この前、囲炉裏の自在鉤の横木の彫刻をしたので、今度は釜神様の彫刻に挑戦してみました。
釜神(かまどがみ)は竈・囲炉裏・台所などの火を使う場所に祀られる神で一般にはかまどや炉のそばの神棚に幣束や神札を祀るそうですが東北地方の宮城県北部から岩手県南部では、竈近くの柱にカマ神やカマ男と呼ばれる粘土または木製の面を出入口や屋外に向けて祀るそうです。面は憤怒の形相をしています。
これは、宮城県北部にある道の駅に立ち寄った時に販売されていたものです。
ネットで色々調べたら完成品の画像はありますが作り方となるとほとんどありませんでしたが、まあ、なんとかなるだろうと、とりあえず今回は彫刻刀の丸刃と平刃をホームセンターで購入しました。
材料は薪用に山桜の玉切りしたものがあったのでチェーンソーで縦割りにしたものを使いました。
画像を参考にマジックで下絵を書きましたが、どこから彫って良いものかもわからないので、とりあえず面の高いところ、つまり鼻から彫ることにしました。
参考画像とはほど遠い顔になってしまいましたが、荒削りの状態です。
サンドペーパーで仕上げ、黒っぽい塗料を塗ってようやく完成しました。
初めての挑戦で満足のいくものでありませんでした。自己採点で35点ぐらいです。
今後も屋外作業ができないときにでも再挑戦してもっと腕を磨かなければと思っています。