銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

昭和33年

2016年05月31日 | Hの生きる喜び、それは

昭和33年に入社、だから「33会」
平均年齢82歳の同期生5名の皆さまと、関西周遊3泊4日の旅行に同行させていただきました

「もう80オーバーやから、しんどい旅行はいりませんわ
みな、金持ちやからな(笑)、お金のこと気にせんと計画してや」

なんて、冗談まじりに仰っていた幹事様
33年に入社、それから50年以上経っています
半世紀以上の付き合い、、、
私の人生をはるか超えていて、想像もつきません

「わたしらの会社はな、道路を作っとったんや
日本初めての高速道路の建設工事、名神高速道路の山科舗装工事、
あれは、わたしらの仕事なんですわ」

昭和33年というと、日本は高度経済成長期真っ直中
高度経済成長とともに、自動車の交通量が急増するに連れ
高速道路をはじめ、日本各地の道路が整備されていきました
その仕事の受注を受けておられたのですから、
寝る間も惜しんでがむしゃらに働いてこられた世代と容易に想像がつきます

ですから、私、思い残すことのないよう、
時間的にも、内容にも、余裕をもたせた充実の内容で組みました

旅行中は、さすが皆さま、「道路」の話で持ちきり
「●●さんがこの道路、担当しとったんか?」
「名神高速山科通りますよ、懐かしいなぁ、皆でやったなぁ」
「万博公園の、この外回りの道は、うちの会社が作ったんやで」

ふだんのツアーでは、およそ聞いたことのない会話!
自分たちの作った道路を走る気持ちは、どんなものなんでしょう

名神高速を手がけたという、日本地図に残る仕事なんて、カッコイイ!

日本の経済成長を支える要となる仕事を担ってこられ、
今こうやって、その時汗を流して働いた仲間と集まり、笑って過ごせる人生

ああ素晴らしき人生です!

幹事様の最初の言葉通り、この時ばかりと、お金に糸目を付けず?
めいっぱい楽しまれました
車で移動中も、食事中も、見学中も、会話と笑いの途切れない皆さま
苦楽を共にしてきた仲間との再会を、心から楽しんでおられました

私、とてもうらやましかったです

「あの時の添乗は大変やったな~ 
毎月のDM作業、無我の境地、懐かしいわ~、あなた早かったもんねぇ」

なーんて、畏れ多くも自分たちに置き換えて、
50年後、今の仲間と笑って言い合えたら、、、
夢物語のようなことを想像している自分に、くすっと笑ってしまいました

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私だけの記憶

2016年05月30日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

何度も訪れている「兵庫県立芸術文化センター」略して、“芸文”。
クラシック音楽をはじめ舞台やオペラ、ミュージカル、伝統芸能のなど数多くの人を魅了する公演が行われています。


本日も、芸文へ「柳家喬太郎の怪談噺」にお客様をご案内して参りました。

皆さまがホールに入られてのを見届け、静かになった会場前のスペース、
木の長いベンチに目が止まりました。
よくこのベンチに座ってらっしゃるお客様がいたなと、記憶がよみがえってきました。

杖をついて、腰を曲げて、白髪で、オシャレな方で、

落語もクラシックもお好きな方、

いつも、会場に入るのは最後でいいのとおっしゃって、
終演後は、ドーッと出てくる人の波には乗らず、
私が、全員見送ったかなと思う頃にゆっくり出てこられる方でした。

お隣に座ってお話をさせていただきながら
人の波が過ぎるのを待っている場所があのベンチでした。


たわいもない会話で、何をお話したのか覚えていませんが、
あのベンチに座ってらしたこと、よく覚えています。

先日、新しいパンフレットの発送に合わせて近日のお誕生日の方に

メッセージカードを書いている時、
あの方のお名前がありました。

亡くなられたと、知りました。


私の中で、あの方=芸文のベンチ。
たぶん、私だけの記憶。

これからも残っていくことでしょう。

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瞑想の時間ですよ~

2016年05月28日 | 見かけだおしNのつぶやき

忙しい一週間でした。

昨日、無事恒例の水無月頼りを発送しました。

 

これにて、やれやれ、少しホッとできます。

気候もよく、観光シーズンとあって、

スタッフも添乗に出払うなか、少数精鋭部隊で⁈

朝から取り組む作業。

電話も鳴らず、来店もなく、

ただ紙の擦れる音だけ、シャッシャッと。

 

お客様には、よく

「添乗もいって、企画もして大変ね、業者に回せばいいのに」と

労って、おっしゃてくださる方がありますが、

いえいえ、実は、結構、忙しい時こそ、この時間は大切で。

予算の都合ではありません、へ?

 

もう頭空っぽで、まさに無心の時。

座禅でも組んでいるに、近いかも。

と、ほかのスタッフも同じことをいっていました。

 

日々、考えることが多く、神経摩擦も多いわけで、、、?

