今シーズン、レース活動が出来ない状況が続いておりますが、その分トレーニングに取り組む時間は伸びています。
何故か監督であるはずの私のトレーニング時間も。笑
近しい人々のコミュニティーにも、通常のレースシーズンでは時間が取れず参加できませんでしたが、このチャンスにする事も多くあります。
マウンテンバイクで山に連れて行ってもらう経験では、暴れるバイクをコントロールする事の難しさと、自らの成長が著しく体験できる事による達成感。自然の中で過ごす事で、幼少時代田舎の山で遊びまわった自らのルーツを思い出す事ができます。
ロードバイクで走行している方々との走行経験にに関しては、一度私が参加した事でこれまでのチームトレーニングに足りない要素が補えるのでは?と考え、チームの選手を誘ってみたら、想像以上のトレーニング効果を見出すこともでき、普段は教える立場と思っていた私たちが逆に彼らから教えて頂くような場面も多くある事に気が付くほど。
これらへの参加は何よりも、普段からレース活動において多くの人に支えて頂いている感覚がありながらも、ある意味、その世界のコミュニティーからは抜け出せない私たちが、自転車を通じて多くの人と出合い触れ合える事は社会性を広げるうえで掛け替えのない経験と言えます。
これは今季2度目の農作業。
大きな水田に生えた雑草を手作業で取り除く仕事は、稲を無農薬で栽培する事の大変さを身を持って教えられます。
しかし、同時に人の手と心がこもったお米を多くの人、未来を担う子供たちが食べる事を想像するとそれだけで、自分の行動に意味があるように思い、自らの身体も力がみなぎり健康につながる気がします。
そんな思いを語るブラッキー氏の熱い話を聞きながら、前傾姿勢を保ち一日を過ごすと
「ん、前傾姿勢のトレーニングになるのでは?今度選手もつれてこようか。」
などとも考えてしまいます。
前傾姿勢を保ち続ける農作業は選手には過酷すぎそうです。
上の写真は今月、チームで山中へトレーニングへ出かけた時のもの。
彼らはレースの現場へ再び戻る事をイメージし、トレーニンへ真剣に向かっています。
そこが自身が一番輝ける場所であることも誰よりも理解しているからに違いありません。
社会不安が広がり、チームに所属する選手やスタッフも同様に気がめ滅入る場面も多くありますが、幸運な事に、私たちは運動の中に幸福を見つけ健康を維持する術を知っています。
辛い場面があるほどに、外に出て活動しようとするメンバーが多い、いや、殆どであるように感じます。
むやみに外出する事で自分や周囲に危険を招くような事は避けなくてはいけませんが、自然の中でのエクササイズは、身体的にはもちろん、心の健康にも大きな好影響をもたらしてくれる事は間違いありません。
トレーニングを終えた後の彼らの清々しい表情を見ていれば一目瞭然です。
選手の頑張りに思わず走り出す監督。(写真右端)馬場氏撮影。
あまりの興奮に、この後、上着をこの場に残して帰宅してしまい。
その後、良識ある方がわざわざ警察に届けてくださいました。
この場から警察暑の場所までの距離を考えると大きな労力が伴ったはずです。
拾得者の方は諸々の権利を望まなかったとの事で、直接御礼を言う事も出来ませんでした。
ありがとうございます。
人への感謝できることもまた、健康を強く構築してくれます。