銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

【続】 チラシを撒く

2009年07月19日 | のほほん同志Aの日常
昨夕のチラシまき。

2人で同じ場所に立っていても仕方がないので、駅前は相方さんにお任せし、
人の多い場所を探してさまよった末、少し離れたスーパーの入り口に陣取りました。

お出かけ帰りでしょうか、ご年配の夫婦が次々と入り口に吸い込まれていきます。
うん、ここなら、なかなか良さそう。

でも、しばらくして気づきました。
15分後、入り口から出てくるのは先ほど入っていったご夫婦づれ。
多そうに見えた人通りも、実は2分の1でした。

しかも大きなスーパーの買い物袋を両手に持っており、
なかなか手渡せる雰囲気ではない。
駅前でパッパと軽快に渡している相方さんに対して、こっちはぜんぜん減らない。
なんとか、この手元に残っている束だけでもさばかねば…。

最初は、「銀のステッキ旅行」の顧客層と明らかに違うと思われる学生さんなどには
あえてお渡ししていなかったのですが、途中からターゲットを拡大解釈。
大丈夫。さっき渡した子どもにも、おうちに帰ればおじいちゃんがいるはず。

チラシ撒きは、これが初めてではありません。
友人知人の手伝いで、これまでにも芝居のチラシや塾のチラシ、
ときには選挙のビラまきも。

そしてゆうべの「銀のステッキ旅行」。
スーパー前だけで比較すると、受け取り率はやや低め。
でもこれは、陣取りのまずさと夕方急ぎ足という時間帯のためでしょう。

明るい材料も2つ。
受け取ったあと、すぐカバンにしまいこまずに、
じっとチラシに目を落としながら歩いていかれる方が多かったこと。
もうひとつは、周辺をぐるりと見てみたのですが、
捨てられたチラシが一枚も見当たらなかったこと。

週明け、受け取ってくれた方からの電話が鳴りますように――。


ともあれ、そこそこ根をつめた1週間が終わり、開放感に浸りました。
ひとり帰路につきながら、途中下車して神戸の繁華街をぶらぶら。
そういえば認可がおりたお祝い、まだだっけ…。

3連休の初日ということで、街はすごいにぎわい。
通りのあちこちでは、割引券などチラシを配る店員さんの姿が。
ふだんは私もティッシュ以外は受け取らないのですが、
今日はさすがに…。

「ありがとー」
愛想たっぷりにこやかに受け取り、ひとりビールで乾杯して帰りました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人気のあるフォント

2009年07月19日 | のほほん同志Aの日常
もう何年ぐらい前からでしょう。
ケイタイの出現で、電話に出るときに
「誰からかな…」という期待と不安を感じなくなりました。

会社でもそう。
電話がプルプルと鳴ると同時に、ナンバー・ディスプレイで登録名が出ます。

「あ、県庁からだ」 
受話器に手をのばしかけると、最近の電話機は親切なもので、
女性の声の機械音が変なアクセントで教えてくれる。

「ヒョーゴ ケンチョー デス」

これを最初に聞いたときの私の反応。
「…もし、もし…プハハッ!」 吹き出してしまって会話にならなかった。
相棒さんは、ひとり留守番中にこれに遭遇。
見知らぬ女の声に、誰か事務所に忍びこんでいるのかとおののいたそうです。

これって、機械の進化か退化か分からない。
…だいたい、こんな機能いるのかね。
そうは思いながらも、「声」の消し方が分からないのでそのままに。

だから今でも、「ヒョーゴ ケンチョー デス」 をおとなしく聞いて、
吹き出さぬよう一呼吸おいてから受話器をとる。
すると今度は、律儀な担当者の方が長々と、

「もしもし。こちら、ヒョウゴ県庁観光振興課、国際企画室の●●と申します。
 お世話になります…」

その間、こちらはじりじり。
――もう分かってるって。
まるで戦国武将の 「やあやあ我こそは…」 が終わるのをじっと待ってる気分です。

ホームページ製作をお願いしているWebデザイナーの方も、
とても礼儀正しくて毎回きちんと名乗る方。
その方からの宿題、ホームページの本文作成が遅れに遅れてます。

世間は今日から夏休み。
3連休の初日でしたが、アップまで1週間を切り、宿題を片付けるべく2人とも出勤しました。

朝からみっちり本文を書きながらも、悪い癖でついついデザインが気になって…。
「この部分のフォントは、やっぱり明朝よねー」 
「文字の色は紺で。センタリングもしてもらおう」 と、
山のように出てきたリクエストを、随時メールでお送りしておりました。
連休明けの出社早々、このメールの山を見たら、ぞっとしはるだろうなぁ。

するとお昼すぎ、電話がプルル…と鳴り、
Webデザイナーさんのケイタイ番号が電話機に。

あれ、今日は土曜日。
たしかお休みのはずなのに…?

受話器をとると、ガヤガヤした雑踏をバックに、早口の声が耳に飛びこんできました。

「○○の●●です。フォントの件ですが…」

今日はめずらしく勢いこんで、いきなり用件から。
勝手なもので、そうなると話についていけず、「え、今、何て言いました?」 

――よくよく聞いて分かりました。
どうやら、検索に引っかかるようにするためには、
ホームページで使えるフォントは決まっているらしい。

そういえば…と、言われて初めて気づきました。
どのホームページも、確かにメインの部分はたいてい同じフォントです。
読みやすくてかわいいし、人気のフォントなのかと思ってた。

それにしても、ホームページって何でも自由にできそうに思ってたけれど、
意外と窮屈なルールがあるのね。

Webデザイナーさんもお気の毒に。
オフの日に出先からメールをチェックして、
トンチンカンな要求を連ねているメールの山を発見。
せっかくの3連休初日からぞっとさせてしまったようです…。

いったい機械は進化してるのか退化してるのか。
やっぱりよく分かりません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする