銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

胡散臭いものには・・・

2014年10月29日 | 見かけだおしNのつぶやき
朝、玄関先で
「あんた、ホレ忘れ物」と家の者が、追いかけてきました

はぁ?

「はい、これ」

見ると、石のブレスレット

あ~そうか・・・

手渡され、まぁ私のブームはもう終わったけれど・・・
(と思いつつも)
ここ数日の慣習にならい速効、身につけました

先日の台湾旅行で買い求めた「北投石」です

なんでも色々と効果があるという、神秘の石
帰国後、ずっとつけています

が、そろそろ、
「まあ、やっぱりね」の心境になっていますが(笑)

そもそも、神秘ってとこが、すでにアウトでしょう

でも、買ってしまったのですよね、私

だいたい胡散臭いものは、もちろん却下
実在にのみ、真実を見る人間
(面白くないですね)

そんな私が、なんだかむやみに欲しい!手にしたい!
そんな衝動にかられてしまったのです、
正直言います、
ワラオもつかむ気持ちだった、が心境

店員さんと、
やいやい交渉している姿が目立ったようで
ご一緒したお客さまから

「あら、買ったの」と

これは一番見られたくない恥部?です
いいわけでもしようとした、その私の言葉に重ねて

「あなたが使って、もしもよかったら教えて欲しい」と

お聞きすると
「息子が○○を患っていて、買ってやろうかと」

また別の方は
「実は・・昔から、ひどい神経痛に悩んで、以前には、
ウン十万もする細○数○の数珠を買ったことがあるの」

お二人とも、真剣でした

だからこそ、
「え~こんなの絶対利きませんよ、
とりあえず私が試してみますから、良ければその時に・・・」と
添乗員的には上手く回答しながら、

北投石の存在価値を、すでにその時点で、
理解していたように思います

―信ずるものは救われる――

帰路の空港で、
熱心にその神秘の石を説明していたガイドさんに

「あら、長年の肩こりが嘘のように利いてきたわ」という私に
ぎょぎょっと振り向いて、
「え、まさか!」とガイドさん

・・・・

「ですって」とお客様に目配せるすると
「やっぱりね」と目で笑っておられました 


人は何かを無性に信じたい時があるのですね
その価値は・・・信ずる人が決めること
そこに救いがあれば、もしや安いものかもしれません

自分が、初めて経験したこの感覚・行動
はい、『胡散臭いものに蓋をするな!』

「実は私も」と、賛同するお客様がいらしたことに、
驚きつつ・・・

なるほど、これも生きていく知恵、なのかも

すでにつけたり、つけなかったりの
北投石は、間もなくマイブームの終焉の日が
近づいています

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「モッテコーイ!」の効力

2014年10月29日 | のほほん同志Aの日常
またまた遅ればせながらのご報告。

台風一過で秋晴れの10月7日、
「長崎くんち」に行ってまいりました。

長崎くんちとは、諏訪神社の秋季大祭。
長崎奉行の援助もあって、異国情緒も取り入れた豪華絢爛な祭礼として
江戸時代より評判だったそうです。

初日の朝、諏訪神社の桟敷席で観覧しました!



長崎市内には59の踊り町があり、7年ごとに持ち回りで諏訪神社に奉納します。
つまり、長崎くんちの演し物を全てを観るには
7年踊場に通いつめなければならないのです。



万才町 傘鉾・本踊(ほんおどり)



銀屋町 傘鉾・鯱太鼓(しゃちだいこ)



五嶋町 傘鉾・龍踊(じゃおどり)

長崎くんちでは、神前ということで帽子はご法度。
踊り町の手ぬぐいをほっかむりにして鑑賞します。
これも祭りの一体感を高めてくれます。



所せましと駆け巡る白龍。
迫力です!

そして、くんちといえば、「モッテコーイ!」の掛け声。



これは、「戻ってこい」という意味で、
奉納を終えた踊り町が、諏訪神社から引き揚げようとする際に、
観客からいっせいにかけられる言葉です。
いわば、アンコール!

