銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

寒さを忘れ,伸びる背筋

2016年01月24日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

今回で6年目のご案内となる鶴瓶さんの落語会。

昨年に引き続き、私が行ってきました。

懐かしい~と思いながら、添乗の日を迎えました。

と言っても鶴瓶さんの落語ではなく(鶴瓶さんすみません)、

お食事の味ではなく(お世話になったお店の方すみません)、

懐かしかったのは、添乗の合間に先輩と買い物をしたこと。

人生初の大人買い…

ピシッとしたジャケットは今も私の一張羅。

本日、その一張羅を横目で見ながら

新たに購入したジャケットに袖を通して添乗してきました。

ニュースで大寒波の文字を見て、肌に刺さる寒さを感じながらも私の背筋は、ジャケットのおかげでピシッと伸びる思いでした。

お客様も落語会で笑って寒さを忘れる時間となったはずです。

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ハチドリのひとしずく

2016年01月24日 | 見かけだおしNのつぶやき

私たちのすることは、微力です。

でも無力ではないはず。

 

今日は、京都佛立ミュージアムへ。

どうしても会期中に見たかった展覧会「トランクの中の日本」。

 

でも、次回の展覧会の案内チラシに目が止まりました。

 タイトルに気がいってしまったというか。

「ハチドリのひとしずく」?

ああ、そうだよね。

もういいか、と世の中の人みんなが、もしそう思ったら一体?

 

今年も東北義援金バザーを開催します!

ぜひ、ご協力をお願いします。

開催日時は、追ってホームぺージでお知らせします。 

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禅問答 「どうやって猫を助けるのか」 その2

2016年01月22日 | のほほん同志Aの日常

先日たずねた南禅寺、禅問答の障壁画、
「南泉斬猫」(なんぜんざんみょう)。

くわしくはこちら

 

あのときは確かに、あ~、そういうことかぁ!!と
この禅問答の謎が、きれいに解けたのに。
世界の果てまで見晴らせた気がしたのに。

一昼夜たってみると、 もう、頭のなかはいつものぐずぐずになっていました。

かろうじて思い出せたことを、留めておきます。 

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弟子たちを前に、この猫を生かすのか殺すのか、と迫る禅師、南泉。

生かすのか、殺すのか
生か死か

愛か憎か
苦か楽か

是か非か
善か悪か


私たちは、ものごとを二元対立でとらえがちです。

きっぱりNoと言える人を讃えたり、
歯切れのよい口調でものごとを断定する人に、
その内容の如何も問わず、拍手を送ったりしがちです。

でも、この二元対立のとらえ方こそが、
本来あるべき、ものごとを自在にみる「観自在」の視点を固定化し、
ひいては、あらゆる苦悩の元凶となっている――

禅師は、その理解を弟子たちに問うたのかもしれません。

それに対し、高弟の趙州は、草履のひとつを頭に乗せます。

草履はふたつそろって意味をなします。
片方だけでは役に立たない草履を、足に履くのですらなく、頭に乗せる。
これほど無意味なことはない。

この猫を生かすのか殺すのか。
生か、それとも死か。

二元対立がそもそも偏った捉え方である以上、
二者択一で選びとられた片方も、また無意味でしかありえない。

趙州は、草履を頭に乗せることで、そう答えた、のかも。

以上、まる。

********* ********* ***********

そういえば、こないだ新聞で、こんな記事を読みました。
ある人のインタビュー記事。

「自分の得意な相手や相性のいい人をつくると、その逆の苦手な人も出来てしまう。
 そういう感情を持たないことで、苦手な人もなくせると考えたんです。」

まったくファンではないのだけれど、これいいなぁ…とちょっと興味がわいた
 SMAP 中居正広さんのことばでした。


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永遠の存在

2016年01月21日 | Hの生きる喜び、それは

天照大神を祀る伊勢神宮は、言わずと知れた日本最高格の神社

実は、私は神宮参拝は「ほぼ」初めて・・・
「ほぼ」というのは、小さい頃一度だけ行ったきりで、何も覚えていないから


今日のツアーに参加の皆さまは、というと
「小学校の修学旅行はお伊勢さんよ~」「私も私も!やっぱりそうよねー」と
いきなりお話しが盛り上がっていました

私は「ほぼ」初めてでしたので、行くと何もかもが新鮮
俗世と神域を隔てる宇治橋を渡って、境内に足を踏み入れると
流れている“気”が変わり、空気が張りつめ、背筋が伸びる

