010-07-14)で、

”「世の中、利口な人間、賢い人間、真面目な人間、出来る人間、期待できる人間、頭の下がる人間、影響を受ける人間、頭が良いが好きになれない人間、面白いと思う人間・・・・多岐多様な人間がいるが、世の中を変える人間は、非常識と思われる事に、全身全霊で実現に取り組む人間でしょうね。
常識外の新しい物に挑戦する出来る人間が、世の中を変えると思いますね。
そういう人間に一人に、原丈人氏と思います
。」”

と書き、本ブログ「日本の再生は、異才の人物に賭けるしかない(雑感))」(2010-09-21)で、

”「財政破綻危機に陥った日本社会は、過去の政治・経済・経営手法、特に、財政・金融手法では解決できないと判断しています。
何か、常識人的な思考能力では解決できす、孫正義氏、原丈人氏(本ブログ「原丈人氏:異才が日本を元気にさせる・・・固定観念の官僚・有識者には期待できない」)、レアメタル・ビジネスの中村繁夫社長(本ブログ「レアメタル・ビジネスの中村繁夫社長のインタビュー記事・・・国家戦略の一つ」)などの海外での遊学の体験をしており、固定観念がなく、挑戦的であり、革新的の人間に国家の再建を委ねたいですね
。」”

と、海外留学、遊学の体験をし、固定観念がなく、挑戦的な人間に、男女を問わず、既得権が蝕む老人性骨粗鬆症に陥った日本の再建に委ねたいと思っています。

当方は、現役時代に挑戦的なVBと付き合いをし、日本では過去の実績、金融担保が事業化の障害になり、中国、アメリカ、ベトナムらでの事業化を垣間見し、硬直化した日本で起業の難しさは身近で経験し、経営者なり事業家の海外経験を意識してきました。
最初に意識したのは、孫正義氏であり、本ブログ『TBS「夢の扉」:日本の底力を再認識・・・日本再生は、やはり「人」』(2010-10-26)で取り上げたミドリムシの(株)ユーグレナの出雲充氏でした。
本日21日の「夢の扉」は、イオンビームで最先端の品種改良を取り組む理化学研究所 農学博士 阿部知子女史でしたが、番組には(株)ユーグレナも登場していましたね。

上述の川嶋 諭氏のコラムで紹介された佐藤尋子女史、「夢の扉」で紹介された染谷ゆみ社長、孫正義氏、原丈人氏らは、皆、海外留学・遊学・ボランティアなど体験している共通点があります。
よって、安倍首相の掲げた成長戦略に違和感を覚えたが、国際的な大競争時代における世界に勝てる若者「国際人材」の育成、女性の活用には同感をします。



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