Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

沖縄です。マウンテンバイクです。

2015-01-31 21:21:13 | トレーニング日記


実は、数日前から沖縄に滞在しております。

イベントのお手伝い等で数日、その後そのまま合宿へと入ります。

どちらも仕事には変わりがないのですが、大きな違いが一つ。

イベントでは私も選手と同じように自転車に乗車させて頂いております。

もちろん仕事に変わりは無いので責任はあるのですが、やはり自転車に乗る事は楽しい。

ついつい溢れ出るアドレナリンにまかせ頑張ってしまい、夜、ヘトヘトに疲れた身体に気付き、とうの昔に選手を辞めた事実を再確認するのでした。

今日はマウンテンバイクのイベント。シマノレーシングの選手も慣れないマウンテンバイクに乗ったのですが、どうやらやたらと楽しいらしく、何度もコースに繰り出し、しまいにゃ空き時間にやたらと熱心にウィリーの練習なんかをしているではありませんか。

何故か私もやたらと熱血指導。

ロードのトレーニングを指導するより、シンプルに上達が解るので、教えるにもチャレンジするにも楽しい気がします。

ロードバイクのトレーニングも、上達が単純明解に解れば楽しさもぐっと上がるきがします。

が、単純で無いものを試行錯誤しながらするから面白い気もします。

つまり、理屈抜きに楽しく面白いのが自転車なのだ、という答えが私の行き着いた答えなのです。

自らが導き出した答えに深く納得し、感動すら覚えたところで寝るとします。

おやすみなさい。



写真はイベント内で行われたスクールの様子。マウンテンバイクのプロライダー、門田氏が講師です。

マウンテンバイクを効率良く、早く走らせるコツを解りやすく説明して頂き、スタッフとして参加した私と西村選手も、いつの間にか受講生と同じように聞き耳を立て、ただの受講生と化していました。

力の入れどころ、そして抜きどころ。目からウロコなお話が聞けました。

私もウィリーとかはできるのですが、やはりその道の達人の走りはダイナミックかつスムーズ。

そしてダンディ。

ダンディは私に欠けているだけでプロアマ関係ないか。




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山ラン

2015-01-29 00:06:43 | トレーニング日記

寒さが厳しくなると予想されていた今日。チームは自転車でのトレーニングではなく、山登り(ラン)をしてまいりました。

来るシーズンへ向けた乗り込み期間としてこの時期ロードバイクのトレーニングも必須です。

しかし、早く、遠くへ行けると言う利点のあるロードバイクは、それだけ多くの風に体を押し当てながら進まなくてはいけません。

もちろん、気温が0度に迫る今日のような日には体温がどんどん奪われ、トレーニングとして狙う部分でない要素で体力を奪われてしまう事も事実です。登り坂は比較的体温が上がるのですが、その分、下り坂では汗と共に急激に体表の温度が奪われひどい目に遭う事もしばしば。

その点、山登りはどうでしょう。極端に移動速度が低く、森の中を進むと言う事もあり、風はあまり身体に当たりません。

思った以上に筋肉に付加もかかり、足から腰にかけあっという間に乳酸が筋肉を支配し痛い程の疲労に襲われます。しかも心肺機能はすぐに頭打ちになるほどの負荷がかかります。山を下る時にも、とっさに足場を選び、斜面に対して落ちて行く体重を一歩一歩しっかりと受け止めなくてはいけないため、下りでも体温が上がるような運動負荷が足にかかります。自転車でのダウンヒルに比べ、寒さの中では大きなメリットです。

登山は自転車選手にとってこの上ない体力トレーニングとなります。

が、もちろんリスクも少なくありません。自転車に動きが似ているだけ、で決して一緒でない運動ですから、足に痛みが出るリスクがあります。しかも安定しない足場のため、捻挫や転倒して骨折なんて事も想定できます。