この時ばかりは、真っ白になって、

無我の境地。

 

程よい疲労もあって、熟睡できるのもありがたい。

 

ということで、2ヶ月に一度のDM発送は、

迷走する心?を鎮めてくれる瞑想の時。

リセットタイムです。

この2ヶ月に一度が、これまたちょうどいい頃合いで・・・

 

リフレッシュして、また来週からヨーロッパへ

イッテキマス。

 

月曜日、みなさまからのお電話お待ちしております!

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おもいがけないプレゼント

2016年05月26日 | 見かけだおしNのつぶやき

5月も終盤です。

藤の花の咲き具合に一喜一憂していたのも

遠いお話です。

急に蒸し暑い1日に、びっくりしましたが、もう夏なんですね。

 

さて、事務所で本日はひとりお留守番。

悲しいかな、旅のお問い合わせもほとんどなく、静かな事務所。

とはいえ、こちらは、決算月とあって朝から忙しく、

ひと気のないのが、もってこいとばかりに

帳簿とにらめっこ。

 

そんな昼下がりに鳴るチャイム音。

慌てて、玄関先に出ると、

あら、見知らぬ若者。

満面の笑みで、汗をかきかき、いかにも

「田舎っぺの良さ」PRの風貌。

頑張ってます感の圧が強い。

 

そして、私の顔を見るなり、

どうも、マニュアルめいたセリフを始めました。

「あの~、今日は○○から、新鮮な果物を、、、」

「あ、いいです」

セリフの途中(営業の)でしたが、やんわり?遮り、

おかえりいただきました。

 

ヘエ、飛び込み営業の果物販売です。

 

すぐさま次の部屋(二階)に向かって

猛ダッシュする足音がドア越しに聞こえました。

こたえず、頑張りますね。

それはそれで、ほほえましく。

 

それにしても、ピンポン営業の果物販売?

買う人いるんですね。

 

と、ほぼ入れ替わりにスタッフのひとりが添乗先から戻り、

夕方まで仕事して帰ったのですが、

その帰り際、

何やら手持ちのビニール袋をガサガサ。

「これよかったら、どうぞ」

「○○から来たという珍しい果物みたいです」

みたいです、って?

 

ううん、買う人はやはりいました。

しかも案外近くに。

 

私が、あっけなく断った一個の黄色い果物。

でもちゃんと、今私の手のひらにのっかっています。

あのお兄ちゃんは、結局成功したんでしょう。

この果物を口にして

「美味しい」となれば、もちろんお兄ちゃんの勝利。

 

でも、そうはならないんだな。

 

どうやら、私が断った、ついその玄関先でこの名も知れぬ果物を買ったスタッフ。

が、彼女、数年前にも、○○から来たというリンゴジュースを

ひとしきり購入していました。

確かそれも、似たような、田舎っぺ商戦(と、私は呼んでいる)だったはず。

 

おばあちゃんの手作り、なるネーミングが美味しく聞こえるのと同じこと。

とまあ、うがった考えの私を相手にしなくても、

スタッフのように素直な人間相手にお兄ちゃんはこれからも営業するのでしょう。

 

冷蔵庫に黄色の少しシナッタ果物一つ。

明日の朝、食べてみようと思います。

私も素直になれるのなら。

 

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母の日の紫陽花

2016年05月25日 | のほほん同志Aの日常

ゴールデンウィークが明けてからは、なかなか忙しいここ1~2週間でした。
根なし草も、ちょっととどこおりましたね。
思い出しつつ、書いています。


ゴールデンウィーク明けの仕事始め、
確認事項てんこもりで、慌ただしく朝のミーティングをしている最中に、
メールがチャリーンと鳴りました。

こんな朝いちばんから誰だろう、とあわてて見ると、

「昨日アジサイの花が届かなかったんだけど…」

母でした。

届かなかったんだけど…って、送ってないんだから届くわけありません。

「ちょっと変わったのがいいな」

あちらもそれは心得ているようで、わかりやすくおねだりです。

実はその前日、花屋の前を通りかかり、
「あ、今日、母の日だ」と思いました。

たしか去年は、旅先から紫陽花を送ったのですが、
今年は――急いでいたこともあり、素通りしました。

誕生日は別として、バレンタインやら母の日やらクリスマスやら、
そういう贈りもの商戦に乗るのは、好きではないのです。

そんなもん、贈りたいときに贈ればいいやんか、と。
(まぁ別に、ふだんの日も何もしないわけですが)


でも、催促されたら、しかたありません。
それで喜ぶのならと、2日遅れで送りました。


すぐに、メールがきました。

「鮮やかな色のアジサイが届きました!
 今までにない濃い紫色です。
 挿し木でアジサイを増やしているので、違った色のがほしかったのです。
 ありがとう!」

ふーん、と思いました。

こっちが贈りたいときに贈る、もありですが、
あっちが望んでいるときに、あっちが欲しているものを贈る、はもっとあり、かと。

もし覚えていたら、来年は催促される前に贈ろうと思います。





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