最近周囲であった会話です。
重い荷物の持ち運びに関する会話の中で
「野寺さんなら、片手でヒョイと簡単に運びそう
」
寝違いの痛みにより睡眠中にのた打ち回るほど苦しんだと告げた時
「え!監督が痛みに耐えられないなんて!それ相当ヤバいやつですね!
」
・・・。
て、ワタクシ、いつからタフガイの類いにジャンル分けされました?
幼少時代から小さく細く弱々しい。
清く正しく奥ゆかしい。 …これは違うか?
な自己イメージであった私。
もちろん、サイクリングという一生懸命向えるスポーツに出会えたことで、ある程度の体力や自尊心を得る事が出来たのかもしれません。
それでも、基本的に華奢な身体を作る持久的スポーツでの事ですし、緊張が強く自信が低いタイプである性格に変わりありません。
が、上記の会話から思い浮かぶ私のイメージは、世代的にはシルベスタ・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガー、なかやまきんに君と同列のイメージで扱われている気分です。 3人目はチョット違うか?いや私の中では一緒だ。
思い当るのは、近年、注意深く過ごすことに窮屈さを感じ、ある意味雑な言動、生き方をしている…気がする…事でしょうか。
痛みや危険を恐れず行動や発言をする、といった・・・実にワイルドな印象です。 ※もちろん怖すぎてビビッて行動に移せない事は数多くありますょ。

↑ワイルドの象徴、焚火を行うチームメンバー
がそれらを本当に恐れず動いているのではありません。
自分の弱さを認識するゆえに、あたかも自分が強いかのように振る舞っていた結果、周囲にそのような印象を持たれた感はあります。
インターネットで見る事ができるプレゼンにこのようなものがあります。
ボディランゲージが人を作る/エイミー・カディ
プレゼンの中でこんなことを言っています。
「 『できるまで』 じゃなく、 『これが本当の自分なんだ』 と確信が持てるまで、できるふりを続けましょう 」
目的に到達できるかは未来の話、確証はありません。ただ、達成に向けたポジティブな意味での‘ふり’をすることで自分の内面を変化させ、周囲の協力を得る事が可能となり、最良の行動を継続できる。
と私は理解しました。
んー、そうかも。
実際はどうあれイメージがタフになった?私。
弱いイメージに比べれば、人から頼られる、と言う意味で、私の理想に近づいたと思っています。
ふりを続ける。
大切かもしれませんね。

ところで、最近チームは新たな取り組みとして選手の遺伝子検査を実施しました。
生まれながらに持つ事になる不変な遺伝子情報と、それらに見られる統計をもちいて身体のリスクや傾向を知る。
賛否ある取り組みとは思われますが、自身を知るうえでとても有意義な内容でした。
遺伝子は運命を決定づけるものではありません。
乾いた土と湿った土、どちらが向いているか知る事は個々の植物を栽培をするうえで重要な事。
自身を進化させてゆく過程で、本来の自分を知っていればより効率的に環境を整える事ができるはず。
ちなみに私自身検査を行いましたが、やはり『タフガイ』とはイメージが重ならない結果を得ています。