もはや夏の終わりの定番、秋田・大曲の花火。
「添乗員さんは、行くの何回目?」
とお客さんからよく訊かれるのですが、自分でももうよく分からない。
今年で16周年を迎えた銀のステッキ旅行ですが、創立2年目からは毎年。
それまでにも3~4回。
でも、コロナで大会中止もあったから・・・と足したり引いたりすると、
たぶん、16,17回ぐらいは行っているでしょうか。
夏以外の季節にも何度も訪ねているので、
たぶん大曲の町訪問は、20回は下らないはず。
なので、もはやこれは仕事ではありません。
里帰り?みたいいなもんでしょうか。
いつもと変わらぬ風景、人たちが待っていてくれて、まさにホーム。
・メトロポリタン盛岡の皆さんの温かい出迎えと、美味しい夕食・朝食。
・石川啄木や宮沢賢治の息遣いが感じられる盛岡の町。
・緑したたる角館の武家屋敷。
料亭稲穂さんでいただく郷土料理と女将さんのもてなし。
・賢治も訪ねた小岩井農場の歴史と今。
・澄んだスープがやみつきになる盛岡冷麺
…と、ここまでは変わらぬ部分だったのですが、
今年の大曲は一味違いました。
1、まずはこちら、パンフレットが事前入手できたこと。
お盆に、同じく秋田・西馬音内の盆踊りのツアーがあり、
そのときに、大曲の隣町の道の駅でゲットしたものです。
事前に各花火会社のタイトルが分かったため、
コピーしたものを皆さんに配布。
「日本庭園を彩るニシキゴイ」
「大曲にしんちゃん、オラは人気者!」
「AIに奪われゆく『時』」
などなど、個性的な創造花火のタイトルを前に、
初日の夕食の席から、あれこれ想像が広がりました。
2、花巻東高校を表敬(?)訪問
これは、嬉しいサプライズとなりました。
ドライバーさん、ありがとう。
3、角館での過ごし方にもレパートリーが。
高齢のお客様、なかなかバスに戻ってこられず心配していたら、
なんと人力車で登場!
4、グランドパレス川端の皆さんのヘルプ
毎年お世話になっている花火観覧席の会場ですが、
今年はひときわ、皆さんの親切が身に沁みました。
そして、もちろん花火。
写真ではまったく伝えられないのが残念ですが、
今年も初めて見る花火にたくさん出会えました。
惜しくも優勝とはなりませんでしたが、
クレヨンしんちゃんが夜空に登場したときには、
会場まるごと、どよめいていましたよ!
今回、4回目のご参加の方もいらっしゃいましたが、
リピーターさんが多いのも、大曲の花火の特徴。
まだ見ていないという方はもちろん、
もうずいぶん前に行ったきり、という方は、
ぜひ来年、大曲へ。
変わらぬ風景と、その時ならではの出会いが、きっと待っています。