銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ホントモ

2010年04月30日 | のほほん同志Aの日常
昨日はイサムノグチ美術館へのツアー。

初めて銀のステッキ旅行にご参加された
女性のお二人連れがいらっしゃいました。

一見して、息のあったお友達であることが見て取れたので、
こうお伺いしてみました。

「お二人はもう、ずいぶん長いおつきあいなんですか?」

すると、ややもじもじされたあと、こんなお返事。

「私たちね、読書会の仲間なんです」
「もう30年つづいている読書会なの。最近、中だるみだけどね(笑)」

読書会ですか!
(なんとステキな響きなんでしょう)
ということは、お二人はホントモ(本友達)なんですね。
しかも、30年とは…。

大げさでなく、ちょっと感激しました。
そして、根掘り葉掘り、聞いてしまいました。

「毎月1回、メンバーで課題本を決めて
 それを読んで感想を言い合うんだけどね。
 最近、読んだのは『カティンの森』。
 ちょうど本を読んだあとに、
 ポーランド大統領の墜落事故が起きたから…」

それはそれは…

「自分では、まず手にとらない本を読めるのが魅力やね。
 読んだ本の感想をあれこれ自由に言うんだけど、
 読書会の仲間とは価値観が似てるから、
 本以外のおしゃべりも楽しいねぇ」

わかります、わかります。

「でも最近の本屋は魅力なくなってしまって…。
 新刊書店は安直な本ばかりで、欲しい本は見つからないし、
 ベストセラーも正直ぴんとこないし」

同感、同感。

「仲間でね、よく旅に出るの。作家の足跡を訪ねて。
 金子みすゞの仙崎とか、太宰治の斜陽館とか。
 1年かけて松本清張を読んだ年は小倉に行ったね。
 次は、遠藤周作の足跡を訪ねて長崎に行きたいねって」

行きましょう、行きましょう
…いえ、お願いです、ご一緒させて下さい!

今日のツアーにご参加のお二人にもいえることですが、
「ホントモ = タビトモ」

本について語りあえる友との旅なんて、
サイコーに楽しいはずです。

叶うことなら、ぜひ私もその旅にご一緒し、
30年を積み上げた読書会メンバーの
濃密な空気にしばしふれてみたいものです。

来月の課題本は、藤沢周平の処女作だとか。

ホントモ30年の道も1ページから。

私も勝手に外野から参加すべく、
藤沢作品に挑戦したいと思います。


▼「平城遷都1300年祭」ツアー報告はこちら
http://ameblo.jp/arailuka/entry-10521042797.html

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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
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断られても…

2010年04月29日 | Hの生きる喜び、それは
添乗がたてこんでいても、
手配がたまっていても、
原稿に追われていても、

日々の日課として必ずおこなっているのが、
電話による営業活動

正直、今日は忙しくて無理!という時も
ありますが、一度手を抜くと、
それが癖づいてしまうので危険です

最初は、「銀のステッキ? はぁ?」
と言われることがほとんどでしたが、
昨今は、「銀のステッキ… なんか
聞いたことあるなぁ」
と、名前が少しずつ浸透してきたことを
実感しています


先週こんなことがありました

いつも通り電話営業をし
「私、旅行にはほとんど行かないからいいわ」
とあっさり断られた、Aさま

珍しいお名前だったのでよく覚えていました

次の日、添乗に行った際、
お馴染みのお客様から声をかけられました
「私の友達のAさんから連絡あってね、
銀ステさんから突然電話があったらしいの。
私が行っている旅行社じゃない?
って聞かれて、そうそう、よくお世話になってるわよ
って言っておいたわ」

「お客様のお知り合いの方でしたか!」

おそらく、銀のステッキという名前が
珍しく、どこかでチラッと
聞いた記憶があったのでしょう

Aさんとお客様がつながり、
それが、再び銀ステの私に戻ってくるなんて

添乗から帰り、翌日早速Aさんにお電話しました

すると、今度は安心したように
「そうそう!どっかで聞いたことあったような気がしてね
旅行は行けないかもしれないけど、パンフレット
送ってもらえるかしら?」「はい!」

何十件、何百件、とかける電話営業の中の
ほんのお一人様のことですが、
なぜか今回は特に深いつながりを感じました

電話は断られることがほとんどですが、
その方の記憶の片隅にほんの少しでも
逆瀬川… 旅行社
銀の… ステッキ… 杖…
ぐらいの単語が残れば、
いつか、その方との縁が生まれることもあるでしょう

