銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

人生ゲーム

2016年01月31日 | 見かけだおしNのつぶやき

週末は友人宅で遅い新年会。

子どもたちからねだられ、多分、大人と呼ばれるようになってから

はじめての「人生ゲーム(すごろく)」にのぞみました!

ううん、懐かしい。

中央にクルクル回すルーレットがあるやつね。

思い出す部分もありながら、やっぱり今風に内容が変わっているのが面白い。

まさかゴールは、今時に誰も傷つけないように

「みんなで一緒、平等が一番」、、、なんて?

いえいえ、目指すはやっぱり億万長者ってことで、そこは少しホッとしてみたり。

お金持ちになれるならと、俄然やる気モード。

 

給与の高い職業は、スポーツ選手で、

昔からお医者さんは高給なる設定もふんふん。

パティシエなる好カードもあったり、フリーターなるカードも!

 

さて、嬉々とする子ども先導で、私は頑張りましたよ。

正月に家族親せきで何度もやってきたのでしょう。

子どもたちは、テキパキ。

駒が止まるたびに、

はい給与日、はい保険入って、はい出産祝い、家買ってなどなど

お金のやり取りも素早く指示が入ります。

でも、そこは、やっぱり人生を折り返した経験者ですから!?

「えー嫌、保険入らんとくわ」

「結婚、ムリ無理、今はしたくないし」

「あ、私フリーターでいいよ」

「家、買わないよ。彷徨う旅人だから」

「ハルトくん、守りの人生って、どうなんやろね」

そのたび、子どもたちは、

「???」「この人、何言ってんの?」

「あとで後悔するのに~」

小学校2年坊主ハルトくんに言われちゃいました。

 

はい、せっかくだから、ちゃちゃ入れまくりで人生を楽しむ私。

大人げない!?

 

それでも決まりは決まり(ゲーム)と、双子まで産んじゃいました。

そこで駒がさす指示には、出産祝いを皆から2000ドルと。

で、私、

「高齢出産なんだか、もうちょっとお祝いもらってもえんちゃうの」

「これから、お金かかるんだし」

さらに、今からだと、子どもが20歳になる頃、私は、、、

オーマイゴーッッッ

 

子どもたちは、完全スルーで、さっさとゴールイン。

 

はい、くだまきながら結局、ビリでやれやれゴールと思ったら

一コマ手前に止まってしまい、、最後に書かれていたのは、

宇宙飛行に出るため、高額の費用が発生するというもの。

これには、子どもたちもキャッキャと大爆笑。

「ほらー言わんこっちゃない」ってか。

 

ご存知人生ゲームは、ゴール後の持ち金や家、借用書そんなことも評価基準に。

そんなわけで、大借金を抱えての、大負け人生ってことになったのですが、

ここで、友人が、

「フリーターで、お金もないのに、最後は宇宙旅行に行っちゃうんだから

これ、結構な人生やね、ホンマ」

「ホンマ、ホンマ、これはいい人生かもね」とまた別の友人。

「ってことで、私の勝ちってことでいいね」と私。

今度は、大人たちの静かな笑い。

 

不可解な大人たちの会話をよそに、

「次は、これ」

年末にサンタがくれたという、また別のゲームを広げ始めました。

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幸村ブーム、来るか?

2016年01月30日 | Hの生きる喜び、それは

さて、これは何神社でしょうか


鳥居からして賑やかですが、奥の社殿まわりも幟やら旗やら所狭しと・・・
こんなに賑やかな神社を見たのは久しぶりです


大阪市平野区の「志紀長吉神社」
鳥居の看板の下には節分の提灯、その裏には「開運厄除け参り」の赤い幕
その横には、「厄除け大根接待所」の黄色の旗
見えにくいですが、境内の赤い幟は、六文銭のマークが入っています→真田幸村ゆかりの神社
拝殿横には大きな「勝」の絵馬→「勝戎」ということで、何とえべっさんもおられます!

