銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

神田やぶそばのことからの、追随

2013年02月25日 | 見かけだおしNのつぶやき
「え?」

どう見ても、今ニュースで流れている
神田のやぶそばって・・・
明日から出るツアーで手配しているお店ですよね!!
OH MY GOD !!

TVに映る、タイムリーな映像は、メラメラ燃える
火事現場

アカン、まさに、あの蕎麦屋です

このお店は何度かツアーで利用しています
とても感じの良いお店で・・・

老舗だからあたり前?? いえいえ
お味ではなく、スタッフの方がとてもいいのです
このお店の特徴ともいえる
妙な?いえ、皆さんで合唱する独特の節回し

『いらっしゃいませ~ぇえ~』
『せいろ一枚いぃ~い』

何でしょう、ちょっと笑ってしまうのですが、
楽しい気分になります

江戸を感じます
(って?違うのでしょうが、何とも関西にはない感じが、よい)

130年の歴史って、継ぎ足しの秘伝の味って、
深いですよね
これからどうなるのでしょう・・・
再建が大変でしょうが、私を始め全国に
ファンの方があると聞きます

復活の日を心から待っています!

さて、話は変わりますが・・・
私、かつて火事現場に居合わせた経験があります
しかも第一発見者!

確か10歳くらいの頃?でした

それは、当時飼っていた犬の
ケタタマシイ鳴き声から始まりました
とても深い漆黒の冬の真夜中でした

うっすら目を覚まし、でもまだ夢心地だったと思います
窓ガラスに、恐ろしいまでに紅く染まる
炎が映ったのです

ガラッ

勢いよく、かなりの勇気を持って
窓ガラスをあけました

そこには・・・
至近距離で燃える、近所の金物屋の工場

もう、それは本当にメラメラと燃え盛っていました
犬の吠声も、かすれながら、でも凶器めいた
悲痛の鳴き声で、振り絞りながら続きます

あの時、私の懸命に叫ぶ「○○!(犬の名)」
あれだけ懐いていた、飼い犬は、本能に目覚めてなのか、
子供(私)の言うことなど聞く耳持たず、

恐ろしいまでに吠え続ける、もはや私の知らない犬と、
目前で音を立て、火の粉を舞いあげる工場

怖い

心から、そう思ったのを、覚えています

そして、今もくっきり思い出すことができます

熱い、確かに火の熱さを顔に感じるのです
でも、見あげる、夜空は、あまりにも美しい澄み切った
満天の星空が降り注いでいたのでした

オリオン座が綺麗

近所の方が、ようやく集まり始め、
冬の寒空に寝巻姿で皆、震えながら、
その炎に食い入るように
ただ、燃える工場に立ちすくみました

いつも優しい、おっちゃんも、おばちゃんも、
皆が一様に炎に赤く染まっていました

犬は、相変わらず叫んでいました

火は、人間が起こした、最初の文明だそうです
何でしょう、元来、人を虜にする魔力があるのでしょうか

大人の達の横顔はいつもと違って見えました

火事と聞くと、思い出します
田舎で起こった、ある冬の夜の出来事のことを・・・

皆さん、今年は火事のニュースが多いように思います
どうぞ、火の元には十分ご注意くださいね

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人として気持ちよく生きるには

2013年02月24日 | のほほん同志Aの日常
まだまだオーストラリア添乗の余韻がつづく今週末。

帰りの飛行機で読んだ本で
とても心に残る文章がありました。

哲学者、西研さんの講義録、『これが哲学!』より。

「小さい子どもはともかく走り回って、疲れたらコテンと寝ます。
 人間も動物も、力を出し惜しみすると
 気持ちよく生きられないように出来ていると思います」 


なるほどなるほど。

その本に影響されたわけではないでしょうが、
今日の我が家は盛りだくさんでした。


(1) 弟は東京マラソンに参加

昨秋、帰省しての神戸マラソン完走に続いてのフルマラソン。
マラソンなんてガラじゃなかったのに、
いつのまにランナーになっていたんだろう…と素直に感心。


(2) 母はトワイライト往復2泊3日の旅へ

某旅行会社のありえないような超特価に惹かれ、
3日前に急きょ申し込んだそうです。

大阪から寝台列車トワイライトで札幌へ(片道23時間!)。
札幌には3時間のみ滞在、折り返しのトワイライトで大阪へとんぼ返り。
…という、楽しいんだか楽しくないんだか、よく分からないツアー。

それでも本人はキャリーバックを手に(いるか?)、
「札幌で寿司たべてくる!」と勇んで出かけていきました。


(3) 私は英語クッキングで「キッシュづくり」に挑戦

ま、これはいつものあれですね。
海外添乗後に必ずやってくる「英語やらねば」モード。

今回は「英語でクッキング」の形でやってきました。
朝から本棚に眠っている英語のレシピ本を引っ張り出し
「キッシュ」なるものを初めて手作り。

知らない英単語はもちろん、
ポンドやオンスや華氏やらの単位にも混乱しながら
辞書と泡だて器を両手に持ちながらのクッキング。

それでも、けっこうきれいに焼きあがって感動もので、
右に回ったり左に回りこんだりしながら
写真を撮ろうとしていたら大阪に到着した母から電話が。

なんと集合場所で知らされたのは、
「大雪のためトワイライトは運休」
ツアーが中止になったとのこと!