もちろん銀ステ組も、大きく手を振って叫びました。

モッテコーイ!
モッテコーイ!
モッテコーイ!

こうして、「もってこーい」の旗を掲げつつの方も。



「モッテコーイ! モッテコーイ!」

私も仕事を忘れ(毎度のこと)、大声で叫びながら思いました。

この「もってこーい旗」、つかえる。

たとえば、夕食の時間になっても帰ってこない子どもに。
または、しょっちゅう脱走するうちの犬に。
ほかにも、逃げていった運とかチャンスとか、
なにより、もう戻れない楽しかった時間とか。

おもむろに旗を取り出し、言ってみる。

もどってこーい!
もどってこーい!
もどってこーい!

何度さけんでも、最後には行ってしまうのです。

でも、ふだんは口にしない「もどってこい」
長崎くんちで思いっきり叫んだおかげで、
今度はためらわずに言えるかも…と思いました。

いろんなあれこれ、モッテコーイ!


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金勝アルプス

2014年10月27日 | Hの生きる喜び、それは
来月に予定している狛坂磨崖仏の下見に行ってきました
タイトルこそ、“磨崖仏”ですが、
金勝アルプスのハイキングツアーです

実は、昨年、一昨年と2年連続で
直前に台風、又は大雨直撃により林道が崩れ
ツアー中止となっていたのです

今年は「3年目の正直」
3年連続、あきらめずに申し込んで
くださった方も多数います

山道、林道などの現状把握です

当日の行程(コースタイム)としては

馬頭観音堂 →(1時間)→狛坂磨崖仏
→(1時間半)→上桐生 です

何よりのお目当ては、狛坂磨崖仏


金勝山の山中にある磨崖仏で
花崗岩の壁面に刻み込まれた如来坐像を
中尊とした3尊が刻まれた周囲に9体の仏像が半肉彫りされています

制作年代は不明ですが、
奈良時代後期の作とも平安時代から
鎌倉時代にかけての作ともいわれています

-白洲正子「かくれ里」より抜粋-
磨崖仏は、聞きしに優る傑作であった。
見あげるほど大きく、
美しい味の花崗岩に、三尊仏が彫ってあり、
小さな仏像の群れがそれをとりまいている

これほどの磨崖仏が、屋根もないのに
長年の雨風に打たれて尚、
当時のままに残っていることに驚きを隠せませんでした

茶沸観音 … どんな言い伝えがあるのでしょう


磨崖仏に至るルートは、比較的歩きやすく
馬頭観音堂から行くと、なだらかに下り道になります



岩山ですので、周りは岩がゴロゴロ
独特の景観です
こんな場所も通り抜けて…


普段から歩いている方であれば
充分無理なく楽しめることを確認しました

さて、せっかく狛坂に来たので
鶏冠山(490m)、竜王山(604m)などをつなぎ
金勝アルプスを縦走することにしました
(※これはツアー本番では歩きません※)






低山とは思えない高度感
これぞ金勝アルプス!の岩山
町を見下ろすポイントもあり


岩の上に立つ登山者


それほどの標高の山でもありませんが、
独特の山肌と、達成感、
時折出会う、石仏に磨崖仏



不思議と癒される山行でした

路線バスで草津駅に着くと、
これまたせっかくなので草津宿を散策して帰ろうと思い
ぶらぶら宿場町散歩



中山道と東海道を結ぶ、かつての交通の要衝

お土産は、名物の「うばがもち」



翌日… 太ももとふくらはぎに
何やらあやしい兆候を感じている自分に
ドキッとしています…

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休日の訪問者

2014年10月26日 | 見かけだおしNのつぶやき
ガタっ

事務所の玄関先で音がしました

「あ~またスタッフの誰かが休日出勤してきたな」
ところが、音がしたまま、
入ってくる気配はいっこうになく・・・

???

郵便物でも届いたのかと、ドアを開けたところ・・・

ヒャッ!!
思わず声をあげました

懐かしいお顔がそこにはありました

テラスのテーブル席に座りこみ、微笑む男性がひとり
*銀ステの玄関先には、ちょっと可愛いテラスがあるのです!