あれやこれやと、まあ忙しい神社です
真田幸村が戦勝祈願のために立ち寄られた際に奉納された六文銭軍旗がこの神社の社宝
月に一度の公開です
今年は幸村大河とあって、このチャンスを逃すまいとする神社の姿勢が、
大根炊きを一生懸命作るおばちゃんたちと重なり
何ともほほえましかったです

真田幸村と言えば、本拠地の信州上田か、真田庵のある和歌山を思い浮かべますが
大阪にもゆかりの地はたくさん残されています
そもそも大河タイトルの「真田丸」というのは、幸村が築いた大阪城の出城の名称です

大阪の地はあまり知られていないのか、
参拝する人も少なく静かなもの
案外、穴場かもしれません

長吉神社からとことこと駅に向かって歩いていくと平野郷に入ってきました
今日一番感動したのは、ここで出会ったお地蔵さんです

今も地域に大切にされている様子が伝わってくる地蔵堂

お賽銭箱の横に、この辺りの人たちが作った案内資料が置いてありました


(手作り資料と絵はがき)


平野郷は、中世、堺とともに自治都市として栄え
戦国時代には、自治と自衛のために
濠と土塁をめぐらせた「環濠集落」を築いていました


濠の入口にはすべてお地蔵さんが見守っています
こんな広い地域を自分たちで治めていたなんて、すごいですね!
しかも今も大切にお地蔵さんがまつられており、
今も住民を見守ってくれているという事実
住民の横のつながりが強いことを感じさせます

その中の「樋ノ尻口地蔵」にはこんな話が伝わっています

真田幸村は、この地蔵堂内に地雷を仕掛け
大阪城へ引き揚げました
幸村の予想通り、家康が来て、ここで休息しましたが、
ちょっと座を外したときに地雷が爆発し、危うく命拾いしたといいます
お地蔵さんのご加護があってのこと
そんなことがあって、今もお地蔵さんがおられるのです

この平野郷は、家康の陣が置かれていたので幸村は敵方です
幸村のこんな捉え方が残っているのも、他と違っておもしろいですね

そのほか、大阪城の南、幸村の作った大阪城への抜け穴が残る三光神社、
幸村の墓が残る心眼寺など、けっこうたくさん残されています

はてさて、幸村ブーム、来るでしょうか?

六文銭軍旗と大阪夏の陣、歴史ウォークはコチラ!


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能勢の菊炭の炭焼き師さん

2016年01月28日 | のほほん同志Aの日常

バス会社さんを訪問したのは、寒い寒い朝でした。

その日はもう一軒、アポがあり、
予定よりちょっと遅れたことを気にしながら、
吐く息を白くして、事務所の引き戸をがらりと開けると――

オレンジ色の灯りと温かさが出迎えてくれました。


切り口が菊のように美しいから、菊炭。

「やぁ、いらっしゃい!」 と、黒い手で名刺を差し出してくれたのは、
炭焼き師の小谷義隆さん。

2月に予定しているツアーの下見で、
大阪と兵庫のちょうど県境に位置する能勢町に、
炭焼きの里を訪ねました。

****** ***** ******

 五百年以上、茶の湯で評価される最高級の炭

 燃えたあとも形が崩れず、真っ白な灰が残るのが特徴

 数百年前と基本は同じ、人が熱さに耐えながら作っていきます 

 
  (小谷さんが運営される能勢さとやま創造館のホームページより)

****** ***** ******

冬は炭焼き師さんにとって、もっとも忙しい季節。

炭を焼いているところを見せてあげましょう、と
窯へと連れていってくださいました。

菊炭の原料となるのは、冬のクヌギ。
寒さのため、あまり水を吸わなくなったころに伐採することで、
炭になったときに美しい菊の文様が生まれるのだそう。


「火をいれたら六日間つきっきり。
 冷ますのに、また六日間。」
 
「で、まだ100度ぐらいの余熱があるうちに、
 窯にもぐりこんで取り出すんです。
 もう、へろへろになりますよ。
 出てきたときには、顔も頭もわからんぐらい真っ黒で」


そうやって丁寧に教えてもらっても、
仕事の流れの全体像ってなかなか見えないものです。
わからなかったことを聞いてみました。

そうやって、できた炭はどこへ?
小谷さんの仕事相手は、だれになるんですか?

