(後円部墳頂・・・奥が前方部)
大阪府枚方市小倉東町369の台地上にあります。
京阪電車・牧野駅の南約1.2Km、穂谷川左岸の標高約22mの車塚公園内にあります。
車塚公園は、「車塚古墳」を史跡公園として整備したものです。
「小倉車塚古墳」とも呼ばれています。
全長107.5m、 後円部径54.5m・高さ8.5m、 前方部幅44m・高さ5.5m 二段構築の前方後円墳です。
前方部を東(穂谷川方向)に向けています。
主体部や副葬品など詳細は不明です。
墳丘の周りには、二重の前方後円形をした周濠があります。
周濠の外側には堤があります。
昭和53年(1978年)の後円部外堤西側の発掘調査で、幅が4~5m、深さ20~30cmの濠跡が見つかり、築造時は二重濠だったことが判明したそうです。
墳丘に葺き石は施されていなかったようです。
円筒埴輪 などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
1980年代、後円部頂付近の北側斜面から、家形埴輪が採取されています。
平成16年(2004年)、本格的な発掘調査が行われています。
前方部テラスから、板石による葺き石が見つかっています。
また新たに鰭付円筒埴輪が出土し、これまで5世紀前半代とされていた築造時期が、4世紀後半ころまでさかのぼることも判りました。
公園化された古墳の周りは、緑の多い(訪ねた時は桜が満開でした。)静かな佇まいを見せていて、なんとなくココロ落ち着く所でした。
大正11年3月8日、国の史跡に指定されています。
(前 方 部)
(後 円 部)
(後円部北側周濠から前方部をみています)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます