古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

茨城県土浦市・常名(ひたな)天神山古墳

2019-10-12 05:49:42 | Weblog
茨城県土浦市常名町西根、南に桜川を望む標高23mの独立した丘陵尾根上にあります。
集落から長い石段を上がっていきます。
古墳前は広場になっていて車でも行くことができます。

全長約90m(現存約70m)、 後円部径40~48m・高さ7m、 前方部先端幅25m・高さ2~3m  の前方後円墳です。
前方部を西に向けています。


(前方部)






平成元年に測量調査が行われています。
葺石や埴輪は未確認です。
主体部も未発掘につき詳細は不明です。

後円部墳頂には常名神社の社殿が建っています。






前方部には、宝篋院塔(過去の重罪をなくし、現在の災害から免れ、未来の極楽往生を祈るために「宝篋印陀羅尼経」を納めた供養塔)が立てられています。
安土桃山時代の作と推定されていて、昭和46年7月13日・土浦市の文化財に指定されています。




くびれ部付近には4つの祠がたっています。
左(前方部側)から誉田別命を祀る祠、真ん中の二つは大日如来の祠、右は稲荷社です。


古墳時代中期・5世紀前半頃の築造と推定されています。

平成3年3月11日、土浦市の史跡に指定されています。

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