銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

くまなのか、パンなのか

2012年02月27日 | のほほん同志Aの日常

先週、下見でたずねた福島県須賀川(すかがわ)市。
その報告はまた後日の旅サロン便りにゆずるとしまして…。

このところの銀ステ事務所には、見慣れない食べ物が積み上げられています。

持ち込んだのは私。
ふだんはつつましく暮らしておりますが、
旅先ではついつい買い物モードにスイッチが入ってしまうのです。

とくに郷土食となると目がありません。
見たことのないもの、食べたことのないもの、
味の見当がつかないもの…とみると、試してみたくてたまりません。

お世話になった須賀川の人へのサービス精神もいかんなく発揮してしまい、
ついつい買いすぎ。宅急便で事務所に送るはめに。

というわけで、宝塚での日常に戻り、少し冷静さを取り戻したころ、
事務所あてに段ボールがドンと届きました。

開けてみると…

三角形のゆべし、たまりせんべい、きゅうり麺、トマトジャム、地酒…。

珍しい食べ物がたくさん。

なかでも一番の変わり種といえば、
名前がとにかくキュートな「くまたぱん」。

こちら、「県内一甘いお菓子」として秘密の県民ショーにも紹介されたそうです。

須賀川の観光課の方いわく、
「うちのじっちゃんばっちゃんは、いつもこれをお茶請けにしてたなぁ」

…だそうですが、黒糖入りのあんこを砂糖で固めたようなお菓子で、
まぁとにかく信じがたい甘さなのです。
遭難したときに持っていると心強そう。

決して辛党ぞろいではない銀ステ社内でも、
みな一口かじっては、「うわ、これはちょっと…」
とあまり手が伸びていませんでした。

ところが週明けの今日、月末の月曜日ということもあって
電話もじゃんじゃん鳴り、ご来店もたくさんいただき、
急なお仕事も舞い込み、さらにDM原稿ウィークにも突入するという
いつも以上にドタバタと忙しい1日がようやっと終わるころ、

ほっと一息、お茶を入れて…
皆の手が伸びているではありませんか、くまたぱんに!

「あれ? けっこうおいしい」

つかれたときの、くまたぱん。
長らく愛されてきた理由がわかりました。


まもなく3月。
小笠原やイタリアなど大きなツアーが目前に控え、
いつにもまして恐ろしい作業となりそうなこのたびの原稿ウィークに
こうして心強い味方が現れました。



佐渡裕 ベートーヴェン「運命」はコチラ!
http://ameblo.jp/arailuka/day-20120208.html

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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
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ベートーヴェンの意外な真実

2012年02月26日 | Hの生きる喜び、それは
日曜の朝、
朝寝坊して寝ぼけ眼に見た「題名のない音楽会」
ぼんやりした頭に心地よいクラシック♪

ところが、タイトルが
「恋多きドケチ!?これが本当のベートーヴェン」と
おだやかでありません

急に目が覚めて、
ジーっと見入っている(聞き入っている)と
どうやら、私のイメージするベートーヴェンと
実際はかなり違うようで…

例えば容姿
有名なベートーヴェンのイラストとは違い
オシャレには無頓着で、“汚れ熊”なんて呼ばれていたよう

性格はかなり細かく
大好きな珈琲を飲むときは、
豆60粒、と決まっていたらしく
必ず数を数えてからコーヒーを入れていたとか

感情を露わにしたような情熱的な曲は、
ベートーヴェンによって緻密に作られた計算尽くの曲

恋多きベートーヴェンですが
わがままゆえの独身を貫いていたそう

お金に細かく、営業上手で、ドケチで…

イメージするベートーヴェン像とは程遠い姿!

番組司会の佐渡裕さん
「どうですか?意外でしょう」と
少し得意そうに、にんまり

なぜ今、佐渡さんは「題名のない音楽会」で
ベートーヴェンをとりあげたのでしょう

それには、これが控えているからかも
(と勝手な私の想像です)
佐渡さん率いる兵庫県立芸術文化センターの
オーケストラ楽団の定期演奏会

4月はベートーヴェン「運命」です
4月は第51回目、ということで
次の50回を迎える新たなる幕開け

お客様からの再演を望む声が最も多かった
第1回の定期演奏会の演奏曲「運命」を
第51回の曲に選んだそうです

曲の始まり“ジャジャジャジャーン”は
「運命がドアを叩く音」つまり、
ベートーヴェンにとっては
自身を徐々に蝕む難聴という病によって
音楽家生命の終わりが近づく音でもあったのです

