古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

奈良県三宅町・寺ノ前古墳

2010-12-18 08:09:16 | Weblog
奈良県磯城郡三宅町屏風寺ノ前、寺川と飛鳥川に挟まれた微高地上にあります。

全長32m、  後円部径20m・高さ3.5m、 前方部幅21m・高さ3.5m の前方後円墳です。
前方部を南に向けています。
ただし、前方部は原型を留めないほど破壊されていて、今は円墳状に残っています。

墳丘の周りには盾形をした幅約17mほどの周濠があります。
その外側には周庭があります。
円筒埴輪、家形埴輪等が採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

埋葬施設は明治初期盗掘にあっています。
横穴式石室に凝灰岩製の石棺が収められていて、冑や須恵器が見つかったという記録が残っているそうです。

この古墳の築造時期は、5世紀後半ころと推定されています。

田圃の中にポツンと1基だけ残っていて、なんとも愛らしく感じられました。






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