巨木がのびのびと枝をのばし、
参道には塵ひとつ落ちておらず、広々して気持ちいい
神様がのびやかにお過ごしになられ、神聖な呼吸をしておられるよう

でも、もっと私が感じたのは、伊勢神宮がもつ普遍性です

はるか昔から今まで、一切の環境、行事が変わっていないのです

たとえば、天照大神をはじめとする神様へのお食事(神饌)
ご飯、魚、昆布などの海草、季節の生野菜、清酒、塩、水

1年365日、一日2回、昔から一度も絶やすことなく続けられているのです

メニューも昔のまま
日をおこすのは、もちろんガスやチャッカマンではなく、
木と木を擦り合わせて発火させる方法

お食事を献上する神職の人は
前日の晩から参籠し、断食し、身を清めて、神の御前へ向かう

これも昔のまま

神へ備える食事は、100%神宮の自給自足
神宮神田(米)があり、神宮御園(野菜)があり、御塩田(塩)まですべてです

伊勢神宮の境内では、余計な看板や案内表示が一切ありません

個人個人が各自の願いことをする場ではないのです

手をあわせてお参りすするとすれば、感謝の気持を伝えることだけ
ですから、神宮にはお賽銭箱もありません

昔は、天皇の神宮を、一般人がお参りするのは畏れ多い
無礼である、ということから、手をあわすことしかできなかった、
願いごこやお賽銭などもってのほか、
という考えが今も残っているようです

古くさい、といえばそれまでですが、
めまぐるしく変化する世の中において
変わらないことが許される唯一の場所だと思います

20年に一度、式年遷宮(神様のお引っ越し)がありますが、
これは建物だけではなく、橋も、御装束も、1000点以上もある神宝類も
すべて作りかえられる一大行事です
(数百億かかっているそうです・・・!)

それも、普遍性とは逆行するようですが、
今あるものを永遠に残していこうとする古代の人の考えが
今も変わらず続いていると思えば、これもつまりは普遍性

究極の祈りと神への感謝の気持ちです

世界も経済も環境も、何もかもが未曾有の変化に見舞われている今日、
こうして永続性を感じられること自体が貴重で
日本人であることを誇りに思うのでした

急に愛国心?!

(伊勢の方は注連縄を一年中飾るそうです)

 

ちなみにwikipediaで「日本」と調べてみてください

伊勢神宮 内宮 宇治橋からの日の出の写真です
これが日本をあらわす一枚、となっているようです
富士山じゃないんですね!

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禅問答 「どうやって猫を助けるか」 その1

2016年01月20日 | のほほん同志Aの日常

いよいよ冷え込んだ今日のツアーは、
京都の老舗で冬ならではの「ぼたん鍋」。

大阪では青空だったのに、京都に入ったとたん、このぼたん雪。


真っ白になった南禅寺。
37年ぶりに特別公開された天授庵で
長谷川等伯の障壁画を拝見してきました。(ただし複製です)

「南泉斬猫」(なんぜんざんみょう)。

一匹の猫をどう助けるか?という、有名な禅問答の様子を描いたものです。



障壁画の前に記された説明書きを要約すると、こんな感じです。

**** **** ****
絵のなかで猫の首根っこをつかんでいるのは、禅師、南泉。

弟子たちに問うて曰く、

「禅のひとことを言い得るならばこの猫を助けよう。
 言えないならば、この猫を切り捨てる」 

誰ひとり答えることができず、南泉は猫を斬り捨ててしまいます。
 
夕方、出先から帰ってきた高弟の趙州にその話をすると、
彼は草履をぬいで、その片方を自分の頭の上に載せると、また出ていきました。

それを見た南泉が言うのです。

「もしおまえがあの場にいたなら、猫を救えたのに」

以上、まる。

**** **** ****

え?
これでおわり?
なんのこっちゃ?

…と、ぼたん鍋をいただいている間も、?ばかりが点滅していたのでした。

がしかし、いただいたシシ肉が良かったのか、雪景色が良かったのか、(というか、ネットって便利だなぁ)
夜になって、このもやもやも解消。

この禅問答の真理に到達いたしました。

つづきは、また後日。

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