思い出の写真がでてきてきました。
1999年、私がシマノレーシングに加入し手2年目のシーズン。
「ツール・ド・KUMANO」が国際レースとなる前「3DAY CYCLE ROAD 熊野」として開催されていたレースの第1回大会。
当時、まだ若くひたすら必死に走っていた記憶があります。
よく考えたら現役選手中は余裕など無くひたすら必死だったので若いも何も関係なかったかもしれません。
強い雨に見舞われた最終日、最後の峠山頂の攻防です。
撮影した写真をくださったのは近藤純也さん。
雨で危険な状態となった峠道を下りきり、人生で初めてステージレースで勝つことができた思い出の写真です。
もう20年以上前の事、写真を見ると最近の事のように思い出すことができます。
あの雨と寒さの中、カメラを構えていた近藤氏の姿もしっかりと眼に焼き付いています。
私にとってはとても大切な瞬間であっただけに、写真に残して頂いたこと感謝の念を抱きます。
情熱をもって走っていたこと、そしてレースが多くの人の情熱で支えられていることを思い出させてくれる写真でもありました。