古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

静岡県掛川市・瓢塚古墳

2016-09-24 08:48:50 | Weblog
静岡県掛川市吉岡女高の原野谷川右岸の台地東縁にあります。










                     (奥が後円部)

全長63m、 後円部径37.8m・高さ5m、 前方部先端幅25.3m・高さ3.5m  二段構築の前方後円墳です。
前方部を南南西に向けています。


西側の一部が削平されています。

墳丘の周りには幅約7mの周濠があります。
墳丘には礫石による葺石が施されています。
円筒埴輪や壺形埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
後円部中央にある埋葬施設は、どのような埋葬だったのかはっきりしていません。
明治30年代に発掘されていて、長さ2mほどの粘土槨の可能性が指摘されています。
四獣鏡ほか1鏡、硬玉製勾玉、水晶製勾玉、碧玉製管玉2、鉄剣、鉄鏃、刀子 などが出土しています。

和田岡古墳群として、平成8年3月29日国の史跡に指定されています。

古墳時代中期・5世紀前半頃の築造と推定されていて、古墳群中2番目に古い古墳です。

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