Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

ネイチャーチャレンジ合宿

2019-06-20 23:46:00 | 日記
チームは全日本選手権に向けトレーニングキャンプに入りました。
 
私はというと相変わらず朝から晩までバタバタと過ごしているのですが、日中、トレーニングで通過する自然の中に身を置けるだけで幸せを感じています。
 
そんな時に撮影した写真、私のiPhoneの中にだけ納めておくのはもったいないのでいくつかここに上げておきます。
合宿で最初に移動した木曽福島駅のまえで写真を撮影するサヤちゃん。シマノレーシング写真部エース部員。
大阪からの長距離車移動後、日没までトレーニングし滞在先へ。いつものようにジャンケン部屋割り大会。近未来の幸福度を左右する緊張の瞬間。
滞在先の食事、エンデュランススポーツの合宿というと事を考慮してくださった低脂肪高タンパク、食物繊維たっぷりの食事。すごく美味しかったです。
花の咲く季節ですね。
この日、私たち以外に宿泊者がいなかった事もあり廊下で駄弁り始める不届きな選手たち。
監督の部屋に集合し人生相談かと思ったら人生ゲームをおっ始めた不届きな選手たち。
トレーニングは高地の環境。素晴らしい景色ですが身体への負荷は非常に高くなります。
御嶽山山頂を見上げる場所へ、ここで2200m付近。
雨が降る日は滞在先のペンション様が、スキーをストックする部屋を使用させてくださいました。
キャンプ前半を過ごした「ペンションKAORU」様。木村キャプテン&中井選手の出身大学で利用した事があり、彼らの勧めで今回チームで利用させていただきました。最高の滞在環境&トレーニング環境でした。ありがとうございました。
 
でチームは伊豆にトレーニング地を移動、更なる乗り込みを行なっています。
 
 
 
花が綺麗に咲き、小さな川の河口では遡上前の鮎の稚魚が群れをなしています。
 
仁科峠。私から見下ろした選手と選手から見上げた私。選手が休憩している僅かな時間に私はとにかく身体を動かし自らにストレスを与えます。何故。
 
自然は眩しいほどに輝きますが選手は海辺と山頂を行ったり来たり。自らを厳しく律し身体を作り込んで行きます。
 
緑の先には緑が見えます。その更に先に目を凝らすと、やはり緑です。
 
そりゃ舌も出したくなります。一丸選手
 
そりゃ舌も出したくなります。横山選手
流行ってるの?
 
中井ちゃんの足などはもうなんか変な感じに。。。
 
 
 
滞在先でも月を見上げたり、猫ちゃんと力比べ?したり。
 
土肥峠
入部選手
湊選手
 
 
 
 
心身をすり減らすトレーニング環境の中で気持ちをポジティブに保つことは時として難しいものです。
 
しかし、活動の中で同時に自然や人や動物とのふれあいができる事は、彼らの弱さを補い、強さを引き出す大きな要因となっているように思います。
 
もちろん選手でない私も同じように恩恵を受けています。
 
このような活動ができている事に感謝し、更なる成長を目指して行かなくてはいけませんね。
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新星

2019-06-10 19:15:54 | 日記

先週末のレースにて。

シマノレーシングの中井唯晶が勝利しました。

チームメイトだからという事はもちろんですが、若い選手の活躍はチームの壁を越えてポジティブな感情を抱かせてくれます。

ベテラン選手が見せる素晴らしい走りはもちろんですが、それをも脅かし業界を活性化させる新星の登場を、私たちは常に待ち望んでいます。

 

彼の勝利は最終到達点では無いはずです。

一つのステップを踏み登った事により、高く遠い世界が以前より少しだけ近くに見えるようになったに過ぎません。

しかし、『少しだけ見えるようになった』景色は彼を更に強く突き動かすほど、光に満ちたものであったはず。

 

勝利の喜びは他に代えがたいもの。

競技者であればだれもが追い求める感覚です。

 

更なる飛躍を期待しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が。

その前にブログタイトルを決定する事にも期待。

 

 

 

 