「僕の仕事相手は…」

一呼吸おいて、答えられました。

「お茶の先生です」


「あなたの焼いた菊炭がほしい、
 この初釜だけは、ぜったいにお宅の菊炭でないと。

 そう言ってもらえるから、
 こんな真っ黒になりながらでも、やっていけるんやと思います」


その言葉に、あぁやっぱりと、この日2回目に思いました。


だれかの仕事を支えるもの。

それはきっと、別の誰かのまなざしなのです。


◆我が街再発見の旅 能勢の菊炭 はこちら◆

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バス会社訪問

2016年01月26日 | 見かけだおしNのつぶやき

今日、訪ねたバス会社さん。

お話を聞いて、バス業界を取り巻く現実を知りました。

忌憚のないお話しの中で、

本当に真摯に安全管理に努められていることを感じました。

それは、、、

実は、いろいろと聞こえの良い資格、ありえる所属協会加盟、

まあ、そんなことではなくて

担当の方が、最後に言い切った言葉。

「でも、はっきり言って、免許持ってたら大丈夫?ではないですよね」

これって、根本だと思います。

だからこそ、信頼を得るための信頼。

安全は資格では買えない。

運輸局の厳しい審査で安全検定を獲得された担当者が、

「そんなの関係ない」、そうおしゃったことに

私すごく共鳴しました。

 

安全には、もちろん検査、準備、その次に、いえそれ以上かも、

人って、相手の顔が見えると、、、違ってくるもの。

この人のため、そんな思いがあれば、自ずと安心に向かうもの。

 

私たちがいま、大切にすべきことは、

顔の見えるお客様のため、

顔の見えるバス会社を手配すること、

すごくシンプルなことのように思います。

 

今回、お世話になっているバス会社さんへ訪問して

私たちも、安全確認を再度学ぶ機会となりました。

 

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ほっ・・・

2016年01月25日 | Hの生きる喜び、それは

最大級の大寒波、西日本大荒れ

週末はそんなニュースばかりでした

今日のツアーの行き先は、岩津ネギの里、朝来(雪国!)
昨年大人気で追加日程も出たほどで、
大好きな岩津ネギをその場でいただけるとあって
自分も楽しみにしていたのですが、それよりも不安がいっぱい

現地は雪に慣れていても、そこに向かう道中が
吹雪いていないか、通行止めになっていないか
道が凍っていないか、などなど、

じっとしていても落ち着かず、

いつもより早くバスの配車地に到着すると、
いつもお世話になっているバスが見えてきました
降りてきたのは、何度もご一緒しているドライバーさん

ほっ・・・ 

急に安心感に包まれました

その時、後ろからぽんぽんと肩をたたいて現れたのは、センパイ

「はい、これ、皆さんの分のひざかけ、バスに置いてくるよ」
「道路、大丈夫? 急ぐ行程じゃないからゆっくり行きや」

ほっ・・・

今日2回目の安心

集合場所のお客様を迎えに行ってバスに戻ってくると、
あら、すでに姿の見えないセンパイ
帰るときはあっという間やねんから・・・

と思って宝塚に向かうと、

先回りして宝塚のお客様を迎えてくれていました

そして、「ひとこと皆さまにご挨拶させて」とマイクを握り、
今一度、銀のステッキとしての

バス旅行の安全・確認・徹底の旨をお伝えしました

お互いをよく知る、仕事のパートナー、そしてお客様と
朝一番に顔をあわせると、こんなにも安心感があるものなんですね

そういえば、今朝の星占いで、私の星座が今日の運勢一位!だったのです
「周囲のいろんな人の助けのおかげで、

何事もうまくいく一日になるでしょう」と

最初に訪ねた、朝来の営農組合の皆さま
私たちのために、村人が集まって、田んぼでビニルハウスをたて、
焼きネギや、天ぷら、けんちん汁などを作って

早くから待っていてくださっていたのですが
朝一番の渋滞で1時間も遅れることに!

それでも、快く「気を付けておいでや」と寒い中首を長くして待っていただき、
私たちが到着するのにあわせて、

出来たての天ぷらや焼きネギを作ってくださいました

午後に訪ねた「杉原紙研究所」においては、
冬の風物詩「川さらし」は一日午前1回、午後1回と時間も決まっているのに、
遅れて到着した私たちにあわせて、
この寒い寒い中、再び雪解け水の川に入って、

特別に川さらしを実演してくださったのです

「よう来て下さったね」と言って

規則や規定も大事ですが、
人と人、心がかよった仕事をするのが、一番安心で心に残ります

ほっ・・・

バスが始発地に戻ってきた時、特大のため息が出ました
何年も添乗をしてきましたが、今日の一日は特別でした

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