銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ホームページ担当者への道

2009年07月05日 | のほほん同志Aの日常
まさかこんな日が来るとは、思ってもいませんでした。
ある日、先輩からポンとひとこと。
「じゃあ、ホームページは任せたからね」

…え?

アナログ人間を自認し、それでいいのだと開きなおり、
携帯を持つのも、パソコンを買うのも、人よりだいぶん遅かったこの私が…ですか。

もちろん実際には、Web製作会社の方に作ってもらうわけですが、
トップページの構成や内容をつめたり、コンテンツを提供したり、もろもろの窓口は私に。
あれよあれよという間に、「銀のステッキ旅行」の「ホームページ担当者」になってしまいました。

第1回目の打ち合わせでは、早くも冷や汗が。
先方の仰ることの3分の1が理解不能。
聞いたことはあるけれど、その実、意味はよく分かっていない言葉のオンパレード。
「えーっと、サーバーって何でしたっけ?」とか、「ドメインって…」とか。
これじゃお話にもなりません。

これではいけない、質問すらできない…と、いつもの本屋へ。

この本屋、ビルのワンフロアを占めるかなりの規模で、たいていの本がそろいます。
1時間ほどかけて、端から端まですべての棚をぐるりと一周するのが、毎月の習慣。

大学受験の赤本や絵本のコーナー、宗教書から宅建の問題集まで、
ありとあらゆるジャンルの書棚に目を走らせながら、サーッと通り抜ける。
興味のある本というのは、向こうから目に飛び込んでくるものです。
なければ素通り、次の棚へ。

この習慣、信頼する友人からのアドバイスで始めたのですが、
世の中でいま何が話題なのか、次に何が話題になるのか、
ぼんやり見えてくる(気がする)のでお勧めです。

さて、コンピュータ関係の書棚は当然これまで素通りばかり。
けれども今日は、真っ先にその棚を目指しました。

欲しいのは、ホームページの仕組みが初心者にも分かる本。
細かい知識はいらないけれど、最低限の骨組みだけは知っておきたい。

…それにしてもすごい、コンピュータだけで、こんなに何本もの書棚。
私の好きな落語コーナーなんて、せいぜいこの10分の1よ、
最近のブームでちょっとスペース増えたけど…と、ぶつぶつ言いながら物色。

《C言語》 どうもこれじゃない。
《初心者でも分かるワード》 これはもう知ってる(得意)。
《ホームページ》 あ、これこれ!

このコーナーのなかで、どの本を選ぶべきかは簡単です。
パラパラッと読んでみて、私にも理解できる本を買えばいい。

そして手にとった1冊がこちら。
『ホームページ担当者が知らないと困るWebサイトの常識』

帯には、「中小企業のWebサイト担当者必読!」「知識ゼロの人へ」の文字。
まさに私のために書かれた本じゃないですか。
あー、これで安心。よかったよかったと、帰路につきました。


そのとき、ふと頭をよぎったのが、
赤本を買っただけで安心してた受験生のころの記憶――。
まぁ、気のせいでしょう。

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