銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

●●県の形

2015年04月30日 | のほほん同志Aの日常

バカリズムさん著、『都道府県の持ちかた』という本、
面白くてためになるので、添乗前の予習やなんやで愛読しています。


 

各都道府県の人口や産業のデータとともに、持ち方(?)が図解入りで紹介されています。
たとえば、今回わたしが訪ねた、ある県の持ち方はこんな具合。

 

さて、どこだかお分かりになりますでしょうか。

デザートには早摘みのさくらんぼもいただきました!

…となると、もうお分かりですね。
日本一のさくらんぼの産地、山形県です。

この本に出会ってから、各都道府県の地図をもらうと
形をじーっと見る習慣がついたのですが、
実はわたしが一番魅了されているのが、この山形県の形なのです。 

さて、何に見えますか?

どう見ても、男(左)と女(右)の横顔ですよね。

山形県の人もこの形にとても愛着があるらしく、
いろんなところでこのイラストを目にしました。

こんな面白グッズも発見。

山形県のコースター。

山形県のキーホルダー。

おもしろいなぁ、おもしろいなぁ、おもしろいなぁ、と思いながら
添乗中も飽かずこの形をずっと眺めていました。

たとえば駅前ビルや国道沿いの風景などは
北海道から鹿児島まで(沖縄はさすがにちょっと違う)、
どこへ行っても似たような雰囲気になってきています。

でも本当は、それぞれの都道府県の形と同じぐらい、
風景も気候もことばも食べ物も習慣も人も、違うのですよね。

都道府県の形を窓にして、それぞれの地域を見てみたい、
そんなことを夢想しています。

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納経所から見える世界

2015年04月29日 | Hの生きる喜び、それは

ブッセツマ~カ~
ハンニャ~ハ~ラ~・・・・・・・・

ブツブツ・・・ブツブツ・・・

あ、いけません、ついつい四国八十八ヶ所巡礼から帰ってくると
無意識に般若心経を唱えてしまう

思い返せばこの仕事に就いて以来、ずーっと、四国をまわり続けています
親に言わせると、
「あんた、若いうちからなんぼほど功徳つんどくん?
お客さんの分も朱印してたら、何倍にもなるんちゃうん?」
らしいですが、残念ながら、功徳は一切つめてません
まずもって、自分には信心がない
次に、お寺には行ってますが、私の仕事はもっぱら参加者皆さまの朱印代行
単純作業で、ただ、行ってます、それだけなんです

一回でも、一瞬でも願いや祈りを込めてお参りする、それが功徳です
皆さまの一周の方が、どれだけ価値があるか

というわけで、今回も朱印代行を楽しんできました~
いえ、本当に、好きなんです

まず、お寺さんに朱印代行をお願いする際、団体の場合はメモを渡します

**寺 御中
帳面**冊、白衣**枚、お軸**本
以上、よろしくお願いします

兵庫県宝塚市逆瀬川1-1-46
銀のステッキ旅行 

すると、そうですね、2ヶ寺に1ヶ寺は「銀のステッキ」という妙な?名前に反応してくれます

「銀のステッキ?これ何?会社の名前?」

そこで私はにんまり答えるのです

「ええ、会社の名前ですよ、オシャレでしょう?」

そこから会話が始まるのです

あるお寺ではご住職が

「宝塚の旅行会社?うちのんが歌劇好きでね、しょっちゅう行ってますわ
確か、、、柚希礼音やったかな、退団した人、あの人のファンでね」

歌劇!柚希礼音!!そうなればこっちのもの

「そうなんですか!私も大好きで、毎公演行ってますよ、
良かったら、うち歌劇のチケット手配しますから」

あるお寺では
「会社、さかせがわ なの?懐かしいな~」
「さかせがわ ご存知なんですか?初めての方はその漢字、読めないので・・」
「昔、長い間住んでいたのよ、あの辺りも地震の被害、大きかったわね」

あるお寺では
「ステッキ、ちゅうことは、杖かいな、そしたら・・・」
「銀=シルバー、ステッキ=杖 ですよ、分かります?」
と言葉の綾を楽しんだり

「銀のステッキ・・・そう言えば、2年前?も来てくれましたな
珍しい名前やから覚えてましたわ」
と、覚えてくださっていたり!