自転車選手はこのような不安定な場所でのランニング、特に下り坂等を苦手とする選手が少なくないように思います。

おそらく、そこにはペダリングの回転運動に必要無い要素が多く含まれていて、慣れてないから、もしくは、自転車に必要無く退化している筋力があるのかもしれません。

では自転車選手に必要無いのでは?という疑問もわきますが、私はそうは思いません。基礎体力はタフなロード競技に必要不可欠であるし、自転車選手は普段の動きの1割にも満たないような突発的な動きをした時に間接の故障等が出る場合が多くあるように思います。

自転車を進めるために純粋に必要でない能力もある程度身につけ、土台を大げさに築いた後に、余分なものを削って行けば良いのだと思います。

その削れ具合がちょうど良い時こそ調子のピークとなり、そこに狙ったレースをあわせる事が出来れば、ピーキングが成功するように思います。

逆に言えば、調子が良いからと言って同じ鍛錬を繰り返したいると、ある要素が削れ過ぎてしまい、普段しないとっさの動きを要求された時に出来ないような身体になってしまうのではないでしょうか。

・・・と、勝手に思った事を書きましたが。

『苦しいけど楽しい!!』

との選手の言葉が表すように、トレーニングは耐えるだけでなく色々と工夫し楽しさも含まなければ長続きしないし、結果レベルも上がって行かないのでは?と単純に思った事が行き着いた答えでした。

(なぜ私も一緒に登ったかと言うと、楽しそうだったからです。あー足痛い。)

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裏山ブートキャンプ

2009-01-10 13:03:09 | トレーニング日記

外は雪が降っています。Img_7288

んー。寒い。

と、言う事で、暇なので先日チームで行った山登り動画を公開します。

動画は既に山を降りている時ですが、ダッシュです!

とても危険。でも皆楽しそー。

PCで見て下さいね。

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岩湧山ブート
by node
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走ってます。

2008-03-01 21:44:55 | トレーニング日記

沖縄合宿中です。

昨日は休養と言っても、軽く自転車に乗りながらの休養です。

Photo_3

写真はそのときに行った万座毛。

多くの観光客の中、明らかに浮いている我々。・・・もしかして景観を損ねてますか?

Back_5 右の写真は今日のトレーニング。

向かい風の中、激走中。決して彼らのお尻が好きで撮ったわけジャーありません。

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合宿中。

2008-01-31 19:45:28 | トレーニング日記

皆さんこんにちは。私は中国で元気に走っております。
おそらく狩野さん飯野のBLOGでトレーニングの様子などが書かれていると思いますが、
やはり中国一味違います。

先日、中国人チームメートの金龍(ジン・ロン)の道案内でトレーニングに行った時のこと。
我々は何故か高速道路に突入!!!だだだいじょーぶか?と聞いてみると、

「後ろに車が付いていればダイジョーブ」

って、それってすっげー無責任じゃねーか?違反だろ違反!
そんな事したら、良い子の味方SKIL・SHIMANOの公式BLOGに書けないよー!!

しかし、直ぐにその考えは無くなりました。

高速道路を我が物顔で逆走してきた2人乗りのバイク。極悪です。
あぶねーよ!と思ってよく見ると、爽やかなカップルが楽しそうにデート中。青春の1ページ。

  のどかだ。

途中、合流地点の真中で言い争ってるバイクが2台。大きな荷物が道路に落ちている。
オジサンは必死に何かを訴えているが、鋒先のオバサンは何故か楽しそうに笑ってる。
笑ってる場合ではない。

  が、何故かのどかだ。

さらには羊の群れが羊飼いの親子に導かれ大移動…
その周りを、シッポフリフリな犬がせっせと自分の持ち場を行ったり来たり。忘れかけてた田舎の風景。

 …どこまでものどかだ…

高速道路ってのどかな場所だったんですね。知りませんでした。

いつもそうですが、外国に行くと文化の違いに最初は戸惑います。でも考え方を変えれば得した気分にもなれるんですよね。色々な国の文化を肌身で感じる事が出来る事は、とても良い勉強になりますから。

郷に入れば郷に従え。

・・・従ってみるべきなのでしょうか。   がんばれ俺。

Hainan_2

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