銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

祝!東京都小笠原村

2011年06月29日 | のほほん同志Aの日常

小笠原諸島、世界遺産登録!

そんなニュースが駆け巡った週末、
東京に出かけました。

新宿をぶらぶらしていると
都庁の巨大な建物にかかる横断幕を見かけて
思わずパチリ。

そうそう。
忘れがちですが、
小笠原は東京都なのでした。

念のため…と思ってチェックした「小笠原村観光協会」の住所も

〒100-2101 東京都小笠原村父島字東町(番地なし)

住所には(番地なし)としっかり記載あり。
のんびり島時間が流れる小笠原諸島は
いわゆる「東京的」なものとは対極にあるところかもしれません。

私にとっては、日焼けと船酔いにおののきながら
ある種の覚悟を決めて向かった最果ての島。

でも東京の芝浦港を出発したフェリーに
25時間揺られてたどり着いた父島は、天国でした。

ボートを追いかけて泳ぐイルカやクジラ。
波間にきらめくトビウオ。
夕焼け空を飛ぶ姿に、神々しいものさえ感じたアホウドリ。

○に八。ハンコのように幹に刻印されたマルハチの木々。
明日は島を離れるという夜、島人と輪になった南洋踊り。

風が吹くたびに波打つ大きな麦わら帽。
山頂で、ふたつに切ってかぶりついたパッションフルーツ。

「天国」という言葉が大げさなら、
小学生の夏休みにもどった心地…とでも言えばよいでしょうか。

かけがえのない時間でした。

さて銀のステッキ旅行では
その小笠原13日間の旅を2012年3月に予定しています。

発表するにはまだ早いかしら…と気をもみながら
募集をスタートしたのが2ケ月前。

発表後、すぐにお申しこみも順調に始まったのですが、
ここ数日は「世界遺産登録」を受けて
さらにお問い合わせもいただいております。

時間だけを比較すればヨーロッパ以上に遠い島への道のりに
もう二度と訪れることはできないかも…と
思っていた小笠原が近づいてきました。

あの楽園で10日あまりを過ごせるのなら
日焼けも船酔いも、なんでも来いです。

3月、大海原にザトウクジラが愛の歌を奏でる春。

皆さんも「東京都小笠原村」への旅、
ぜひご一緒にいかがですか?


▼「比良山荘の鮎」ツアー報告はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20110617.html

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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
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スペインへの準備

2011年06月28日 | のほほん同志Aの日常

休日出勤にも楽しみを見出すならば、
好きな音楽を聴きながら
ひとり静かに仕事に没頭できることでしょうか。

だから先週末、事務所につくなり
出動前に買ってきたばかりのCDをかけてみました。

それが週末、うだるような暑さの事務所に
流れていた「クラシック」です。

スペイン・カタルーニャが生んだ20世紀を代表するチェリスト、
パブロ・カザルスが奏でる「鳥の歌」。

1971年、国連本部に招かれた91歳のパブロ・カザルスが、

「私の故郷では、鳥はピースピースと鳴くのです」

と語り、演奏したというカタルーニャ民謡です。

実は来月から、スペイン・カタルーニャの旅へと出発します。
その前に、伝説ですらあるカザルスのチェロの調べを
ぜひ聴きたいと思っていたのでした。

木の温もりを感じさせる音色は
涼やかというよりは、むしろ暖炉の火のようで
西日のあたる事務所の風景をセピア色に染めていきます。

チェロの音色にひとり身をゆだねる午後は
さぞや贅沢な時間かと思いきや…

暑さと湿気と暑さで
いつしかポーッと恍惚なのか発熱なのか分からない状態となり、
しかも他のスタッフもドヤドヤとやってきて
好き勝手なことを言っては帰っていき、
「音楽を聴きながらひとり静かに作業に没頭」という
正しい休日出勤のイメージとは程遠いものでありました。

ま、それはともかく。

さて明日は、そうやって準備にあたった
スペイン・カタルーニャの旅の
出発前説明会があります。

東北物産市の段ボールがだいぶん片付き、
素敵に生まれ変わった空間で行なう予定。

BGMはもちろん…
カザルスが奏でるカタルーニャ民謡
「鳥の歌」で決まりです。



▼「我が街再発見の旅 新コース発表」はコチラ
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夏はクラシックで省エネ!?

2011年06月27日 | 見かけだおしNのつぶやき
週末のお天気にはまいりましたね
じめじめ指数の高水準
照りつける太陽光

目が痛い

あれだけ大好きだった夏がもはや
得体のしれないモンスターに思えます

くらくら

身体を揺らしながら、少し気がかりなことがあって
週末、事務所に立ち寄ってみました

薄暗い社内
その奥から静かに聞こえてきたのは・・・
クラシック音楽です

西日が照りつける部屋
人の気配がしない部屋
でも聞こえるクラシックの静かな調べ

これって、どっかで見た光景
どこだ、どこだ

そうだ尾道を舞台にした、名作「転校生」!

大林宣彦監督が好む、
瀬戸内の日常風景と非日常のコラボ
それにノスタルジーが加わると・・・
もう「転校生」にほかないでしょう、彼の最高傑作は!

とはいえ、実は、初めて劇場で見た
(しかも姫路の駅前みゆき通りってローカルすぎ?!)
記念すべき映画がこれだったんですね

多分その思いれだけの評価でしょう・・・

キラキラ音を立てるまぶしい海辺の太陽
汗臭い学生
坂道
尾道の情緒
ざわざわ、夏の強風に揺れる緑の音
そのバックに流れるクラシック音楽

あ~なんかいい

で、見慣れたドアの隙間からこぼれる夏の陽と
その先にある、心休まる優雅な音のありかを求め
事務所を突き進むと・・・・

むわん、むわん

どうにも湿度の高い部屋に見慣れた二人

パタパタ、パタパタ

団扇を小刻みに振っています

扇風機のガタガタ回る音

あ~絵になるぅ~
ってなりません!