振り返ると、
今ご参加いただいているお客様、
手配の依頼をいただいているお客様の中には
このお電話一本から始まったお付き合いが
たくさんあります

フラれても、あきらめません!
大変なようで、けっこう楽しんで
電話営業をやっています



▼「平城遷都1300年祭」ツアー報告はこちら
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歌劇スターの悲劇

2010年04月28日 | のほほん同志Aの日常
「ラジオ・スターの悲劇」といえば
イギリスのグループ、バグルス往年の大ヒット曲。

では「歌劇スターの悲劇」といえば…


銀のステッキ旅行の職場は宝塚。
なので、宝塚歌劇場の前をよく通ります。

歌劇場の通用口を見はらせる、一段高くなった道路のところ。
どんな時間帯に通っても、

ズラリ…!!

歌劇スターの「出待ち」の方々が、必ず大勢いらっしゃいます。
夜、けっこう遅い時間帯が特に多いようです。

その昔、オリックスの合宿所前で
イチロー・ファンの友人につきあって出待ちをしたっけ。
そんなことを懐かしく思い出しながら
通称“花の道”と呼ばれる歌劇場前を日々、通っておりました。

さて私、お客様から「目印になっていいわ」と言われる長身です。
さらに先日、久しぶりに髪を短く切りました。
すると…

ある日の夜、いつものように歌劇場の前を歩いていました。

「!?!☆!」

出待ちのファンの方の空気が一瞬、殺気立ちました。
なぜかこちらに向けられる熱い視線!

ところが、そのすぐ一瞬あと

「……(なーんだ)」

温度があからさまに急降下しました。

なになに? どういうこと??

どうやら

①ショートカット+②長身 というタカラヅカ定番のスタイルに
③とっぷり暮れた暗い夜道が加わり、
この3点セットが、一瞬の幻想を生み出したようなのです。

それにしても
あの急激な温度の下がり具合…。

フリーズドライもびっくりの急冷凍でした。


▼「長谷川等伯展いってきました」ツアー報告はこちら
http://ameblo.jp/arailuka/theme-10018600189.html

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平城遷都1300年祭、開幕

2010年04月27日 | Hの生きる喜び、それは
4月24日、
平城京に都が遷都されて1300年の年を記念して開催されている
「平城遷都1300年祭」のメイン会場となる「平城宮跡会場」の
オープニングセレモニーが行われました!

初日は予想を上回る34,000人の来場があり、
とても賑わったようです
(予想は控えめの30,000人。かろうじて上回った)

復元大極殿は総事業費180億円!
当時の国際交流の象徴的存在である
遣唐使船は原寸大で復元、展示されています

開催までは、メディアもいまいち盛り上がらず、
銀ステでも騒いでいるのは私だけ・・・

それでも、何とか無事にスタートし、
最初の週末は上々の人出だったようで、
まるで自分のことのように、ほっとひと安心です

明日は、奈良国立博物館「大遣唐使展」ツアーです
日本初出展も含め、国内国宝が42件、重文が87件
計260件が展示される、大規模な展覧会

かなり見応えがありそうです

明日の報告をお楽しみに!



▼「長谷川等伯展いってきました」ツアー報告はこちら
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女ですもの・・・芋編

2010年04月26日 | 見かけだおしNのつぶやき
鳴門金時より
今マイブーム!
それは日本海の砂丘で育てられた
ほくほくのサツマイモ

先週、下見で訪ねたところ
手土産にとお宿の方が
たんとその名物のサツマイモを持たせて下さいました

先週からご来店頂くお客様に
少しずつおすそわけしたところ・・・

「まあ!嬉しい、ありがとう!」
社交辞令とは思えぬ満面の笑み
ごろん、と机に転がる芋ですが・・・

「大好きなの!」
「やっぱり女ですものねぇ・・」

「女ですもの・・・」と、きましたか
ハハ
わかります、
私も大好きです

先ほどまで美術の話や
お茶の世界
少し高尚な話をしていたような・・・

サツマイモ、素敵!

旅先でだけ知るお客様が、すっかり日常の素の顔に――
一瞬のできごとでした(笑)

恐るべしサツマイモパワー

銀ステにお越しの際は、「少し澄まして・・・」
お帰りの際は、「リラックスして・・・」
そんな場所になれば光栄です

そのためにもしばらく
このサツマイモは利用価値大!ですね

芋姉ちゃんこと銀ステ・スタッフが
皆さまのご来店を心よりお待ちしております!

▼「孤高のアーティスト」イサムノグチ ツアー報告はこちら
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