秋の親睦旅行、先陣切って出発

逆瀬川のある自治体の秋の親睦旅行
奈良の日帰り旅行へが無事終わりました

お電話をいただいたのは7月末
電話営業で案内をお送りさせていただいた方でした

「逆瀬川でがんばっているのを知って、
どうせなら地元の旅行社にお願いしようと思って」
「こういう団体は大切よ！頑張ってね」

と、毎年恒例の秋の親睦旅行の依頼をくださったのです

高齢者の方でも安心して楽しめるよう旅行にしたいんです
―申し込みは高齢の方優先でしましょう
―バスの座席も同じく、ですね
―お寺の法話、全員椅子席用意ですね

ゆったり、のんびり、時間に追われるのだけは避けたいんです
―今回は欲張らずに、各地でゆっくり時間をとりましょう
―午前１ヶ所、午後１ヶ所ですから、余裕のある行程ですよ

暑さ寒さは…　高齢の方は特に大丈夫かしら
―冷えピタシート、持って行きましょうか
―バスに全員分の冷たい飲み物、温かい飲み物等も積んでおきましょう

会場が広いから迷子にならないかしら。何か目印を…
―号車ごとに、目立つバッチがあればいいわね
―そうですね、そうしましょう

最後に皆さんに「あ～楽しかった！」って感じていただきたい
最後に全員で合唱しようと思っているんです
何か秋の歌を。一体感が生まれるでしょう

などなど、、、
幹事さんは一生懸命
当日、何とか成功させて皆さんに喜んでいただきたい
その強い思いがひしひしと伝わってきました

私と幹事さんだけでも何度も打ち合わせ

その幹事さんと各地区のお世話役の方との話し合いは
それ以上にわたるでしょう

「この旅行を成功させたい」

その幹事さんの心意気にお応えしたい、
私の中でもその思いがどんどん強くなっていき―


迎えたツアー当日
爽やかな秋晴れに恵まれ、絶好の行楽日和
ご参加は100名様超！

皆さま、思い思いに
大和の都を満喫され、遠く古に思いを馳せておられたようです

幹事さんも、最後は全てから解放され
安堵の笑みを浮かべられました

「あの一本の電話からこんな縁につながるなんて・・・
　よくやってくれたよ、本当にありがとう」


～～参考～～
行程：逆瀬川出発・解散
①奈良・平城遷都1300年祭会場
　（開催は2010年11月7日までです。３時間滞在）
②昼食・奈良市内ホテル（宴会場あります）
③西の京・薬師寺
　（2010年は特別公開が目白押し。２．５時間滞在）

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TEL　0797-91-2260（平日8:30～17:00）
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初飛行・初海外

2週間に及んだ添乗ロードが
ひとまず終わりました。

最後を締めくくったのは台湾。
一昨日、大雨の関空に帰国しました。

台湾旅行のご参加者のなかに
海外旅行は初めて、
いえ、そもそも飛行機に乗るのが初めて
というお客様がありました。

お年は、私の父よりもう一世代上。
今回の台湾旅行のために、
パスポートを作っていただきました。

搭乗を待つゲートでひとり、
緊張しておられる様子でした。

ほかのお客様がそろわれるまで、まだ時間があります。

隣の席にお邪魔すると、
何やら鞄から取り出して見せて下さいました。

「これな、毎朝、書いてるんや」

見事な達筆で書かれた般若心経でした。

その般若心経に、何かが大切そうに包まれていました。
開いてみると、１枚のモノクロ写真と、
もう１枚のカラー写真。

ご両親の写真でした。

「もう、とうの昔に亡くなったんやけどな。
　親父もお袋も、日本を出たことがなかったから
　一緒に台湾に連れていってやろうと思ってな」

ふだん、寡黙に見られることの多いお客様です。
台湾でも静かに、そして
少し緊張気味に過ごしておられました。

でもきっと、心の中では
ご両親とたくさん、たくさん、
お話しをしておられたのでしょう。


初めて降り立たれた海外、
台湾での３日間はあっという間に過ぎ、
人生２度目のフライトは台北→関空。

２時間半の飛行は順調そのもので、
定刻前に関空に到着。

お客様、飛行機を降りて開口一番、

「よう揺れたなぁ！
　汗びっしょりや」

言葉とは裏腹に、満面の笑みを浮かべ、
雨のなかを足取り軽く、帰っていかれました。



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韓国・仮面の宴

ポワ～ン

久々に、添乗から帰って来て気が抜けました
韓国がこんなに愛おしく感じるなんて、
それもこれも、あの滑稽な仮面のせい？

行ってきました！

～韓国ローカル紀行～安東国際仮面劇祭り
河回村（田舎の村）の民泊体験☆

でも本当は、行く前から、気持ちはドヨーン…
好きなはずなのに、なかなか好きになれない国
手が届きそうで、どうしても届かない国
それが韓国でした

ところが、今回訪ねた河回村、
ほのぼのした優しい風景に
田舎に帰ってきたような愛しさを感じました

安東国際仮面劇祭りにおいては
言葉は全く分からないのに、
ギャハハハハ…！　大笑い

貴族や僧侶に対する痛烈な風刺と揶揄で民衆世界を表現した
民衆の力による見事な仮面劇です

日本では見られない独特な世界観で、あっぱれ！

今も、その余韻から抜けきれず、
パンフレットを眺めてはため息

また帰りたい…あの地に

まるで、本当に、ふるさとのような地でした

今回韓国を案内してくださった現地のガイドさん
とても親切で誠意あふれる方でした

最後に、私たち参加者全員に
韓国の曲が入ったＣＤを自宅で編集し、
プレゼントして下さしました
（１４曲も入っていました！）

今、その曲を聴きながらセンチメンタルな気分になったり
仮面を見てクスッ…と笑ったり
河回村の写真を眺めてボーっとしたり、

明日、私、仕事できそうにありません

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ナツメとデザイナーズレストラン

秋の親睦旅行でご高齢の方ばかり（平均年齢84歳）の
貸切バス旅行が１1月に控えています

紆余曲折あったものの
バリアフリーで、景観もよく、お食事も期待できる、
何より高齢者にやさしい空間
そんな会場を見つけました

今日、そこのマネージャーさんと担当の方が
わざわざ、ご挨拶に来られました

今、流行りの・・・
歴史ある建物をリニューアルして
雰囲気のあるたたずまいで頂く洋食レストラン
最近はレストランウェディングとして
ＰＲされるところも多いですよね