なんとまぁ…
ぽっと湧いて出た話は、ぽっと消えるのですね。

ゆうべ、天気予報を見ながら
ちらっとよぎった不安が的中したのです。


「仕方がないから大阪で遊んで帰るわ! どこがオススメ?!」

と鼻息が荒いのですが、
こっちもほかほか焼き立てのキッシュに夢中ですから

「どうせやったら、そのまま東京まで行って
 弟のゴールを見てきたら? 間に合うよ」

と適当な思いつきを言ったところ、

「あんた、薄情ね!!」

と一声、電話は切れました。


三者三様の休日でしたが、
いずれも今日は(も?)、コテンと眠れそうです。



▼国内ツアー報告「東北湯めぐり 酸ヶ湯・蔦・乳頭温泉」はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20110617.html

▼海外ツアー報告「隠れ家オーライリーズと聖地ウルル」はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20110617.html

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冬のウィンザーふたたび

2013年02月22日 | 見かけだおしNのつぶやき
またまた、冬のウィンザ-です
チェックアウトをするお客さま向けに、ハープの演奏が続いています
でも、ごめんなさい

私だけのために・・・・

そうなのです、さすがの北海道でも
ここ最近のニュースでは
過去にない大雪との連日の報道

だからでしょうか、夏の喧騒とはうってかわって
静寂のホテル


まさに大人の贅沢な空間です
ゆるゆる

ですので、誰も居ないフロント

私だけの時間なのです!!
贅沢とはこういうことですね

いけない、いけない
添乗、添乗、と、

雪は確かにすごいのですが、奇跡的に?
ここ洞爺湖界隈は、晴れ間も見え、
大きなガラス窓越に見えるのは
音の消えた世界だけ

今年も、もちろん乗りましたよ
雪上車

青空がまぶしく、白銀を照らし、
眼下に現れた、洞爺湖の絶景

まあ、寒いのですが・・・
それを本当に忘れさせる、美しい湖の景観

完全に、皆さんを童心に帰した瞬間です

日本の雪景色はどこか切なく
牧歌的でしょう

たとえるなら、童謡的、むかし話的、
背景に物語りがあるように思います
でも、ここ北海道は、少し違うのです

圧倒的に、ただ美しい

物語性は、必要なく(?)、ただ、もう事実として
見える世界が美しい

違う世界に居るんだなぁと、勝手に盛り上がって
心地よい熱が上がって、それがさめないうちに
三日ほどで、また日常に戻る、
ここが大事になポイントかもしれません

今回ご参加されたお客様は、昨年もご一緒いただいています

この贅沢を知ると・・・

「何も、寒い時にウィンザーで連泊しなくっても」
「いったい何をして過ごすの?」

その答えは、やはり
口では伝えられないのです

ただ、今年もご一緒した、そのお客様
「でも、この贅沢も三日が限度ね・・・ふふふ」

はい、またいつの日にか、この甘美に酔いたいがために
日常に戻るとしましょうか

そろそろ、お客様も降りて来られました

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時差1時間のマイカントリー

2013年02月20日 | のほほん同志Aの日常
昨夜、オーストラリアから帰国しました。

亜熱帯の森、ラミントン国立公園と、
世界最大級の一枚岩ウルル(エアーズロック)。
その二つの世界遺産を訪ねてきました。

わずか1週間の旅は瞬く間に過ぎ、
帰国した今、あえて誤解を招くことばでいうと
ちっとも外国に行った気がしないのです。

というのも私にとってオーストラリアは
学生時代の1年間を過ごした地。
(*ほかのスタッフも同じ町に短期留学していたとこのたび判明。
 奇遇…というより、たぶん学費が安いのです)


