去りゆく「２００Ｑ年」

いま、１２月３１日の夕方です。

午後３時を過ぎて、日が傾きはじめたころから、
予想もしなかった思いがわいてきて、戸惑っています。
それは…

２００９年が終わってしまうことへの寂しさです。
大晦日だからといって、こんな気分になるのは初めてのこと。
この先、こんな１年はそうそうないでしょう。

銀のステッキ旅行の開業年にあたる今年。
楽しいこと、愉快なことばかりでは決してなく、
「もう一度やれ」と言われても、
「それはちょっとご勘弁を…」と言いたくなるような、怒濤の１年。

それでも、日々をただやり過ごす空虚さにくらべれば、
大波小波の感情に翻弄される、こんな泣き笑いの毎日のほうが、
うんと味わい深い――
そう気づかされた１年でもありました。


先日、事務所で開いたクリスマスのお茶会。
ご参加いただいたお客さまにひと言ずつメッセージをお願いしたところ、
こんな言葉を寄せてくれた方がありました。

「銀のステッキ旅行が生まれた
　２００９年という年を忘れないように
　村上春樹氏の『１Ｑ８４』にちなんで
　今年２００９年を、『２００Ｑ年』と呼ぶことにしよう」


私たちに、得がたい経験を与えてくれた２００Ｑ年に感謝します。
そして、このブログをはじめ、
今年出会った全ての方にお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

　　銀のステッキ旅行・スタッフ一同



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TEL　0797-91-2260（平日8:30～17:00）
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三つ子の魂、百まで

昨夜、東京で一人暮らしをしている弟が実家に帰ってきました。
かわいいウサギとともに…。

名を、信太郎といいます（ウサギのほうです）。

客観事実として聞けば、
「独身男がウサギと暮らしている」というのは、かなりイタイ状況でしょう。
でもそこは弟なので、「まぁ、それもありかな」と妙に納得してしまいます。

というのは、私たちが幼いころ、
我が家では常に犬とウサギを、そしてときどきハムスターを飼っていました。
庭には犬がショボンとつながれ、
家のなかではウサギが走り回る、というのがいつもの情景。

私は、喜怒哀楽まるだしの犬がお気に入り。
一方、弟はウサギやハムスターなどの、
おとなしい（私の目には張り合いのない）小動物が大好き。

ですから昨日、帰省するなり、ケージのウサギを抱き上げ、
キャリーバッグから４種のラビットフードを取り出して
いそいそと世話する弟を見て
小さいときの体験というのは後々まで影響するのだなぁと
半ば感心してしまいました。

「三つ子の魂、百まで」と言います。

自分自身を振りかえっても、
たとえばジョギング、旅、英語など
学生時代ぐらいまでに始めていたこと、好きだったことは、
今でも好きで、なんだかんだで続いていますが、
社会人になってから新しく始めたことは…ほとんど皆無かも。


ところで最近、学生が旅に出ない、という話を聞きます。
ネットでなんとなく知った気になって、それで満足してしまうそうです。
『地球の歩き方』の読者も、学生ではなくＯＬさんに移行しているとか。

本当だとしたら、もったいないことです。
「お金はなくとも時間はある」
それこそが学生の特権であり、かつ、良い旅をする絶好の条件なのに…。

若いころの体験というのは尾を引くもの。
このままでは将来、「旅に出ない」世代というのが現れるかもしれません。
これは、旅行業界にとっても、由々しき事態です！

このお正月、お子さんお孫さんにお会いになる皆さん、
「かわいい子（孫）には旅をさせよ」　ですよ！


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大掃除とささやかな宴

７月半ばに入居し、５ヶ月余りが過ぎた事務所。
昨日、年内の営業を終え、今日は大掃除でした。

私の担当は、半ば物置と化しているクローゼット。
日々の業務の忙しさにかまけて気付きませんでしたが、
今日あらためて冷静に中を眺めてみると、
旅の資料のよこに、布団と枕。
かなり変です。

棚の引き出しを開ければ、起業する際の「定款」が出てきたり、
商工会議所にもっていっては突き返された「事業計画書」が出てきたり。
懐かし…。

予想通りいちいち手がとまりましたが、
そこは引っ越し間もないきれいな事務所。
２時間後にはきれいさっぱりしました。

今日がほんとうの仕事納め。
近くのスーパーでお総菜を買い出しして事務所に広げ、乾杯！
事務所でのささやかな宴は、今の我々の現状。
「来年はリッツ・カールトンでやろう！」と勢いよく誓い（？）
今日の、そして１年の労をねぎらい、解散しました。

いよいよ今年もあと２日。
私は留守番、数年ぶりに日本での年越しですが、
明日からは今年、最後のツアーとなる中国・貴州の旅が出発します。

気をつけて行ってらっしゃい！


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2009年の仕事納め

週末、デパートへ行くと、
入り口で昨日まで輝いていた
巨大なXmasツリーが一夜のうちに撤去され、
代わりに大きな門松がドデンとありました。

なんとまぁ忙しいこと…。
もうちょっと余韻を楽しめばいいのに。

BGMも、賑やかなクリスマスソングから
急にしっとり「もういくつ寝ると♪」に様変わり。
毎年のことながら、この切り替えの早さ、
いつもワンテンポ、ツーテンポ、人より出遅れる私にはついていけず。

とはいえ、いつまでもXmas気分で浮かれてはいられません。
なんといっても、今年も残すところあと…え、４日？

あれよあれよという間に迎えた今日、１２月２８日は、
２００９年の仕事納め、最後の営業日。
出遅れていた賀状の準備も進みました（安堵）。

明日は事務所の大掃除。
つぎつぎ出てくる思い出の品に、いちいち余韻にひたり、
ちっともはかどらない様が目に浮かびます。


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年の瀬の牡丹餅

夏、タウンページを仲良く？
二つに分け、
「宝塚に新しくできた銀のステッキ旅行です」と
宝塚・川西近辺に電話営業

基本はもちろんお断り・・・
それでも資料だけならと
お話を聞いて下さる方もありました
その中のお一人

年末のご挨拶をかねて久しぶりにお電話したところ
「それより、明日から2日ほど空いてるの、どこか行ける所ある？」
「え？明日ですか！」

そしてあれよあれよと
蟹温泉一泊二日の旅をご依頼頂きました
まさに棚から牡丹餅

日程はさすがに変更していただきましたが
夏のテレアポから繋がったご縁です
どうなるか不安だらけで、
このテレアポでさえ、効果があるのかどうか半信半疑で臨んでいた頃

ですから

これは本当に年の瀬のミラクル！？
とても嬉しい出来事でした

「いつも突発的に旅に出たくなるの
　だからやっぱり辞めるってことになることも多いけど・・・
　それでもいいかしら」

電話だけのやり取りで、仕事を任せてみよう！
と思うような方です
きっとそうは言いながらお取消しの時も
きちんとされる方の様に思いました

私も電話の先の、まだ見ぬお客様にシンパシーを感じていたのです

早くから旅を計画される方もあれば今回の様に
急に思いついて・・・という方もあります

小さな旅行社だからこそ
「やってみます！」とすぐ応えられる
小回りのきくサービスを提供していきたいものです

個人様の手配旅行も承ります
「思い立ったら吉…いえ銀ステ！」
よろしくお願いします


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