また全然関係ありませんが、お寺の些細な家族喧嘩に巻き込まれたことも・・・
ちょうど、ご住職(父)と息子さんの言い合いしているところに
私が朱印を持って行きました

「ええところに来てくれましたわ。ちょっとあんたの意見聞かせて」
それより、朱印を・・・と言いそうになったのを我慢して

「うちの前のバス停にベンチを置くことになったんですわ
そのベンチの背もたれに何でも文字を入れていいことになって

私は「ようお参りくださいました **寺」と書きたい
こいつは(息子さん)は「南無大師遍照金剛 **寺」
(南無・・・は、お大師様の御宝号です)がええって言いよるんですわ

そんなん固いて言いますねん
若い人の意見はどうです?

どっちも書いたらいいんちゃいます?と言いそうになったら奥から息子さんが
「恥ずかしいこと聞かんでええよ、もう!」と一喝し、
「せやかて、決めてしまわなあかんやろ、聞き分けのない奴やなあ」と・・・

お寺さんでも、けっこう庶民的だな、とくすっと笑ってしまいました

以前、精進料理が美味しくて、再訪した時には
宿坊に泊まらせていただいたこともあるお寺にも行きました

そのことを納経所でお話しするとご住職が、
「そうでしたか、実は、家内が昨年亡くなりましてね
最後は投薬治療で大変でしたが、最後まで宿坊のことを気にかけてました」


まだまだ若いご住職です、奥様ももちろんお若く
奥様の作る精進料理がとても美味しくて評判でした
宿坊も、隅々までピッカピカの気持ちいいお部屋
特に印象に残っているお寺のひとつでした

こんな話になったのも、会社の名前に興味を持ってくださり
「かくかくしかじかで・・・女性だけのスタッフなんです
男性はアテになりませんからね、女だけで頑張っているんです!」

と冗談交じりに言うと、
「ほんとにそうですね、うちの家内も最後まで強かった、、」

と、ポツリポツリとお話ししてくださったのです

納経所から見える世界
四国一周で、八十八の世界と価値観に出会えるのです
そして、一瞬だけですが、そのお寺を通じてその地域とつながれるのです

それが、私流八十八ヶ寺の楽しみ方
たかが朱印代行、されど朱印代行 です

それもこれも、「銀のステッキ」というユニークなネーミングのおかげですね
我ながら、自分の会社の名前に惚れ惚れしてしまうのでした~

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こんなところに、“くまもん”登場!

2015年04月28日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

事務所やってきた一つのお土産。

熊本より”くまもん”です。

 

旅先のお土産ではなく、

地元、熊本から宝塚へやってこられたお客様より頂きました。

 

宝塚歌劇・月組公演「1789-バスティーユの恋人たち-」の

初日公演を観劇に宝塚を訪ねられた熊本在住の方。

チケットのみのお手配で、銀のステッキ旅行への関わりはこれが初めてというのに、

とてもうれしくなりました。

(お土産をもらったことにではなく、遠く熊本より、

ご縁あって銀のステッキ旅行を知っていただいた、そのことに!) 

でも、お土産ってこんな風に使うものなんですね。 

かなり心に届きました。


銀のステッキもいよいよ全国区ですか?と、それはなさそうですが、、、

歌劇の威力を改めて知りました。

くまもん、可愛いぞ!