その“運命”に抗うためにもがき苦しむ
ベートーヴェンの姿が想像されますが…

さて、佐渡さんのタクトは、
一体どんな“運命”を魅せてくれるのでしょうか

あらゆるイメージをも塗り替える
あらたなベートーヴェン像が
生まれる気がしてなりません


佐渡裕 ベートーヴェン「運命」はコチラ!
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青い森 白い森

2012年02月24日 | のほほん同志Aの日常

青森に行ってきました。

旅の目的は、津軽ストーブ列車と温泉めぐり。

はっきり言って、かなり地味。
渋い、いぶし銀みたいなツアーだと思っていました。

…ところが実際行ってみて、なんと楽しかったこと!

真っ白な湿原で出迎えてくれた白鳥とカモメたち。
漁師さんが「はいよ!」と見せてくれた、
海の底から引き上げたばかりのアンコウ。
舌の上で果物のようにとろけた大間マグロ。

「わだばゴッホになる」
棟方志攻の躍動する「板画」。
太宰治の、なにか過剰なもの。
高橋竹山が奏でる氷瀑のような津軽三味線。

冬まっただ中の雪国だからこそ、
そこで出会う命は鮮烈で、きらきらと眩しいばかりでした。

車窓から眺める何気ない日常も沁み入りました

屋根から、道路から、寄せ集められた雪が
背丈より高い壁をつくっています。

そんな雪壁の迷路のなかを歩く人たち。

しばれる寒さのなかを
高校生がバスを待っています。
犬は雪の上におすわりをしています。
おじいさんは空からしんしん雪のふるなかを黙々と雪かき。

こちらはキャッキャと目慣れない大雪にはしゃいでいるだけですが
ここでの暮らしのことを考えると…

いや、かえっていいかも。

待つこと、耐えること、あきらめること。
その裏返しにやってくる喜び。
生きていくのに必要な力が、ぐんと体に根づく気がします。

結論。子どもは2~3年、雪国で育てるべし。


さて旅の途中、不思議な生き物に出会いました。

名前は「いくべえ」。

自ら配っていたプロフィールには、こうありました。

「青森を旅していた妖精。
 旅をする間に、青森をとても気に入り、青い森に住みつきました。
 いつも頭には、青森県の花でもある
 りんごの花をモチーフにした帽子をかぶり、
 お尻にはブナの葉のしっぽがついています。」

「好物はおにぎりとしめ鯖」
「特技は背負い投げと、だんごむしのまね」
「趣味は食べ歩きと、畑づくりと、井戸端会議」

特技・趣味にはムリヤリ感がただよいますが、
でもかわいいヤツだと思いませんか。


十数年ぶりに訪ねた青い森。
「いくべえ」同様、私もとても気に入りました。

あっという間の3日間。
帰るのが名残りおしい…と思って迎えた最終日、
願いが通じてしまったのか、なんと大阪行きの飛行機が濃霧のため欠航。
翌日の飛行機に振りかわることに。

ガーン…
すみません

お客さまには帰宅日がずれこみご不便をかけてしまいましたが
個人的には白い森となった青い森を、
1泊余分に(存分に!)楽しませてもらいました。

次は夏のねぶたで青い森に帰ってこれますように。

いくべえ、また会おう!



我が街再発見の旅 間もなく出発編はコチラ
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アネトン?アネロン?

2012年02月21日 | Hの生きる喜び、それは
事前に島へ荷物を送りたいんだけど…
トレッキングの道はどんな感じ?
20度っていうと、夏の服装?
ウィンドブレーカー持っていこうかどうしようか…
お湯はいただける?
お水は飲めるかしら

と、先週末から問い合わせのお電話が次々と!
何のお話かって?

今月末から出発する小笠原旅行です

先日、銀のステッキ事務所でご参加者の方の説明会を実施
パンフレットや写真をと共に行程や注意事項をお話し、

さぁ、では出発まで風邪などひかれませんように!と、
無事に説明会は終わったのですが、

いざ、準備を始めてみると
あれやこれやと、色々不安になってくるものです

海外旅行なみに、たくさんのお問い合わせをいただきます
だって、船で25時間ですもの
海外旅行の飛行機でも、一度のフライトで
これだけ長く乗る便はありません

海外旅行よりも遠い国内旅行かもしれません

たくさんのお問い合わせの中でも、ダントツに?質問が多かったのが
アネトン … いえ アネロン ん?

