古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

群馬県太田市・西山古墳

2018-08-11 05:33:00 | Weblog
群馬県太田市薮塚町3519-2の台地上にあります。
八王子丘陵から薮塚温泉の入り口北側に伸びる、標高約110mの丘陵の先端部です。
案内板のある下(西方)の道路から15~17mほどの高さを登ります。







「薮塚本町66号墳」とも呼ばれています。

全長34m、 後円部径18m・高さ4m、 前方部先端幅20m・高さ2m  の前方後円墳です。
前方部を東に向けています。


                  (右側が前方部)

(後円部)




(前方部)






墳丘に葺石は施されていなかったようです。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
後円部中央にある埋葬施設は、南方向に開口している無袖型の横穴式石室です。
石室は盗掘を受けていて副葬品などは不明ですが、玉類・金銅製耳環・鉄刀などが出土しています。
石室は羨道部が崩落の危険性があるため、コンクリートで補強されています。









古墳時代後期・6世紀末頃の築造と推定されています。

昭和24年12月20日、群馬県の史跡に指定されています。

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