Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

POWER侍、一丸

2021-04-28 18:20:04 | 日記

本人のブログでも記載があるように、シマノレーシングメンバーとして2年半活動してくれた一丸尚伍選手が、シマノレーシングメンバーとして最後のロードレースを走り終えました。

トラック競技に重きをおいていた彼ですが、彼の加入によりチームの中には足りなかったものが見え、そして彼の身体改革へ取り組む姿は大きな影響を与え続けてくれました。

 

得意とするトラックに入れば圧倒的な力でチームを勝利に導いてくれるだけでなく、チームの精神的な支え役を担ってくれる心の広さがありました。

書き出したらきりがありませんが、とにかく仲間として活動してくれた事に感謝の気持ちでいっぱいです。

最後にチーム拠点から新たな世界をめざし出発する彼の背中。

互いに寂しさを抱きながらも、大きな決意を秘めた姿はいつも以上に大きく見えました。

別れが重なる季節。

寂しさ、喪失感はとてつもなく大きいですが、そんな気持ちを抱く事ができる出会いがあった事に感謝しています。

物理的な距離は広がっても、気持ちはいつまでも仲間のまま。

これからの活動、猛烈に応援しています!!

頑張れ―!










でも、監督のような人間になるのはどうかとも思うぞ。。。(ー_ー)。 あれは大人失格リストの常連だ。

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機動戦士YASUI

2021-04-26 19:03:30 | 日記

チームは先日行われたJプロツアーに参戦してまいりました。

世の中は大変な状況下ではありますが、色々な人の努力でレースが開催され出走できたことに感謝しなくてはいけません。

目標に対し、まだまだ努力できるところは多いと思いながらも、選手一人一人の努力が確実に実を結んでいると思うレース内容であったと考えています。


▲過去JPTクリテリウム(ショートサーキットレース)で勝利をあげていた中井唯晶選手。この日の150㎞レースで3位。持久力を手に入れるための意図的な取り組みが実を結び始めている。

レースを終えた選手にも、勝利できなかった悔しさと、トレーニングの成果を確認できた安堵が入り混じったような空気がありました。

状況は決して楽観できる状況ではありませんが、目標となるレースをスタートする事を思い描きながら集中力を保ち続けてゆかなくてはいけません。




過去シマノレーシングを通過した安井雅彦氏のこんな記事を知りました。

彼はチーム在籍1年間のみ、その後もサイクリングに関わる業界外への道へと進んでいるため、応援してくださっている皆様への認知は大きくないかもしれません。

しかし、チーム在籍1年間で最高のトライを行い、チームへ多くの好影響を与えてくれました。


▲欧州のレースを走る安井選手

シマノレーシングは勝利を重ねる事でスポンサー収益を得るようなシステムの中では活動していません。

もちろん、プロスポーツとしては将来的にそのような形にできる事が理想です。

しかし、どのような環境下でも、勇気や希望を与えられるようなチャレンジを見てもらう事が、プロスポーツの軸となる使命なのではと考えています。

それにはまず選手本人が勇気と希望を持ち競技と向き合い「後悔していない」と思える未来に立って欲しいと考えています。

選手を引退しても競技者であった経験を胸に秘め活躍している人の姿、感慨深いものがあります。

 


▲2013年4月、加入後まもなくタイで行われたステージレースに参加した安井雅彦選手、大量のウォーターボトルを運びアシスト役に徹する。いつしか彼はチームの中で「機動戦士YASUI」と呼ばれていた(^_^.)


▲引退レース「ツール・ド・おきなわ」では狙い通りのエスケープから山岳賞を獲得

 

かっこいいぞヤスッチ!

コメント (1)
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