Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

「使う前よりきれい」を目指す(*'▽')

2021-08-31 16:49:00 | 日記
コロナでレース遠征が少なくなり、利用頻度はめっきり減っていますが今日は宿泊先での話。
 
ここ数年、遠征で訪れた宿のチェックアウト時に部屋の写真を撮影することがルーティーンとなています。
 
 


「こんなステキなお部屋にとまったのー」
 
と、映えPhotoを残すためではありません。
 
なるべく部屋をきれいにして出ることを考えていて、写真に撮ることで整っていない場所が目立つのでそうしています。
 
私の場合、高頻度で繰り返す忘れ物対策にもつながります
 
 
きっかけは、もうずいぶん前に読んだ小説に描かれていた一場面。
 
老夫婦の奥様が、ホテルを出るとき毎回部屋ばかりでなく水回りも掃除することを旦那様が関心する場面だったと記憶しています。
 
 
ふと、親戚の経営する宿で、部屋の掃除やシーツの交換をしていた母の仕事を邪魔した幼い時の思い出が頭によぎりました。
 
自分が清掃する人の立場で考えることが希薄であったこと、散らかしたまま部屋を出ていくことも多かったであろうことを思い知らされました。
 
仕事として任せるべきだ、という意見もあるかもしれませんが、たぶん、整えたほうが清掃する人も気持ちが良いだろうと想像しています。
 
生きているかぎりは人に不快な思いや迷惑をかけてしまうことだらけです。
 
せめて自分がコントロールできる部分で、少しでも正しいと思える行動をとってゆきたいと考えています。
 
自宅の部屋も片づけられればなお良いのですが。。。
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秋の目標

2021-08-28 21:06:00 | 日記
もうすぐ8月も終わり。

レースが少ないながらも慌ただしい夏が過ぎてゆきました。

そんな中でも時間を見つけて


山登りをしたり

その途中で猛毒を持つマムシに遭遇したり
家族とサイクリングしたり

晴れ間に川に出かけたり

早朝近所の公園に出かけたり

人との接触が少なくなる中でも、自然と触れ合いながら運動をすることで気持ちの前向きさを保つことができています。

見渡すともうすっかり秋の景色です。

涼しくなればサイクリングとっては最適な景色になりますね。

10月に全日本選手権の開催が決まりチームにも新たな目標ができました。

実行可能な活動を見つけ、その日を見据えて活動してゆきます。


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世界をつなげる

2021-07-23 12:56:11 | 日記

少し前の話ですが、見慣れない人からSNSのメッセージが届きました。

海外から、サイクリングに興味がある人かな?

程度に思っていたのですが読んでみて驚きました。


***

これ、君の古いバイク?

君の名前が入ってるサイズは50のバイクだよ。

友達からもらって俺の彼女が乗ってるんだ!

***

まさにそれは私が現役時代、12年ほど?前に愛用していたバイクです。

このバイクを使用していたのはオランダ籍のSKIL-SHIMANOチームに所属していた年。

欧州のプロチームはその年の最後にそれまでのバイクを一般向けに中古販売し、資金を次の年の活動費とすることが一般的。

おそらくこのバイクもそのようにして販売されたものと思われます。

私の使用するバイクは、彼らにとってはジュニア世代や女性にぴったりなサイズ。( ゚Д゚)

そのようにして購入されたバイクが、さらに友達の手に渡り、その人から連絡が入ったのです。




SNSはネガティブな感情も生みやすいツールですが、正しく使えば世界中の人とポジティブな交流を行うことができます。

数千キロ離れた場所で暮らす見ず知らずの人が、一台のロードバイクによって繋がり、互いに高揚した感情をもって言葉を交換できる。

今日も、その持ち主がそのバイクを使用しエクササイズを楽しむ様子をSNSで見ることができました。

なんて素晴らしいことでしょう。

 

 

スポーツは世界の人をつなげる。

難しい課題が多くある東京五輪ですが、選手の努力が実を結び、世の中にポジティブな影響を与えるような大会で終わってほしいと願うばかりです。





 

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おやじチャレンジ。自分史上最高を目指す。

2021-07-14 23:35:04 | 日記

わたくし先日,

縄跳び3重飛びに成功しました。

子供のころに皆経験したであろう縄跳び。

綾飛びや、2重飛びにチャレンジした経験も多くの人にあると思います。

私も数年前、加齢による体力低下の予防になるのでは?