肌に馴染んだ土地ということでしょうか、
時差もほとんどありませんし。

う~ん、いや、そうはいっても
南半球で季節は真逆です。
なのに、なんでこんなに外国に行った気がしないのか。

帰りの飛行機の中で、ふと浮かんだそのギモンは
一夜あけた今朝、事務所へと向かう電車のなかで解けました。

何かイベントでもあったのでしょうか、
ある駅で、どやどやと留学生たちが乗り込んできました。

どこの国からでしょう、欧米系の英語ネイティブの学生、
アジア系の学生、そして日本の学生たち。

それぞれがそれぞれの英語で喋りあう光景に、
むしょうにオーストラリアを思いました。

いろんな肌の色、いろんな髪の色の人が
ふつうに街を歩き、言葉を交わしている国。
耳をすませば英語だけではなく、
いろんな国の言葉が聞こえてくる国。

そうでした、私、留学を終えて帰国したとき、
ほとんどの人が同じ肌の色で、同じ髪の色で、
そして日本語しか聞こえてこないことに
いいようのない「違和感」を感じたのでした。

なんだか息つまりそう…
自分もそのひとりなのに、居心地の悪さまで。

ひるがえって移民大国オーストラリア。
にわか英語の留学生も、わずか1週間の旅人も、
ドーンと受け入れてしまう懐の深さが
あの国にはあるのかもしれません。

まるで外国にいる気がしない、
それほどリラックスしていたということなのでしょう。


ウルルはたしかに巨大でした。
でも、もっと大きなものに包まれていたんだなぁと
赤い大地の国を思い出しています。


▼海外ツアー報告「ドイツとオーストリアのXmas」はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20110617.html

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私は超ラッキーガール!

2013年02月18日 | 見かけだおしNのつぶやき
誰もいない、事務所
トイレで用を足し、ドアを開けると・・・
怖っ!

暗い事務所に、大家さんが佇んでいました
バックミュージックはトイレの水流音
っていややなぁ

暗いのは・・・
銀ステの事務所は、本当に暗いのです

3・11より、何の足しにもならないなりに
お客様の来店がない限り、電気はつけていません
サービス業ではないですね、これって、確かに

で、そのお世話になっている大家さん
「お金持ってきたで~遅くなってゴメンな」
はいはい、今月の家賃ね、遅かったですね、
いやいや違う違う

大家さんのご紹介で、お客様をご紹介いただき、
そのツアー代金まで、代理でご持参下さったのです

誠に誠に、ありがとうございます!

私は、この大家さんを見る度に
『私って強運の持ち主!』って素直に思ってしまうのです

会社をするにあたって、諸々決めることがありましたが、
その最たるに、事務所をどうするか?
がありました

人通りの多い、いわゆる路面店は家賃が高い
しかも会員制の旅行業をすると決めていたので、
冷やかしでどんどん来店も、実は困る

不動産屋にお願いしたら、したで
旅行会社(サービス業)が裏通りなんて、ありえません!
絶対、大通りの路面です!
裏通りで経営なんて、しんどいですよ、挙句は・・・ね、、、
と脅され?
それでも、予算もポリシーもあるしなぁ・・・と
昼夜、車で、拠点とする逆瀬川駅周辺をまわっていました

で、出会ったのです、何にって
ラフな看板にです!

「空家あります、連絡先:090-」
チョットと駅から奥まっているけど、徒歩5分圏内だし、
銀ステは店舗営業の会社じゃないし、
とにかく電話してみるか

初めてお声を聞いた大家さん
「まぁ、ええやない、一度来てみたら」

こちらの息せき切る、勇気凛々の口調に反して
とてものんびりした口調だったことを覚えています

こういうのって
ホントどきどきでしょう、不動産なんて、
かなり大きな買い物
ましてや商売するには、その場所は
今後の命運にも関わる大事なこと

でも、私、その大家さんを見た途端
「もう、ええわ」
書類にスグ捺印していたのです


寒い冬は、焼き芋をふかして届けて下さいます
暑い夏は、スイカを丸ごと届けて下さいます

食べれないよ~というほど、
これって田舎のおっちゃんやん!

いつも、事務所の中には入られず、玄関先で、
「まあ、ええから、美味しいコーヒーだけ出してや」
と仰います

ゴメンナサイ
開けてはいけない穴を壁にいくつもあけています
ゴメンナサイ
今月の家賃忘れていました(あっ・・・これは一度だけですよ)

でも、いつものんびり
「ええよ、ええよ」

こういう人に私、大層弱いのです

なんてエエ人に私、私たち会っちゃったのでしょうか!
ラッキー!!

商売って運というか、人とのご縁
巡り合わせって、すごく大きいではないですか

なので、大家さんとのご縁もしかり
私、ついているな!、と確信するのです

だって、まぁ、あの看板ですよ!
ペンキが禿げかけた、弱々しい文句
「空家あり」
普通は電話かけないよなぁ、と

運の良さをちょっと自慢したい気分です

運の良さが何って・・・
芋が貰えること
を、いっているわけではもちろん、ありません

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