古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

群馬県藤岡市・宗永寺裏西塚古墳

2018-05-12 06:11:50 | Weblog
群馬県藤岡市上落合七奈輿の宗永寺境内にあります。
「美土里村4号墳」とも呼ばれています。
宗永寺裏東塚古墳と後円部が向き合う形です。

全長48m、 後円部径30m・高さ4.8m、 前方部先端幅29m・高さ4.8m  の前方後円墳です。
墳丘上は、零式艦上戦闘機の設計者として知られる「堀越二郎」氏ら堀越家一族の墓地になっていて、一部削平を受けています。







墳丘の周りには周濠があります。
円筒埴輪などが出土していて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
後円部中央にある埋葬施設は、両袖型横穴式石室です。

資料が少なく、築造時期をはじめ詳細は不明です。

(前方部)







                  (右が前方部)

(後円部)



                  (手前が後円部)

群馬県藤岡市・宗永寺裏東塚古墳

2018-05-12 05:48:17 | Weblog
群馬県藤岡市上落合七奈輿本郷原甲352の宗永寺境内にあります。
「宗永寺東裏古墳」とか「美土里村6号墳」とも呼ばれています。

全長53m、 後円部径13.5m・高さ4.3m、 前方部先端幅14m・高さ2m  の前方後円墳です。

(後円部)






(前方部)




保育園で墳丘の一部が削平を受けています。
墳丘上は墓地になっています。







墳丘の周りには周濠があります。
円筒埴輪などが出土していて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
後円部中央にある埋葬施設は、横穴式石室に凝灰岩を刳り抜いて造られた舟形石棺が収められていました。
石棺は長さ2.4m、幅0.93m、高さ0.62mあり、宗永寺の敷地内に保存されています。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。