と。

久ぶりに縄跳びを手にしました。

主に2重飛びを複数回することで全身の神経をつなげるイメージで行います。

その後、選手の前で調子に乗ったことで人生初、ちゃんとした?ふくらはぎ肉離れを経験。色々な意味で激痛を経験。

 

そんな中ある日ふと思ったのです「3重飛びやってみたいな」と。

この'3重飛び’、思った以上にハードルが高い。

思いきり飛んで膝をたたんでいる時間をのばせば1回はできるけど、次の跳躍に移行できないんですよね。

特に40代(?何のこと?)ともなると体力は低下、俊敏性やバネを維持することは難しくなるイメージがあります。

しかし、永年スポーツの世界に身を置く私にはこれを可能にできる感覚があったのです。

バネ’実は繰り返すとあっという間に取り戻し成長できる体力要素でもある。と。

(もちろん加齢で筋肉は柔軟性を失い腱や骨とのつながりも弱くなります。十分気を付けて行う必要があります。)

ということで3重飛びができる身体を目指し、日々2重飛びを繰り返す。忙しさで平日はなかなかできないけど、回復時間もかかるのでむしろそのほうが良い。

週末の遠征に縄跳びを持ち出し空き時間に飛ぶ。

膝下、特にアキレス腱が固まり、土踏まずの筋肉が激しい筋肉痛をおこししばらく運動できない感覚が何度か繰り返しながらも、だんだんと慣れてきます。

そして先日。

思い立ちチャレンジを決行。

縄跳びの長さをできる限り短くし、効率よく回すために手首を小さく、そして力強くスナップさせることに集中。

何度か失敗を繰り返しついに3重飛び2回に成功したのです!

が、幼い時にテレビで見た3重飛びは何度も行っていた記憶。

集中力を最大限に高め更にチャレンジ、ついに5回連続成功しました!

 



 

 

日々、新しい何かを覚えたり、できるようにチャレンジする事って大切ですよね。

達成できない事もあるけど、自分を変えられる感覚をイメージしチャレンジする。

大げさかもしれませんが生きている意味がポジティブに変化する気がします。

達成できない最大の原因はチャレンジを始めないこと、達成するまで行わないこと。

解っていてもなかなか踏み出せるものではないですが、あることを思うと行動する勇気が湧いてきます。

それは自分の死。 と、ジョブズ様もおっしゃっておりました

1日、何もしないと言うことは、1日、達成のチャンスを失ってゆくこと。

死ぬ間際に「なぜ行動しなかった」という単純な後悔はなるべくしたくないですよね。


と、いうことで本日は人生初の有料オンライン英会話「日常英会話 入門!コース」にチャレンジ。

フィリピン人の先生からの英語での質問内容を理解しきれず、カッチカチに固まる私を画面の向こうから見つめる視線が痛すぎて25分間のコースでヘトヘト。

運動とは別のグッタリ感。

頭の動きを成長させる感覚、ぜんぜんわかりませーん。

まじ緊張したー。

でもやっぱり達成感もあります。


今日もたぶん少しだけ成長できました。

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情熱の管理は難しい

2021-07-01 10:54:34 | 日記

私はロードレースの世界に憧れ「速くなる」事を目的に多くの選手同様、様々なアプローチ、チャレンジをしてきました。

ロードレースで強くなるためには
・強い筋力
・少ない体脂肪
・高い心肺機能

の3つが主な要素と考えていました。
心肺機能に関しては血液を全身に循環させる、心筋の強さや酸素を結合させる血液成分等が考えられます。

その為に
・主にオフシーズンで大きな力が出るように筋肉を鍛え、
・プレシーズンには重りとなる脂肪と余分な筋肉すら削ぎ落とすために長い時間乗り込み
・心臓ポンプを鍛えるため峠の頂上に向けて全力で走り
・食事では脂肪をつけないための節制と、血液に良いとされる食材やサプリを取り入れる

という考え方が軸となっておりました。

ただ、トレーニングでの成長曲線が停滞(能力が上がるほど伸び悩む、これが普通です)してくると、何をどう改善してゆこうかと悩みます。

そこで多くの選手が「体重、体脂肪を極限まで落せば能力は上がるはず」と考えます。

ロードレースでは多くの場面で体重、重力が推進力を妨げている感覚があるので当然と言えば当然です。


不正解とは言えませんが、その考え方にとらわれると、カロリー制限の影響で回復に必要な栄養を摂取できず、活動量の減少からくる体重増加を恐れ休養を適切にとらない。

トップコンディションに到達している事を信じようとできずアプローチを続けて、気が付けば長期的に回復困難なオーバートレーニングに陥る。

なんて事とがよくおこります。

情熱的に取り組む選手に多い傾向。

 

実は私も例外ではありません。解っているにも関わらずそんな失敗を選手生活でひたすら繰り返してきました。

もっと沢山食事を摂って休養もしっかりしていれば更に良い結果が出たのでは?

