傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

福島原発事故:福島の子供対象に追跡調査・・・後手後手だが!

2011-12-21 21:28:30 | 社会

NHKニュースが、21日、記事『福島の子ども対象に追跡調査』で、”「放射性物質が子どもの健康にどのような影響を与えるかを解明するため、環境省は福島県内の母親から生まれた子どもおよそ2万5000人を対象に、13歳になるまでの大規模な追跡調査を実施することを決めました。」”と報道。
要は、環境省が複数の汚染物質が子供の成長への影響の調査中の「エコチル調査」に、内部被曝も付加するこですが、後手後手ですね。

NHKニュースの記事『福島の子ども対象に追跡調査』を転載すると、

”「放射性物質が子どもの健康にどのような影響を与えるかを解明するため、環境省は福島県内の母親から生まれた子どもおよそ2万5000人を対象に、13歳になるまでの大規模な追跡調査を実施することを決めました。

環境省は、身の回りの化学物質が子どもの健康に悪影響を及ぼしていないか確かめるために、ことし1月から全国10万人の子どもを対象に血液中の化学物質の濃度や発育状況などを胎児のときから13歳まで継続して調べる調査を行っています。
調査項目に放射性物質は含まれていませんが、原発事故を受けて、子どもへの影響について関心が高まっていることから、環境省は福島県の子どもについては放射性物質の影響も調査することを決めました。
具体的には、福島県内の母親から生まれたおよそ2万5000人の子どもを対象に、母親の被ばく線量と子どもの先天的な異常をはじめ、アレルギーやぜん息も含めたさまざまな疾患との関係性について、13歳になるまで追跡調査します。調査にあたっては福島県がすでに全ての県民を対象に行っている被ばく線量の調査のデータも活用する方針です。環境省は、放射性物質と子どもの健康に関係性が確認できれば、健康のリスク管理や被ばく線量を抑えるための対策につなげていくことにしています
。」”

と報道。

NHKニュースの「調査」とは、「エコチル調査」であり、当方は、本ブログ「放射性物質汚染:環境汚染物質との複合汚染・・・過剰心配が当然」、「放射性物質汚染:福島県民 30年健康調査・・・複合汚染が拡大」、「TPP開国論も大事であるが、「エコチル調査」は重要」らでも取り上げました。

本ブログ「放射性物質汚染:環境汚染物質との複合汚染・・・過剰心配が当然」で、環境汚染物質が問題になっているのに、更に、放射性物質が追加された複合汚染の環境破壊がより深刻になってきたとし、
”「既に、環境汚染物質が生体に悪影響が問題になっており、新たに放射性物質の汚染が付加され、生体への悪影響は増大しているのに、放射性物質のみに矮小化した論議に違和感がありますね。
既存の環境汚染物質と放射性物質とが加味された「複合汚染」が生体への危険性は、何ら話題になっていないのは疑問ですね。
多分、複合汚染の危険性は解明されていないのでしょうね
。」”
と書きました。

本ブログ「放射性物質汚染:福島県民 30年健康調査・・・複合汚染が拡大」で、
”「放射性物質は、生殖機能を異状させる危険性は、通説になっており、従来の環境汚染物質による複合汚染に、放射性物質の内部被曝の危険性が加味され、複合汚染が深刻化したのに、事故3ヶ月経過してから福島県民の健康調査は後手後手ですね。」”
と福島県民の健康調査は後手後手と書きました。

NHKニュースでは、環境庁が実施している「エコチル調査」には、調査項目に放射性物質は含まれていなかったが、この度、追加し、福島県の子供には、13歳まで追跡調査し、有意差を検証するそうですが、当方に言わせれば、何を今更と思いますが、やらないよりやるべきで、調査対象を拡大すべきです。

本ブログ「TPP開国論も大事であるが、「エコチル調査」は重要」で、「複合汚染」の著者の、有吉佐和子女史が、

”「「私が一つだけ本に書けなかったことがある。それは30年後、子供が産まれなくなるだろうということです」 この言葉は、1974年から新聞連載され、農薬や工場廃液、有毒ガスなど様々な有害物質が複合的に働き、人体に悪影響を与えるさまを描いた問題作「複合汚染」の著者、有吉佐和子さんが関係者に話した言葉です。・・・」”

の話らを聞き、生体の変調の要因として、

”「環境ホルモン(外因性内分泌攪乱化学物質)と指摘しています。
現在は、空気汚染、食物汚染、薬剤汚染により、有害化学物質(環境ホルモン)を体内に入り込み、ごく少量で体内のホルモン系の働きをかき乱す。
その結果として、私たちの体に異変が起こり、妊娠にも大きな悪影響を与えている
。」”

と書きましたが、福島原発事故による放射性物質が加味された複合汚染が増長しており、除洗作業の有効性は否定しないが、この新たな複合汚染について、日本社会は真剣に取り組みしなければ、TPPで経済成長を目論でも、社会保障制度を充実させても、高齢少子化は改善されず、日本社会はひ弱で軟弱な老化が進行するのではないかと老婆心ながら心配しますね。





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