ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

香りって、凄いんだ

2014-02-25 21:03:49 | 健康・病気

TVで放映していたのだけど、認知症の治療にアロマセラピーが有効であるのだそう。

脳の中で記憶をつかさどるのは、海馬と呼ばれる部分。ここに直結している嗅神経は脳の中で最初にダメージが来る部分。しかし、この嗅神経は、他の神経と比べて再生能力に富んでおり、ここを刺激すると、脳を若返らせることができるのだとか。

「本当?」と思うけれど、高齢者の方の多い地域で、実験したところ、認知症予備軍の方たちが、正常に回復したというデータが示されている。 この療法を試された教授によると、日中はローズマリーとレモンのアロマオイル、夜は枕元に、ラベンダーとオレンジのオイルが最適な香り。

ローズマリーは集中力を高め、レモンは高揚感を高める。そして、ラベンダーには、安眠効果があるそうだけど、考えてみれば、香りと記憶には、プルーストの「失われた時を求めて」以来、深い関係があったのだった。 マドレーヌの香りをかいで、はるかな幼年期を思い出す主人公の姿・・・。

認知症治療とは、方向性が違うけれど、わたしもアロマセラピーを試してみようかと思ってマス。 時々、眠れないことがあるので、ラベンダーの芳香を味わうのも良いかと・・・。 古代エジプトの時代から、人々に愛され、信頼されてきたアロマセラピー--その世界は奥深いものですね。(以前、アロマセラピーに凝っていた頃、オイルがきつすぎて、目にしみたこともあるんだけど)


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