これ、「酔い止め」の薬の名称です

船で25時間
大型の船とは言えども、揺れることも多い「おがさわら丸」

酔い止めの薬を持ってきていただくようにご案内し、
お勧めしたのが、「アネトン」という持続性の長い酔い止め薬

皆さん、きっちりメモをとってくださっていたのです

説明会の次の日、早速お電話が・・・
「あの、酔い止めの薬の名前、何でした?」

また別の方から
「薬局に昨日買いに行ったら、アネトンっていう名前は
咳止め薬しかなくて…何軒かまわったら
“アネトン”じゃなくて“アネロン”っていう名前の酔い止めだって
ややこしいわね~」
―スミマセン…

また別の方からは
「あの酔い止め薬、持続性長くて24時間って教えていただいたけど、
実際は12時間みたい!皆さんにもそうお伝えしてあげてね」
―そうですか スミマセン、有り難うございます

アネトン… アネロン…
今日は一日酔い止めが頭の中をぐるぐる渦巻き状態
きっちり皆さまにご案内できておらず、
申し訳ありませんでした m(_ _)m

果てしない小笠原旅行の旅はまだ船の中―
小笠原は、やっぱり遠いです!


*長いご旅行でご不安は当然です
些細なことでも、ご遠慮なくお問い合わせ下さい

*小笠原旅行 人気のため、5月に追加日程を発表しております!
ご興味のある方は、銀のステッキ(0797-91-2260)までご連絡下さい。


我が街再発見の旅 間もなく出発編はコチラ!
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冬のウィンザーです

2012年02月17日 | 見かけだおしNのつぶやき
さて、チェックアウト12:00前のひととき
私が今何をしているかといいますと・・・

全面ガラス張りの窓越に
洞爺湖望む一面の冬景色
そしてフロント前で奏でられる優雅なハープの音色

早々にチェックアウトされた他の宿泊客はもう誰もなく
まさに静寂の白銀の世界に陰りのある女がひとり

・・・な、わけはなく・・・添乗に来ていました
そういえば!?

と、仕事も忘れ、なんとも至福の三日間がまもなく
ピリオドを打とうとしています

「どこへも連れて行かないで、ただただホテルでのんびりさせて」
このリクエストから出発した今コース

いやぁ~贅沢とはこういうことをいうのですね
閉ざされた白い世界で
ユルユルとただ時間は流れていく
あっという間に・・・

さてさてこの三日間のテイタラクな私

スタッフからのメール
その1.「いい仕事が入りました、企画書至急とあって
完成させました、見てください(チェックしてください)!」

そのときの私、フロント前のピアノ演奏に揺れていました
返信「そう、頑張ってね、応援してますよ」
以上

スタッフからのメール
その2.「このツアー採算きついのですが、何とか出そうと思案中です、
○○名で出してもいいでしょうか」

そのときの私、フレンチレストランで今まさに皆さんと乾杯の時
返信「そう、頑張って、任せますよ」
以上

スタッフからのメール
その3.「貸切のバスの日程が決まりました!うちで(銀ステ)で決定です!」

そのときの私、かまくらでホットココアを飲んでいました
きゃっきゃっはしゃぎながら・・
返信「ご苦労様、すごいね!」
以上

はい、お叱りは覚悟です
すっかり仕事は忘却の彼方、お客様と一緒になって
この贅沢な時間を共有していました
雪とは、白銀とは、人をこうまで解脱させてしまうようです

(って私だけか!!)

まあ、社内にいると毎度細かくガミガミやっているわけで
どうやら狭い事務所の中にも
眼前に白銀の世界が広がっているのか
のびのび

ナントカの居ぬ間に、ってやつですね

スタッフにとってもこの三日間は
心癒される
優雅な(=仕事がはかどる!!)
時間だったようです

複雑

あら、もう出発の時です
お客様が降りて来られました
パソコンを一旦閉じますね

また帰りましたら、旅のご報告は旅先案内人で!

冬のウィンザーは本当にお勧めですよ!

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