こういう箱ものは流行りで
正直、最近はどこにでもあります

でも、でも
今回お世話になるところは
少し勝手が違いました

まず、電話に出られるスタッフの方全てが感じよいのです
もう、完璧です

仕事柄、沢山のサービス業の方と触れ合います
本当のところ、
箱が良いところ＝話題の、外観がおしゃれなところ
は、ソフトが・・・
残念ながら現場の方まで行き届いていないことが
多いのです

箱に頼りすぎて
スタッフはどうも、天狗・・・
横柄な態度
いえ、本当に多いですよ

こちらは、あくまでも裏方仕事ですから
「ムカっ！」としながらも
低姿勢で手配することもままです

今回も、そんな今どきの流行りレストランのひとつと
思っていたところ

はるばる、この事務所（マンションの一室）にお二人で
たずねて来られ
しかも
今後の前向きな契約の締結も果たしました

珍しいな

こんな小さな取引先にも顔出され、
しっかり自社の売り込みをされて
今後の展開を話され・・・

マザーズに上場されています

でも、創業時からの会社のポリシーを
感じました

足を運んでいただいたスタッフの方も、
何やら熱い、そして勢いを感じました

「ＪＴＢさんと初めて契約しまして
旅行会社さんでは御社が二社目でして」

そう仰った時に
この会社の精神を理解しました

そうなると、私
もう、「絶対お返しますよモード」全開です

――うちなんかに、おおきに――
（京都の会社さんだけに）

根底にいつもそういう気持ちがあります
その気持ちの少しでも、今日のお土産にと・・・

昨日、三田のツアーに出ていました
初秋の山里にある道の駅で購入した自然のナツメ

「戦時中はおやつ代わりに川から流れてくるの
取って食べたわ」
というお客様の言葉に誘われ購入
甘酸っぱい、でも自然のえぐみが残る山里の味

ポールスミスばりのスーツに
先のとがったこれまた今風の靴
太い黒縁めがね

商談後、私
「これ、なんだと思います」
ポールスミス
「どんぐりですか」
私
「ぶー―」
「なつめです、どうぞ帰りながら口にふくんでみて下さい」　

全身おしゃれモードのお二人は
ひとつずつ律儀に
不ぞろいのナツメを手に取られ
「ありがとうございます」
そうして
ぴかぴかの靴を履き
帰られました

箱、外観じゃないんですよね
何事も
でも今度のお相手は
外見も内面が表れる
う～
会社の行き届いたソフトを感じ
ただただ、学ぶのでした

帰路
パリリと仕立てのいい服を着こなした
いい男さんが
ナツメを口に・・・
「オェッ」

ちょっと笑えませんか

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落語落第

わからん！
本当に落語はわかりません

家族は落語ファン
夜のお共は上方落語のカセットテープ
寝る前に聞いています、いえ、いました

私は夜は静かに眠りにつきたいもので
寝床に落語、それは封印してもらいました
強制的に！
が、長期の添乗から帰ってくると
夜な夜な、落語に興じていたことがわかる形跡が・・・
散乱するカセットテープ
落語好きは寝床にまで連れていくのですね
噺家さんを

さっぱり、わからん

そんな、落語の奥深さが皆目見当つかない私が・・・
今日、「東西落語名人戦」なるツアーの添乗に出ました

これは本当につらかった

とはいえコースはいたってシンプル
開演時間にさえお連れすれば万事ＯＫ
添乗業務としては簡単なツアーですが・・・

落語好きの皆さんを前に
何ら興奮してお話できない悲しさよ

こういう公演ものは
ご一緒する方も
「一緒に喜びを分かち合いましょう！」という
心構えが大切です
そういう気持ちがお客様にも通じて
よかったねぇと共鳴できるわけです

それなのに

共鳴できない私
うすっぺライ案内しかできず
たんたんと無味乾燥な添乗業務をこなすだけ・・・（ってそれ以上何をする気か！？）
一番駄目なパターンとしています、銀ステでは


ところで
にわかに読んだ虎の巻にこうありました

―――落語はお客さまを笑わすものじゃあない
落語はお客さまが思わず知らずに笑ってしまう、そういうもの―――

さらに
―――笑わそうとネタをくって笑いを取りにいくのでは駄目
客が自然と話に吸い込まれ、おかしさがこみ上げてくる、それが落語の真髄―――

ここで合点いきました

私、ひとを笑わすのが好きです
ネタもしっかり準備
そして直球勝負です
ガハハと馬鹿笑いしてほしい


～知らずに話に誘いこまれ、くすくす・・・
じんわり、笑いがこみあげてくる～

そんな辛気臭い！


というわけで
やはり「落語」の真髄は私には遥か雲の上
奥が深いのですね

明日も粛々と、いえ、開き直って
「桂文珍独演会」の添乗に行ってきま～す！
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