銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

禅問答 「どうやって猫を助けるか」 その1

2016年01月20日 | のほほん同志Aの日常

いよいよ冷え込んだ今日のツアーは、
京都の老舗で冬ならではの「ぼたん鍋」。

大阪では青空だったのに、京都に入ったとたん、このぼたん雪。


真っ白になった南禅寺。
37年ぶりに特別公開された天授庵で
長谷川等伯の障壁画を拝見してきました。(ただし複製です)

「南泉斬猫」(なんぜんざんみょう)。

一匹の猫をどう助けるか?という、有名な禅問答の様子を描いたものです。



障壁画の前に記された説明書きを要約すると、こんな感じです。

**** **** ****
絵のなかで猫の首根っこをつかんでいるのは、禅師、南泉。

弟子たちに問うて曰く、

「禅のひとことを言い得るならばこの猫を助けよう。
 言えないならば、この猫を切り捨てる」 

誰ひとり答えることができず、南泉は猫を斬り捨ててしまいます。
 
夕方、出先から帰ってきた高弟の趙州にその話をすると、
彼は草履をぬいで、その片方を自分の頭の上に載せると、また出ていきました。

それを見た南泉が言うのです。

「もしおまえがあの場にいたなら、猫を救えたのに」

以上、まる。

**** **** ****

え?
これでおわり?
なんのこっちゃ?

…と、ぼたん鍋をいただいている間も、?ばかりが点滅していたのでした。

がしかし、いただいたシシ肉が良かったのか、雪景色が良かったのか、(というか、ネットって便利だなぁ)
夜になって、このもやもやも解消。

この禅問答の真理に到達いたしました。

つづきは、また後日。

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