老舗ギャラリー「やぶき」が、27年の歴史に、この春終止符を打ってしまう。 全国の有名作家や工芸家の作品が、岡山の地で見られるのは、何と言っても「やぶき」であったはず。それがなくなってしまうというのだから、本当に悲しい・・・。
これまで、「やぶき」の歴史を彩っていた作家の個展が、フィナーレを飾っているのだが、そうした掉尾を飾る作品展の一つが、この矢野太昭さんのもの。
母と私も、ずっと矢野さんのファンだったので、時間を見つけて行ったのだけど、目当てにしていたネックレスはもう完売! というより、作品はほとんど売れていて、残っているのは数点のみ――人気作家だけあって、ファンがついているんだなあ。
残っていた作品の中から、上の写真の指輪を母が購入(彼女の指にちょうど、ぴったりだったの)。 中央の円に古代のモザイク装飾を思わせる肖像があって、下の臙脂色の部分もよく見ると、ダイヤをちりばめたような文様になっている・・・矢野さんのガラスの世界は本当に独特な輝きが感じられて大好き。 馬や女性が小さな小さな装飾になって、古代を思わせる色彩の硝子に埋め込まれているブローチやネックレスは実に素敵だったのだけれど、今回は縁あって、この指輪がやってくることに。
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