今日は和歌山県新宮市にある、熊野川小学校にお邪魔してまいりました。
熊野川小学校は、UCI国際レースが開催される『ツール・ド・熊野』のステージスタート地点に隣接する、我々にとって馴染みの深い場所にある小学校です。
熊野川とその支流である赤木川が合流する、澄んだ水と自然に恵まれたこの場所。
片田舎で生まれ育った私には、故郷を思い出すような心落ち着く場所なのです。
しかし昨年、紀伊半島を襲った台風によりこの土地も大きな被害を受け、今なお町のいたるところで復興へ向けた作業が急がれおります。
この場所は河川の合流地点ということもあり、台風の時の水かさは私の想像をはるかに超える位置まで達したとの事。
川からずいぶん離れた高台にあるレースゴール地点も、隣接された温泉施設の天井部分までも浸水したと聞いたときはその災害規模にあらためて驚かされました。
我々は毎年この場所で、多くの地元ボランティアの協力により開催されているレースに参加させて頂いております。
地元の方の応援は、苦しみを乗り越える大きな支えになっています。
そんな場所に数日前、トレーニングで訪れたとき、その被害状況に驚き心を痛めたのは私ばっかりでなく選手も同じでした。
ただ、横目でその状況を眺めることしかできず、もどかしさを感じていたときに道端で偶然お会いしたのが、ツール・ド・熊野実行委員長である角口さんでした。
地元の被害状況や、今年のレース開催などについて立ち話をしていて、いつの間にか地元の小学校に訪問させてもらおう!と言う話になったのです。
いつもレースで応援してもらっているこの土地の子供たちに、少しでも恩返しができれば。
そう考えての訪問でしたが、彼らの明るい笑顔を見ていると逆に元気付けられている思いです。
室内での挨拶と、グランドでの記念撮影を終えた後は短い時間ながらも自由に、そして楽しく彼らとの時間を過ごさせて頂きました。
こども達の笑顔とエネルギー、それは未来を支える大きな原動力に違いありません。
熊野川小学校の皆さんありがとう。
また来るから、その時も最高の笑顔を見せてください。
今度は自転車にもゆっくり乗ってな!
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