ノエルのブログ

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ローマ帝国の滅亡

2019-03-19 17:47:31 | 映画のレビュー

アメリカ映画「ローマ帝国の滅亡」を観る。 スゴ~ク面白かった!
最初観た時は、少しくたびれ気味もあって、途中でウトウトしてしまったので、ちょっと筋がわからなくなってしまったので、今日の午後もう一度鑑賞することに。
永遠のローマとまで言われた古代ローマがなぜ、いかに滅びたかは今まで散々議論されてきたことだけど、ここでは歴史スペクタル映画らしく、ダイナミックに描いてみせている――たとえ、かなり史実とは違っているシーンがあるにせよ。

五賢帝のフィナーレを飾るマルクス・アウレリウスは病のため、余命いくばくもない身。この皇帝を英国の名優アレック・ギネスが、気品あふれる佇まいで演じているのだが、アウレリウスは自分の死後のローマを才覚のあるリヴィウスに託そうとする。
リヴィウスは、皇帝の娘であるルシア(ソフィア・ローレンがとびっきりの名演!)と愛し合っている。実いえば、アウレリウス帝には息子コモンドゥスがいるのだが、暗愚な息子ではなく、賢明なリヴィウスを後継者に選んだのだった。

ところが、この決断を喜ばない臣下達が、皇帝に毒を盛って暗殺したものだから大変なことに! 結局、出来の悪いコモンドゥスに帝位が回ってきてしまい、そこから大帝国の凋落が始まるというのが、全体のストーリー。

もともと古代ローマが好きなので、建物だとか、ルシアの衣装だとか、ローマの軍団のいでたちだとか、見ているだけで楽しいものがいっぱい💛
愛するリヴィウスとの仲を引き裂かれ、弟コモンドゥス暗殺を謀るルシアにしろ、いかにも、こんな女性は古代ローマにはたくさんいただろうなあ、と思わせられてしまうのだ。
壮大なセットは、本当に眼前に古代ローマが立ち現れたかのようで、これが一番見ごたえあるものかも。
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