今月も1度通勤で自転車に乗っただけ。
先月も同じでしたからひと月平均30㎞ではあーりませんか。
選手の時は月3000㎞を目標に(3000㎞/月は結構頑張らなくては達成できませんでしたが)走っていたのに100分の1になってしまいました。。。
オランダでは日々の移動中にありきたりのファーストフードを食べてばかりいるので食事が偏ってしかも高カロリー。
気が付けばお腹がぽっこり、ある意味やっと監督ぽくなってきました。
お腹だけ監督らしくなるってぇのもなんだか悲しいものですね(笑)
と言うことで、この遠征には私が乗れる自転車は無いので今日は運動不足に抵抗するために森をランニングです。
現在滞在している付近では何キロも森の中の道を走ることができます。
ここには日本のような美しい山がありませんが、日本にはあまりない森を走るっていうのも悪くありません。
静寂に包まれた森で葉や木の実を踏む音を聞きながら走る、気持ち良くてついつい遠くまで行き過ぎ帰り道はヘロヘロです。
昨日チームが参加したレースも森の中を走りました。
が、悪路の森は牙をむいて選手に襲い掛かります。
クラッシュや機材トラブル、それに対応するチームカーの隊列は密集して激しく争うラリーカーの集団のよう、車輪を手に慌てて枯れ木の上を走るスタッフも足を取られて激しくクラッシュ。
人と自転車と車、粉塵と舞い上がる枯葉が入り乱れ交差してゆきます。
森はその部分だけ喧騒を超えた狂騒が渦巻いていました。
鮮やかで整った自転車レースシーンは美しいですが。
まさに無秩序なレースシーンもまた美しいです。
そんな事を考えていたら危険をおかしてレースしている選手には申し訳ありませんでしょうか(笑)
走り終えた選手は、石畳に暴れる自転車を抑え込むことで手のひらやお尻の皮が擦り切れてしまっていました。
手首の腱鞘炎を起こしている選手も。激しいです。
※お尻は見ていません、選手の自己申告を聞いただけです(笑)