話題の〝省エネで、家を出て、博物館へ”
は分かりますが
何も、事務所に避難しなくても・・・
と、いう以前に今年はまだ一度も
クーラーをつけていない
この過酷なサウナ状態の事務所にです

でも、真夏日に「クラシック音楽」って
意外や省エネに貢献かもしれませんね
音楽の力は偉大です!
と、いいながら心地よい調べの中で
汗だく・茹でタコの二人を見て
こりゃアカン
即行、事務所を後にしました


節電も大事ですが、今年の夏は無理せず
うまく付き合っていくことが大事なんでしょう

わが社も明日からクーラーなる甘美の世界に
足を踏み入れます!
もちろんクラシック音楽とともに

それより、久しぶりに「転校生」のビデオかりてこよっと
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アジサイ讃歌

2011年06月25日 | のほほん同志Aの日常

一番好きな本は?
一番好きな曲は?
一番好きな食べ物は?

昔から、誰にも訊かれていないのに、
よく自分で自分に問いかけては
さていったいどれを選ぼうかとひとり遊んでいました。

一番好きな花は?

そう問いかけたことはなかったのですが
(つまりは花にはあまり興味がないので)
ここ最近、思うようになりました。

…アジサイが一番好きかも。

みずみずしい花びら、
移り気な色あい、
雨にぬれて咲く立ち姿、
すべてに惹かれます。

銀のステッキにあっては稀少な男性のお客様のなかにも、
お一人いらっしゃいました、アジサイが大好きだという方が。

「清楚で、可憐で…まるでワシみたいやろ」

大好きなアジサイに囲まれて、そう笑っておられました。


このところ、旅先で毎日のようにアジサイに出会っています。

週末は奈良・大和郡山のアジサイ寺へ。
今日は比叡山で琵琶湖を背景に咲くアジサイに出会い、
明日は、見事なアジサイの群生で知られる
六甲山の森林植物園へのワンコイン・ウォーク。

先週末に下見した様子では、
明日あたりがちょうど見頃かと。

「清楚で、可憐で…」

私のようとは申しませんが、
色鮮やかなアジサイ達が待つと思えば、
足取りもきっと軽いはず。

ちなみにアジサイ、
私の地元である神戸市の花にもなっていました。
そういえば、いたるところで紫陽花マークを見かけたような。

ん? 

ようやく花への愛情が芽生えたのかと思ったら
これって単なるすりこみかも。


▼ツアー報告 「八ヶ岳倶楽部とリゾナーレの休日」はコチラ
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梅雨の夜の繁昌亭

2011年06月22日 | のほほん同志Aの日常
たとえるならば、疎遠になっていた旧友に久方ぶりに会って
「あぁーやっぱり私、この子のこと好きやなぁ」
という感じ、でしょうか。

昨夜、久しぶりに大阪天満宮にある落語専門の小屋、
「繁昌亭」に行ってきました。

で、冒頭の感想です。
長くご無沙汰してしまっていた分、
帰ってこれて本当に嬉しかった。

しかも当日の演目は「お楽しみ」という落語会が多いなか
昨日はすべての演目が事前に決まっておりました。

「道灌」
「金明竹」
「景清」
「雨乞い源兵衛」

仲入りを挟んで

「雨夜の傘」
「笠碁」

ピンと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そう、6月といえば梅雨まっただ中。

そんな夜に「雨にちなんだ落語を聴く」という
繁昌亭ならではの何とも粋な、
一夜限りの企画だったのです。

添乗員としてですから、一応仕事ではあるのですが、
「添乗冥利につきる」とはまさにこのこと。

繁昌亭、行きたかったんだけど機会がなくて…。

お客様の大半が「繁昌亭は初めて」とお聞きして、大ハッスル。

じゃぁ、いろいろ見逃さないでくださいねと前置きして

「赤い人力車は伝説の初代春團治が愛用したもので…」
「高座の膝隠は亡き五代目文枝さんのです」
「繁昌亭の名前は松鶴さんの発案で…」
「高座の上の『楽』の字は米朝さん直筆ですよ」

「つまりは戦後、上方落語の灯を守りつづけた
 上方四天王ゆかりの品が、随所に残されているんです」

とたった今気付いた発見をベラベラ喋りながら、ふと我に返り
銀のステッキ初参加の方も多いのに、
いかん、ハシャギすぎだと反省。

まぁ、でもそれほど嬉しかったのです。

そして開演。
私も客席の最後列へそっと。

客席で、さらに興奮する出来事がありました。

落語作家の小佐田定雄さんがやはり最後列に、
そっと座っておられたのです。

というのも昨日、中トリでかけられた新作落語「雨乞い源兵衛」は
小佐田さんが亡き桂枝雀さんに書いた作品。
それを枝雀さんのお弟子さんの九雀さんが演じられました。

いや~感激!

そして大トリの笑福亭鶴志さん。
亡き松鶴師匠ゆずりの体からにじみ出る可笑しみが
もう素晴らしくて!

はい、仕事であることを忘れて堪能しました。

唯一の心残りといえば…

梅雨の夜に雨の名作を聴く、というのが昨日の趣旨。

今年の梅雨はことさら長く本格的なのに
なぜか昨日だけは、とっくに梅雨が明けたかのような
夏の夜空が広がっていたことです。


▼ツアー報告「チェコ・プラハ交響詩」はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20110517.html

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