いや~。
またひと月もブログの更新をさぼってしまっておりました。
シーズン中、ロード選手とスタッフは遠征の連続で何か他のことをする時間を作る事が難しい。
オフシーズン中はそれはそれで、シーズン中にできなかった事をすることで慌ただしく動き回ります。
いんや~たいへんたいへん。
という言い分けでございました。
1月前の記事がこの記事のすぐ下にあるのでドサクサにまぎれて続きです。
プロコンチネンタルチーム、NIPPOヴィーニファンティーニに移籍する西村大輝選手は現在来季に向けた強化合宿の為、イタリアへ渡りました。
シマノ加入時はまだまだ小さな少年であった西村選手は立派に巣立っていったという事でしょうか。
寂しい気もしますが、もちろん嬉しさが上回っております。
西村選手の移籍発表の後、もう一人の日本人加入が発表されました。
マトリックスパワータグチームの吉田隼人選手です。
Photo:Tour de Taiwan
吉田隼人選手は幼少時代からその才能を発揮し、ジュニアカテゴリーではロード、トラック問わず国内タイトルを総なめにするほどの実力がありました。
まさに、ハヤブサのように鋭く輝く目で勝利を狙う姿が印象的な選手です。
鹿屋体育大学、ブリヂストンアンカーを経てシマノレーシングにも所属。
多くの功績を残してくれました。
中でもUCI2.1のハイレベルレース、ツール・ド・台湾の最終ステージで勝利。
photo:Tour de Taiwan
苦悩を抱えながら掴み取った大きな勝利に、私自身感銘を受けたことを覚えています。
吉田選手は大きく感情を表すことなく静かに勝利をかみしめているように見えました。
「歓喜」というよりは「安堵」
スポーツエリートとしての道を歩んできた彼にとって、その勝利はそのような位置づけであったように感じました。
チームメイトに祝福される輪の中でいままで同様、表情を変えることなく感謝の言葉を述べていた吉田選手。
そんな彼を写真に収めようとファインダーを覗いた時、ふといつもと違う表情を見たのです。
彼の本心はそこにあらわれていたのかもしれません。
現地で勝利した本人の様子を日本で応援してくださる皆様にお伝えしたいと思い、私は直ぐにライブブログにその写真を掲載しました。
その時の写真が↓です。
・・・。
「監督、ぼく『やったね!』とか言うきゃらじゃありません」
と後日本人よりお叱りを頂きましたが。
「キャラクターはそうやって(メディアにより)作られてゆくんだよ。」
という私のわけの解らない言いわけに、
「そうですよね。」
と納得、、、してくれた吉田隼人選手は強さと優しさを兼ね備えた日本男児でありました。
とにかく。
更なる獲物に狙いを定め世界に飛びたつ吉田隼人選手を応援しています。
注:吉田選手は「ふぁい。」とか言うキャラでもないとおもいます。