Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

生誕の月 清浄の時

2021-06-27 22:41:00 | 日記
梅雨真っ只中ですね。

雨が続いているわけではないのですがいつ降ってもおかしくない空模様の日々。

そんな季節の6月。

実はわたくし誕生日なるものを迎えました。

年齢は2桁の範囲の何処かです(╹◡╹)
という事は10歳である可能性すら。無い?

今年も無事その日を迎えられた事、周囲の教え、支えがあってからこそ、感謝しています。


大阪の山際を飛ぶホタルも、庭の紫陽花やスモークツリーの花穂も、自分の誕生日前後が最も元気が良い時期だという事を今年はじめて気がつきました。

通常は怒涛の時間となるこの時期に、思うように活動ができずゆっくり過ごしている事に違和感を覚えますが、そんな中でも自分の行動や視点を変えれば得るものは必ずあると感じています。

誕生日には奥様&子供からサプライズプレゼントを受けとりました。

なななんと立派な焚火台です!🔥

伊豆の山間で生まれ育った私、草木を燃やして処理する為の焚火、は通常の生活の中にありました。

焚火台などというハイソサエティな雰囲気を醸し出すものを使おうとした事がありません。

自然を汚したり地面の草花を破壊しないために必要なことは知っていましたが、それ以外のメリットって何?





と思っていましたがいざ試しに使ってみるとこれは良い!

火が目の高さにも近づくし薪をくべるために手を伸ばす事も容易。

小さな範囲に燃料の木が集めやすく、火の片付けもしやすい。

田舎の片付けとしては物足りないけど、キャンプなどコンパクトなスペースで火そのものを扱い楽しむには最高ですね。

家族からのあたたかい贈り物。

感謝です。🥺

※家出時これ持ってサバイバルしろというメッセージではない事を祈ります。😅




で、それもあってか最近山道を通過するときに焚火ができたら楽しいだろうな。と思う河原なんかに目が向きます。

先日、昔トレーニングでもよく通過した峠道にて目にとまった小川。





車から降り川辺に腰掛け、涼しい風と草木や水が揺れる音の中に身を置いていました。

自然に包まれた最高の場所です。

ふと足元を見ると焚火の跡が、その中にネジや電池が混ざっています。

拾い上げていると石の隙間から次から次へとキリなく出てくるではありませんか。

よく見ると針葉樹の枯葉と思っていたもの全てが錆びた細かい釘でした。





街からは離れていますが大人と遊びにきた子どもが素足で川遊びをしてもおかしくない場所です。

できれば後日また訪れて掃除しようと一旦引き上げましたがいてもたってもいられず翌日には行動開始。

釘の回収のために磁石を購入しようとホームセンターへ探しに行くとぴったりの商品が。

早速峠道へ戻り片付け作業の再開です。




マグネット ピック&リリースツール

これはすごい❗️想像をはるかに超えた作業効率で回収はあっという間に進んでいきます。

もはや特殊能力を手に入れたかのような痛快さすらあります。

回収したものがこちら。

おそらく、釘が打たれた廃材を焚き火に使い、焼け残していった金属ゴミと思われます。

悲しむべき光景。

しかし、自分も無意識のうちに自然を汚していることはあるはず。

今まで生きてきた時間の中には、それこそこの事例と同じような事をしたことがそこかしこにあったのでは?とすら思っています。

「ここまであからさまではなかった」と言うだけで自分を肯定する事はできません。

これらをここに残していった人を批判する事は簡単です。しかしするべき事は、今自分ができる行動を取ることなのでは無いかと思わされました。

今までの(ともすれば今でも)自らの過ちを少しでも償う意味でも。

自然と共存している実感があれば、その中に身を置く楽しみが倍増する気がします。

皆さんもどうですか?

サイクリング中にゴミを一つ拾えば、脳内でポジティブな物質が分泌されその日のトレーニング効率が上がる!

かもしれませんよ。

本当にそんなことありえそう🧐



にしても文明の利器を知り活用できた体験。

気持ちよかったです。

大人のテーマパーク「ホームセンター」また好きになりました。(*´∀`*)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 油断できない夏が始まる | トップ | 暑い »

コメントを投稿