今はパワーメーターのおかげで適切なトレーニング量をコントロールできて羨ましい!

と、思う事はよくあります。

 

んが。

 

選手の時に弱くなるような間違った事をし続けたにも関わらず、ある一定の結果を残すことができた。俺最強!

と言う話ではありません。


出力活動には細胞内のミトコンドリアやGLUT-4と言われる物質の量が密接に関わっているとの事。

細胞内ではATPと言われるエネルギー源を分解しながら筋肉の収縮活動などを行っているのですが、そのATPを合成するのがミトコンドリアらしいです。

GLUT-4はそのもっと手前のグルコース(糖質)を細胞内に取り込む働きをするものらしい。


この2つの細胞内での量が、発揮できるエネルギー量に影響を与える。

これらは細胞内のエネルギー(ATP)が枯渇し飢餓状態になった時に「ヤヴァイ!(◎Д◎;)」と?遺伝子に働きかけ増えるらしいのです。


知らんけど目を凝らしても、小さすぎて見えないので本当かは知りません。


つまり、「もっと休め」と言われた事を無視して動き続けた事も、「もっと食べろ」という言葉に耳を貸さずカロリー不足のまま運動を続けた事も、「細胞の飢餓状態」を生み出し続けた結果、ミトコンドリアやGLUT-4を増やす事に繋がっていたのではないかとも 想定できます。

短期的(←この場合は数か月)にコンディションを落す事が多かったけど、長期的(←この場合は年単位)に見ればその失敗ともいえるアプローチが能力を引き上げていた可能性はあり、失敗しながらも努力は報われていた、とポジティブに捉えられる部分は確かにあります。


がしかし、やはり筋肉の分解や免疫機能はじめ様々な身体機能への悪影響にも繋がり、達成できたはずの結果を失っていた事も多かったと思います。

一旦オーバートレーニング状態に陥れば2,3日どころか2,3週間休んだところで身体が回復した感覚になりませんし、それが原因で失った結果がその先の道すら閉ざしかねません。


データ上の管理からはずれて一見極端とも思えるアプローチをする事も競技者には必要ですが、やはり基本的な休養や食事には目を向けなくてはいけません。

適切にそれらバランスをとることはとても難しいですが、実行できれば最高のコンディションを作り上げられるはず。


選手に最も必用な事は、自分を正しく分析しコントロールできる能力と言う事でしょうか。


等と色々考えていたら、もう一度ヤングな自分に戻ってチャレンジしたくもなってきます。


それが出来ないからこそ時間には価値があるのですよね。


伝えられる立場にいる事を幸福と思っています。

 



 

以上、パッション強すぎる人は面倒だ、というお話でした。

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暑い

2021-06-29 23:12:00 | 日記


暑い!

と思ったら今年初めて蝉の鳴き声を聞きました。

1匹だけ。

全力で鳴いていましたがどこか切なげ。

寂しいだろうから、次、出てきてあげて。😅



蝉の声を聞いていたら花が花火に見えてきました。


とにかく皆様、夏が本腰入れてやってきます。熱中症にご注意ください🌞
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生誕の月 清浄の時

2021-06-27 22:41:00 | 日記
梅雨真っ只中ですね。

雨が続いているわけではないのですがいつ降ってもおかしくない空模様の日々。

そんな季節の6月。

実はわたくし誕生日なるものを迎えました。

年齢は2桁の範囲の何処かです(╹◡╹)
という事は10歳である可能性すら。無い?

今年も無事その日を迎えられた事、周囲の教え、支えがあってからこそ、感謝しています。


大阪の山際を飛ぶホタルも、庭の紫陽花やスモークツリーの花穂も、自分の誕生日前後が最も元気が良い時期だという事を今年はじめて気がつきました。

通常は怒涛の時間となるこの時期に、思うように活動ができずゆっくり過ごしている事に違和感を覚えますが、そんな中でも自分の行動や視点を変えれば得るものは必ずあると感じています。

誕生日には奥様&子供からサプライズプレゼントを受けとりました。

なななんと立派な焚火台です!🔥

伊豆の山間で生まれ育った私、草木を燃やして処理する為の焚火、は通常の生活の中にありました。

焚火台などというハイソサエティな雰囲気を醸し出すものを使おうとした事がありません。

自然を汚したり地面の草花を破壊しないために必要なことは知っていましたが、それ以外のメリットって何?





