古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

兵庫県姫路市・土師片山古墳

2014-06-14 07:57:23 | Weblog



                       (後 円 部)





                 (前方部から後円部をみています)

兵庫県姫路市土師片山366、標高81mの尾根上にあります。
JR播但線・溝口駅の西方にある尾根上です。

全長30m、 後円部径20m・高さ3m、 前方部先端幅5m・高さ1m の前方後円墳です。
自然の地形を利用して造られています。
すぐそばにある鉄塔付近に向かって前方部が伸びています。


前方部と南西側は削平を受けています。

墳丘に葺石は施されていなかったようです。
円筒埴輪や朝顔型埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
発掘調査は行われていませんが、埋葬施設は竪穴式石室とみられています。
副葬品などの遺物の出土も不明です。
ただすぐ近くにある培塚からは、大正年間に須恵器や鉄剣などが出土しているそうです。
最近の研究で、横穴式石室が存在する可能性も指摘されています。

古墳時代中期・5世紀末頃の築造と推定されています。

昭和48年3月9日、兵庫県の史跡に指定されています。

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