今日は予報ではそれなりの
が降るとのことでしたが、
一時弱い
が降っただけでした。
孟宗竹を移植してからもうすぐ丸3年になります。
令和3年に孟宗竹を移植してから3年後に筍が出て成竹になるまでの経緯をまとめてみました。
移植するにあたりネットで孟宗竹について色々調べました。
Wikipediaによると孟宗竹の日本への移入時期は801年(延暦20年)、京都府長岡京市の海印寺、寂照院の開山・道雄上人が唐から持ち帰った、また1228年(安貞2年)に曹洞宗の開祖・道元禅師が宋から持ち帰った、など諸説あるが全国へ広まったのは薩摩藩が琉球を通じ清より輸入し、元文3年に持ち帰ってからだとも言われています。。
今では日本全国何処にでも孟宗竹の竹林を見かけますが、最近は管理が行き届かず地下茎が伸びまくり厄介者になっているようです。
そんな状況で今更、竹の移植をするなんてと思われるかも知れませんが、地下茎がはみ出さないようにして管理をしっかりすれば良いかと思い実行に移しました。
ネット情報に移植の時期について面白い記事を見つけました。竹酔日と言うものがあり、これは中国の俗説で旧暦の5月13日は竹が酔っ払っていて移植されても分からないので、この日に竹を植えるとよく繁茂するというものです。
3年前のこの日は6月22日にあたるので、どうせならと思い、その日に実行しました。この俗説の真偽はともかく移植の時期は初夏の頃であればいいかと思います。
竹は新竹で同じ根っこから2本出ていたので1本にして移植しましたが2~3年ものの方がいいようです。
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移植後は、一ヶ月ぐらい水遣りをして竹の葉が枯れていないようになってから自然に任せました。
翌年、小さな筍が1本だけ出ました。本当に孟宗竹から出たものかと思うくらい細いものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/03/19ec333c86d252dc3a665b111ed0345c.jpg)
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2年目は何も出てきませんでした。しかし、この年の暮れに原因がわかりませんでしたが移植した竹が突然枯れて倒れてしまいました。
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それでも地下茎が伸びているはずとの期待から3年目を迎えました。
そして、ついに令和6年5月11日に筍の発芽したもの複数本発見しました。
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筍は孟宗竹としては小さいですが10本近くあり接近して生えていたので親竹として4本だけ残すことにして他は間引きました。
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その後、筍は驚くほどの早さで成長し、今日6月18日で発芽から67日目ですが1人前の竹になりました。
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それまでの成長過程は次のようでした。
発芽後14日目 発芽後21日目
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発芽後26日目 発芽後29日目
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5月12日、幼枝が伸び出してきたので、竹を揺すって先穂を落とすウラ止めを実施
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5月18日の様子 幼枝 6月7日の様子
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今回の移植で自分なりにわかったことは、
孟宗竹について色々調べましたが、竹林の管理とか、栽培方法の記事はあるんですが、移植についての記事は殆ど見つかりませんでした。
なので実際に竹林を所有する人に訊いたりしましたが、子供の頃に移植したのを見たのを覚えているとかで、筍が生えるには、雄と雌の竹を植えないと駄目だとかいう話があったんですが、これは全く関係ないことかと思います。
その、竹に雄雌があるのかと言う話ですが、確かに雌雄の見分け方とかネットに載っています。が生物学的根拠はないようです。
それによると竹の一番下から出ている枝が1本のものは雄、2本のものは雌とのことです。なので、下の画像の左側が雄で右側が雌と言うことです。
余談ですが、筍にも雄と雌の違いがあり食感が違うそうです。
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今回の移植では筍が出るのに3年かかりましたが2~3年はかかるんじゃないでしょうか。
竹を移植するのに根っこを移植する方法があるようですが、私は2回トライして失敗しています。植え付ける根っこの長さとか時期が関係しているのではないかと思っています。
これについては、今後、竹が繁茂してから再挑戦しようと考えています。