と思っていましたがいざ試しに使ってみるとこれは良い!

火が目の高さにも近づくし薪をくべるために手を伸ばす事も容易。

小さな範囲に燃料の木が集めやすく、火の片付けもしやすい。

田舎の片付けとしては物足りないけど、キャンプなどコンパクトなスペースで火そのものを扱い楽しむには最高ですね。

家族からのあたたかい贈り物。

感謝です。🥺

※家出時これ持ってサバイバルしろというメッセージではない事を祈ります。😅




で、それもあってか最近山道を通過するときに焚火ができたら楽しいだろうな。と思う河原なんかに目が向きます。

先日、昔トレーニングでもよく通過した峠道にて目にとまった小川。





車から降り川辺に腰掛け、涼しい風と草木や水が揺れる音の中に身を置いていました。

自然に包まれた最高の場所です。

ふと足元を見ると焚火の跡が、その中にネジや電池が混ざっています。

拾い上げていると石の隙間から次から次へとキリなく出てくるではありませんか。

よく見ると針葉樹の枯葉と思っていたもの全てが錆びた細かい釘でした。





街からは離れていますが大人と遊びにきた子どもが素足で川遊びをしてもおかしくない場所です。

できれば後日また訪れて掃除しようと一旦引き上げましたがいてもたってもいられず翌日には行動開始。

釘の回収のために磁石を購入しようとホームセンターへ探しに行くとぴったりの商品が。

早速峠道へ戻り片付け作業の再開です。




マグネット ピック&リリースツール

これはすごい❗️想像をはるかに超えた作業効率で回収はあっという間に進んでいきます。

もはや特殊能力を手に入れたかのような痛快さすらあります。

回収したものがこちら。

おそらく、釘が打たれた廃材を焚き火に使い、焼け残していった金属ゴミと思われます。

悲しむべき光景。

しかし、自分も無意識のうちに自然を汚していることはあるはず。

今まで生きてきた時間の中には、それこそこの事例と同じような事をしたことがそこかしこにあったのでは?とすら思っています。

「ここまであからさまではなかった」と言うだけで自分を肯定する事はできません。

これらをここに残していった人を批判する事は簡単です。しかしするべき事は、今自分ができる行動を取ることなのでは無いかと思わされました。

今までの(ともすれば今でも)自らの過ちを少しでも償う意味でも。

自然と共存している実感があれば、その中に身を置く楽しみが倍増する気がします。

皆さんもどうですか?

サイクリング中にゴミを一つ拾えば、脳内でポジティブな物質が分泌されその日のトレーニング効率が上がる!

かもしれませんよ。

本当にそんなことありえそう🧐



にしても文明の利器を知り活用できた体験。

気持ちよかったです。

大人のテーマパーク「ホームセンター」また好きになりました。(*´∀`*)
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油断できない夏が始まる

2021-06-21 19:52:00 | 日記







昨日は父の日でしたね。

本来ならば過密なレーススケジュールの渦中に居たはずですが、諸々の影響で活動が滞っております。

それ自体はもちろん良い事では無いのですが、父の日に家族と過ごすことができたことは予想外の嬉しい時間となりました。

急な日程の中で奥様が作ってくれた抹茶のスウィーツ。

美味しかったなー。

父としてもっとしっかりね。

と、言われているようでもありました。😅

がんばります。





話は変わり、すでに猛暑が押し寄せる大阪ですが選手はチャンスを掴むためにさまざまな工夫をしながらトレーニングを行っています。

今後は早朝や夜間のライドを行う選手も出てくるでしょう。

いつ現れるかかわからないチャンスを漠然と考えるのではなく、油断するといきなり現れるチャンスために細心の注意を払う。

今年の夏はそんな活動になりそうです。
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20年の時を経て心に生まれた星 ‐È nata una stella‐

2021-05-28 19:08:25 | 日記

 

 

今朝、SNSメッセージが届きました。
 
イタリアで所属していたチームメカニックのオスカルから。
 
チームを離れて以来実に20年ぶりに彼から受け取ったメッセージです。
 
そこには彼が映る動画が。
 
再生してみると、すぐに私の名前が耳に入りました。
「È nata una stella - Hidenori Nodera」
 
星の誕生。
 
私のイタリア語能力ですぐに全てを理解できたわけではありませんが、20年前のジロ・デ・イタリアで起こった出来事、苦しみぬいてミラノにゴールした私に抱いた彼の思いを語ってくれていることはすぐに理解できました。
 
語られていた内容は以下のようなものです
 
*******

特筆するキャラクターがたくさんいた中で印象的だったのはチームにいた日本人だった。

彼はHidenori Nodera、ひたむきさを持つ典型的な日本人。 

地球の裏側からジロのような大きなレースに挑み、その中で苦しんだ。

序盤から苦しんだ彼の努力は、中盤以降まさに偉業だった。

私たちは彼にモチベーションを見出した。

ミラノでのゴールではチームは皆、レースの勝者に興味を示さず日本国旗を掲げてゴールするNoderaを待った。

皆が喜び、興奮し、美しかった。

彼から私は学んだ。

本人は気づいていないかもしれないが、知らず知らずのうちに本当のチームの一員となっていた。

毎朝の挨拶を交わす彼は、私の中でスターになった。

*******
 
 
こんなうれしい事があるでしょうか。
 
 
ジロはサイクリストである私にとって大きな夢であったと同時に、その場に立った私には人生最大の試練となりました。
 
3週間続く苦しみと痛み、精神の衰弱。
 
ヒーローになる事を目指し向かうはずのスタートライン、力の不足する私にとってはただ弱さ、哀れさをさらけ出すために向かう場所でした。
 
自分はチームの荷物と感じていたし、役にたてず申し訳ない気持ちばかりが先行していた。
 
3週間のレース終盤、先頭から大きく遅れる私のところに第1チームカーに乗る監督のベビラックアとメカのオスカルがやってきて、力尽きそうになる私に声援を送り続け鼓舞してくれて事を思い出します。
 
結果として諦めなかった、諦める隙を与えなかった彼らの声が私を3,300kmの過程を経たミラノのゴールへと運んでくれました。
 
その後、欧州のトップチームで活躍した別府選手や新城選手のようにチームに貢献し、自ら勝利をも狙えるような選手ではなかったことは確かです。
 
しかし、彼のように思ってくれている仲間がいたことを20年後の今日、知ることとなり、過去の経験が強く輝くものに変化しました。
 
スポーツは勝利を目指すもの。
 
しかし、その中でもがき苦しみながら進む姿勢が誰かの心に届くなら、負け続ける事にも大きな価値はあるのだと思います。
 
本当に恐れるべきは、負けることを恐れ挑むことができなくなる事。
 
この動画の中の言葉すべては私の宝物です。
 
Grazie Oscar!
 
 
::::::::
全て正確ではないと思いますが↓
 
Se l’agognato rispetto con ne la fatica,
poi da metà giro in poi è stata una vera impresa, si è inginocchiato in lacrime,
era finito, come si dice in gergo, ma abbiamo trovato la motivazione in lui.
In giapponese le diceva, SI OK, tutto bene.
Hidenori Nodera
E nata una stella.
Ci sono stati tanti personaggi che varrebbe la pena menzionare, no?
Una persona che mi ha mi ha proprio impressionato, è stato un giapponese che noi avevamo in squadra.
Si ciama Hidenori Nodera.
Chi aveva una dedizione al lavoro, una serietà e'una anche pacatezza d'animo, no, tipica giapponese.
Nel giro del 2002 aveva come obiettivo no la vittoria, chiaramente.
Ma aveva come obiettivo di finire giro, per cui questa è questa suo obiettivo. È stato una corsa nella corsa.
Una parte del personale per cui massaggiatori, direttore sportivo, dottore meccanici.
Avevano come obiettivo di Fagli trovare tutto quello che doveva servire a lui.
E subito dalle prime tappe, probabilmente non si aspettava che le corse fossero quasi due sapeva,
ma veniva da un'altra realta la realta delle corse del diciamo dall'altra parte del mondo, per cui da noi era l'università.
Il Giro d'Italia era questa corsa famosissima una corsi incredibile per cui faceva le tappe, le prime definiva con fatica.
E poi da metà giro in poi è stata una vera impresa.
Verso la fine del giro era diventata la mascotte del gruppo. No, perché si era guadagnato il rispetto con il viso trasfigurato quasi da dalla fatica che aveva fatto.
In giapponese le diceva, SI OK, tutto bene.
E basta, e' Faceva sempre così.
È riuscito, cosa rara, a forare anche l'ultima tappa, cronometro per Qui non non si è fatto mancare niente, era finito, come si dice in gergo, però siamo riusciti A portarla a termine anche quella volta lì, per fortuna.
E l'ultima tappa, quando cioè c'era l' arrivo classico a Milano.
Con la volata la squadra nostra si è disinteressata della volata e ha aspettato tutti. Hanno aspettato lui che Mi emoziono ancora che, arrivato sventolando la bandiera giapponese mi sembra che è stato il secondo giapponese a concludere il giro.
Tutti contenti, lui di più.
A cosa della finito il giro è salito sul camper, ovviamente in lacrime, aveva la febbre di tutti i colori e.
E si presenta una persona giapponese non lo conosceva e vestito giusto tutto di tutto punto giacca, cravatta con la 24 ore si è inginocchiato in lacrime.
E Noi do la trapano e probabilmente in in nazione Giappone avevano saputo che aveva coronato questo sogno che ormai era diventato il sogno probabilmente di tutta la nazione.
è stato bello, bello perché qualcuno riso qualcuno però se emozionato.
E la tutti Content, bello.
sicuramente da lui ho imparato.
La capacità di soffrire per un qualcosa per un obiettivo non finiva mai di trovare energie e motivazioni.
Per cui questo l'ho fatto mio.
Il rispetto il rispetto per un mondo in cui lui è entrato in punta di piedi e se ne andato in punta di piedi.
È diventato il capo squadra in un giro che non potevamo vincere, ma abbiamo trovato la motivazione in lui.
E magari lui non lo sapeva, però lui è stato uomo squadra, senza senza saperlo.
Hidenori Nodera e nata una stella . per tutti era era il Buongiorno, era trasformato Hidenori Nodera è nata una stella.
 