 

進む未来もブログタイトルも自分で決定するものさ。

 

 

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疲労は定期的に取りましょう

2019-06-05 23:48:26 | 日記

「ツアー・オブ・ジャパン」「ツール・ド・熊野」2週間にまたがり計12日間のレースをこなす期間が終了しました。

 

そのための準備等を含めると、もう随分と休めていなかった事で選手はもちろん、チームスタッフとして動いていた私も身体は想像以上に疲労しているようです。

 

昨日はお休みを頂き休養に専念しようと考えていたのですが、この2週間ほぼ毎日、朝5時半の起床から深夜の入眠まで身体と(のろまながら)思考を全力で働かせていたことが習慣になってしまったか、せっかくの休みなのにきっちり朝5時半に目が覚めてしまいました。

 

もちろん、外で忙しかった分、家でもやらなくてはいけない事はたくさんあるので、折角だから片づけてしまおうと思い立ち、朝食の後に早速取りかかろうとしました、が、身体と思考が全く働きません。

 

もしかしてまだ多少寝られるかな?

 

と思い立ち布団に入るとあっという間に寝てしまい、そして数十分後に何かに追われるようにハッと飛び起き、また活動しようとして、できず、今度は2時間寝てしまい、飛び起き・・・。

 

というリズムが段々伸びてゆき最終的に熟睡から覚めたのは夕方16時前でした。

 

休めば休むほど自らの疲労度の大きさを理解して、興奮から解放されてゆくような感覚です。

 

この感覚、頻繁ではないものの選手の時にもありました。

運動選手は真面目に取り組むほど、「休養」というレベルアップに不可欠な要素を無視してしまいがち。

 

目標とするイベントの日時が近づくにつれ、自らの疲労蓄積をようやく理解してゆき、いざ本当に休息が必要と気が付いた時には本番前のトレーニング~超回復のプロセスをこなす時間が不足していることに気付く。

 

なんて事はよくあることです。

 

しかし「手遅れ」と気づいた時に絶望感を抱え続けるか、その状況で最善と思える術を見出す努力ができるか、いずれかで可能性は大きく変化することも私は経験しています。

 

もちろん良い結果を生み出すのは後者と考えています。

 

絶望感は脱力感に変化し身体能力の向上はおろか、緊張感や集中力を失い、戦う事に必要な脳内物質の分泌すら抑制してしまう事は容易に想像されますからね。

 

まるで、私を含む少数が後者のようにポジティブに思考を変えられるように書いてしまいましたが、現チームメイトやそのレベルに居るライバルチームの選手のほとんどは出来ているのでは、と考えています。

 

だからこそ、こんなにハードな活動を続ける事ができるのでしょうから。

 

がしかし、忘れてはいけません、手遅れになる前に

「戦略的に休養を取る事は最重要事項の一つです」。

 

と、強調したのは、ちーとも休もうとしなかった自分に言い聞かせたかったから。

 

遠征中、異動後の宿の部屋に用事で立ち寄ると、あまりの疲労に『5分だけ』と倒れ込むように伏せるのですが、5分後の行動開始時には起き上がる前、気合いを入れる意味で無駄に腕立て50回から活動を再開してしまっていた私。

 

5分の休息の後に、何故かそれ以上の負荷を自らにかけてしまう。

 

もはや何かの病気です。

 

でもあれです、身体的な活動により、思考的なストレスを軽減する術は、思考がもろく身体を動かすことが得意な私にとっては有効なのかもしれません。

 

ということで、次回は遠征期間中におとずれた思考の限界とバランスを取るため、身体の限界を引き出すべく山頂を目指して走り出してしまった話でも。

 

なんのことだか。

 

 

自宅に帰るとスモークツリーが花穂をフワフワとなびかせておりました。しばらく空にフワフワと浮かんで過ごせたら。と、夢見てしまいそうな光景です。

 

本日、久しぶりにマッサージを受けました。先生も驚くカチコチ具合。身体を動かくことが得意、と思い続けているといつか痛い目にあいそうです。。。

 

 

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