「今日は休みなんかいな、あんたんとこ」

はい、すみません、銀ステは土日祝お休みです

「あら、お久しぶりですね、どうされたんですか?」

「いやなに、懐かしくなってあんたんとこ寄ってみたわ」と

最近、肺の大手術をされて、リハビリをされていたと、
ひとしきり苦しい闘病生活をお話になり、

「すっかり身体アカンけど、腹立つからこの前スペインに
行ってきたったわ!」

腹立つからですか・・・しかもスペインって?!

「じゃあ、まあ、お元気ってことですね」

「まあ、そういうことかな…わはは」

「安心しました」

どうゆうきっかけか、銀ステを今日思い出していただき、
お立ち寄りいただくなんて、
なんにつけ、ありがたいことです


そして豪快に笑いながら、一方的に?近況報告をされ、
おもむろに時計を見やると、

「やれやれ、やっとバスの時間や、ほなサイナラ」

風のように去って行かれました

「バス待ちかい!」

いえいえ、3年ぶりの再会
少し、丸くなられた背中が、訪問の意図を
ちゃんと語っていました

■ドイツのXmas説明会
10月29日(水)10:30~11:30まで
銀のステッキ事務所にて
ぜひ、お気軽にご参加下さい。
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雨の西大台ヶ原

2014年10月26日 | T字路をまっすぐ行ってみたら
大台ヶ原は、比較的容易に訪れることのできる「東大台ヶ原」と
事前に手続き・許可を得て、ようやく入山できる「西大台ヶ原」とに
分かれています。
今回、銀のステッキでは“西”大台ヶ原へ行ってきました。

自然公園法に基づき、国立公園特別地域内に指定されている場所で
人数制限や、公園内は10人以上まとまって歩いてはならないなど、
細かい、山ならではの規定が決まっています。
入山する前にみっちりとレクチャーを受け、
許可書をいただき、それを首から下げて、
いざ出発です




大台ヶ原は、もともと雨の多い場所。
この日も雨、わずかな晴れ間を見ることはありませんでした。
霧が漂い、うっすらと墨絵のごとく景観。
木や石に形を変えて現れる苔は、
ふわふわしたものや、
しっとりしていてさわり心地の良いもの、
まさに自然のアート群。

苔を見るだけでも、ここの豊かな自然が伺えます。

そして、何より紅葉のすばらしいこと。
赤や黄の葉っぱが原生林に映えます。

沢を渡り、橋を渡り、ごろごろした石を登り、
皆さん、かなりの体力症消耗で、
出発地点に到着したころには、
日没の時間が間近に迫っていました。

―自然を歩く、そして
自然のままを訪ねる――


自然というのは、
心をホッとさせる癒しの地である半面、
人間がどうあがいても勝てない、
あらがいようのない怖さも持ち合わせているもの。

今回は、銀のステッキとして、
その自然に対する認識が甘く、
結果、ご参加の方に、
不安と、そして不信を与えてしまいました。

お天気が崩れたら、やさしい自然は猛威をふるう。
よくわかっていたことなのに・・・
この当たり前の事実をお知らせできないまま、
出発してしまいました。

予想外のことが起こる、
それこそが、自然に遊ぶ、鉄則でした。

事後のアンケートでは・・・・

怖い目にあったことへの厳しいお叱りと同じく、
大台ケ原の、素の姿に感激される方もありました。

私たちができることは、
しっかり、コースの把握をして、
銀のステッキ世代の方に、理解してただいた上、
参加していただくこと。

今回は、全てにおいて、駄目でした。
この反省をもとに・・・

この企画をあっさりやめてしまうのではなく、
季節を変えて、皆さんに
この素晴らしい、豊かな原生林に身をおいていただきたい。

だからこそ、気ままな自然の性質を知り、
銀のステッキ世代の方に、しっかり案内して、

何より一番は・・・
安心して旅をしていただく、
それが全てだと感じる旅となりました。

■11月3日(月・祝)
京都伏見「三十石船と若冲」料金:15,500円
日帰り旅行のご案内です。
ぜひ、ご一緒ください。
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