 

 

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マグリットの不思議世界

2015年04月26日 | のほほん同志Aの日常

オフで東京へ行ったら、たいてい美術館をひとつ見て帰るようにしています。 

いつも直前まで予定は未定。
今回も、山手線の中づり広告を見て決めました。

国立新美術館で開催中のマグリット展。

 

パンフレットの文字は、
「目に見えるものの背後には、
 常に何か違うものが隠れている」

それをもっとも体現しているのがこちら。

 

 絵のタイトルは「白紙委任状」。

この絵を解説した画家本人の解説は、記憶によるとこんなかんじ。

「目に見えるものは、常に別の目に見えるものを私たちの視界から隠している。
一方、目に見えないものを私たちの視界から隠すことはできない」

ふむふむ。
これってまるで、『星の王子さま』ではありませんか。

さて、今回の展覧会で一番気に入ったのがこちらの絵。

 

タイトルは「傑作または水平線の神秘」。

絵を見ただけでは、ぽかん?でしたが、
紹介されていた、この絵についてのマグリットの言葉を読んでしびれました。
あやふやな記憶によると、こんなかんじ。

「男が三人いれば、三人それぞれの月の概念がある。
 その意味で、月は三つ存在する。
 だから私はそれぞれの男の頭上に、それぞれの月を描いた。
 一方で、月はひとつしかないというのもまた真実である。
 ひとつなのか、三つなのか。これはひとつの大きな哲学的命題である。」

おもしろいなぁ、まるで絵というよりも不思議な物語だなぁ、こういう世界、好きだなぁ
…と思っていたら、澁澤龍彦氏の著書にこうありました。

「結局のところ、私としては、マグリットが65年の生涯において実現したものは、
 一種の文学的絵画、一種の哲学的絵画ではなかったろうか、と考えざるを得ないのである」
                  『西欧芸術論集成』より

自分のあやふやな印象を、
偉大な先人がきっちりコトバで表現してくれている。
そんな文章に出会った時のうれしさときたら、格別です。

今回の東京行き。
マグリットは行程外のおまけでしたが、
思いがけない贈り物をもらったような時間となりました。

さて、明日からは山形です。
メインイベントの桜は……。

でも、マグリットのように、思いがけない時間に出会えますように!

 

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Let It Go レリゴー♪レリゴー♪

2015年04月25日 | 見かけだおしNのつぶやき

ゴールデンウイークを前にディズニー特集をやっていました。

こういうタイミングでの旅案内って多いですよね。

いつもならスルー。

でも、今日は慌てて食い入るように画面に注目!

その後、深いため息。

あ~私、絶対無理~!!

もう、言っていいのか分からないが、言ってしまう。

こんなお仕事につきながら、かのディズニーランドにわたくし

行ったことがありません。

正確には、できたその年、一体いつの話だ?に

修学旅行で行ったきり。

つまり、全く知らない世界に近い。

これは個人の志向だから問題はない。

でも、仕事においては・・・

 

ついに私が添乗で行く日が巡ってきたのです。

巡ってしまったが正しいか。

あっあ、憂鬱。

 

スタッフも「なんか向いてないですよ」

「お客さんもきっとびっくりされますよ」

はい。自分が一番分かっています。

ねずみのミッキーとミニーしか分からないし、、、、

でも、今回はシフトの関係で・・・お客様ごめんなさい。

先に謝っておこう。

 

どんより顔の私に別のスタッフが

「大丈夫ですよ、キャラクターは今日から始めれば覚えれますよ」

ってそういうことではない。

「メッチャ楽しいですよ。私なんて、、、」

知っている、こっちで原稿入稿の忙殺中に確認電話したら

「今、忙しんです、お客さんが、、、」

とかなんとか小声で迷惑そうに出た声のバックで

タンタラタッタ♪タンタラタッタ♪

ディズニーの曲が軽快に流れていたなぁ。

さぞかし楽しかったのでしょうね。

 

知らない世界を知る、か、、、?

あれ、先日のブログで、そういうチャレンジ精神を忘れないでいたいものと、

書いたような。

 

まさに私には異国の地、ディズニー島へ

ありのままの自分で、全てを見せて、、、添乗いたします!

みなさま、お許しください。

 

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