傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

小沢一郎氏:政倫審の議決でも出ない・・・本戦が開始!

2010-12-20 21:31:34 | 生活の党・小沢一郎

小沢一郎氏と菅首相との政倫審への招致要請の会談は、小沢一郎氏は政倫審の議決があっても出ないと明言。
当方は、小沢一郎氏は、政倫審に自らは出ないが、議決があれば、土壇場で出るとの予想が外れました。まだ、土壇場ではないのでしょうね。
果たして、決裂模様の会談は、どちらが有利に働くのかな?

11時から2者会談は、テレビ朝日の番組スクランブルは、ゲストに田原聡一朗氏、平野貞夫氏を呼んでいたが、予想以上に会談が長引き、何を話しているのか話題になっていました。
田原聡一朗氏は、小沢一郎氏は弁護士が記者会見したように政倫審には出ないことが決まっており、今日の会談は菅首相の正念場であり、菅首相が小沢一郎氏を「切れるかどうか」で、菅首相の運命は決まると声だかに発言。
司会者が「切るとは?」の質問に、田原聡一朗氏は、離党勧告など甘い、党員資格停止?などを小沢一郎氏に詰め寄っており、時間を要しているのだろうとコメントしていました。
平野貞夫氏は、小沢一郎氏から10時半に電話をもらったことを開示し、政倫審の精神から出席を強要できないし、小沢一郎氏の「政治とカネ」問題は、メディアの功罪も大きいと発言していましたね。

90分の会談の概容は、菅首相が、”「小沢一郎氏は、議決されても出ないと明言された」”ので、”「党としては、今後、何らか対処せざるを得ない」”ことと、選挙の連戦連敗の要因について意見交換したと記者に語っていますね。
その後の役員会は、今後の対応を協議し、証人喚問の必要性も意見も出たが結論を先延ばしとなる。

田原聡一朗氏の菅首相の正念場という読みは外れましたね。
当方は、小沢一郎氏の国会招致などは、出ようが出まいがどうでもいい問題で小事という思いがあり、本ブログで、小沢一郎氏の国会招致は、
”「仮に、小沢一郎氏が政治倫理審査会なり、証人喚問なりに応じても、小沢一郎氏が「起訴が決定し、裁判に関わる内容は話せません」と形式的な答弁に終始することになりますね。」”
と無意味と書き、その後の弘中惇一郎弁護士の記者会見で、無意味を確信しましたね。
小沢一郎氏を政倫審に強制的に招致しても、無意味な答弁を聞くだけであり、馬鹿馬鹿しいことに菅首相陣は時間を割いていますね。

オリーブニュースが『【STOP! ゴキブリ政治】』で、

”「政倫審への出席については、今後以下のハードルがある。
1)国会慣例の全会一致の壁
2)倫理規則違反行為明示の壁
3)三権分立原則の壁(司法問題は司法の場でという原則)
4)民主所属委員(親小沢)差し替えの壁。
」”
とし、
”「特に2)については、明示的に倫理違反行為を示して申し立てる必要があり、現在の漠とした内容では困難で、衆議院議長も了承しないだろう」”

と書いていますね。
確か、森ゆう子議員が、どこかで、”「岡田幹事長は、倫理規則違反行為明示について認識がなかった」”と語っていましたが、小沢一郎氏の「政治とカネ」問題で、倫理規則違反行為明示を集約するのは難渋するでしょうね。
自民党が政倫審の議決から降りた理由の一つにあるのでしょうね。

小沢一郎氏の攻防戦について、田崎 史郎氏が「現代ビジネス」に寄稿の『強気のようで防戦一方!小沢一郎「政倫審出欠」発言のぶれ 執行部の読みは「離党者は衆院最大50人」』で、小沢一郎氏は「政倫審出欠」発言のブレており、防戦一方という論調ですが、本日の2者会談の物別れ後の役員会の結論がでないことを鑑み、防戦一方の論調には違和感を感じますね。

当方は、小沢一郎氏を人間像を知るには、本ブログ「小沢一郎氏の行動予想は、平野貞夫氏と渡辺乾介氏以外は、時間の浪費」で、小沢一郎氏の政治行動は、平野貞夫氏と渡辺乾介氏以外の憶測記事を読むのは時間の浪費と書き、今日発売の「週刊ポスト」に、渡辺乾介氏のインタビュー記事を一読しましたが、小沢一郎氏は、やはり、一徹な理念の不器用な人間と思いましたね。

まずは、本日の会談で、菅首相側と小沢一郎氏の攻防戦の火蓋が切られたのです。



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