 
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取材殺到GW

2021-05-05 16:47:00 | 日記


 ゴールデンウィーク。皆様いかがお過ごしでしたか?

 私は基本自宅で過ごしてはいたのですが、身体を動かさずにはいられない性格。   

 時間を見つけては外に出て自宅前で縄跳びをしてみたり、階段を何段飛び越して登れるかチャレンジしてみたり。

 完全に近所から変な人と認識されそうな行動を繰り返してしまいました。   

 が、時既に遅し。今始まった事ではなくもう開き直っています。   

 連休最終日の今日、自宅のある大阪は朝から雨模様。   

たまの雨は色々な事に諦めがついて落ち着いてゆっくり過ごす気になれるから、それはそれで嫌いではありません。   

 家で過ごしているとチャイムの音が。確認すると押したのは傘をさした小学生男子らしき少年。  

 え!?また私、ご近所の迷惑になるような事してしまったか?洗濯物が飛んでいった?自転車道路に倒しっぱなし?  

 と思ったら「自転車うまい方のお家ですか?学校の宿題で聞きたいことがあるんですが。」と。  

 聞けばGW中の宿題で『この街のすごいところ』を調べる、というものがあるらしく真っ先に近所の自転車乗るの上手なおっちゃん、が思い浮かんだそうです。   

 実は昨日も隣近所の女の子から職業についてインタビューを受けました。これもGWの宿題とのこと。  

 こんな光栄なことはありません。 

 お父様とお兄ちゃんにもお越しいただき、屋根のあるベランダで取材開始。

...
 仕事で忙しく家にいる時間が少ない両親、少し歳が離れた兄達は時間が合わなくなり、幼い時から遊び&チャレンジの手段は自転車だった。  

 モトクロスバイクに憧れて友達と自転車で真似をしているうちに、自転車に乗ることがうまくなった。  

 最初は大人から遊んでばかりの困った乗り物、と思われていたと思う。

 憧れ対象が自転車競技となり、いつのまにか自転車に乗る事で人から褒められる、喜んでもらえるようになった。

 気がついたら大阪でプロの選手になって日本中、世界中の大会に出るようになった。  


   ウイリーできる怪しいオヤジ、がその昔実は自転車のプロ選手だった。というお話を聞いてもらっただけでも誇らしく嬉しい気持ちになりました。

  ご近所からの警戒心を少し無くす事にも繋がったかもしれない(๑˃̵ᴗ˂̵)! 

  家のチャイムを押すことは勇気が必要だったと思います。話を聞いてくれてありがとう!逆に私の方が勇気と活力をもらいました。

  今日は子供の日。

  彼らが明るい未来に進んで行けることを願ってやみません。         



↑過去のポストカード幾つか持っていってもらいました。

ご近所のマダムに見られるといけないので、写りが良さそうなものを厳選した事はここだけの内緒でお願いシャス。

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