兵庫県神戸市垂水区西舞子4丁目の丘陵上、大歳山遺跡公園内にあります。
明石海峡大橋の素晴らしい眺めが見渡せる高台です。
上記写真の後方がそれです。
遺跡公園はそんなに広くはありませんが、弥生時代後期の竪穴建物が古墳のすぐそばに復元されています。
全長37m、 後円部径22m・高さ1.75m、 前方部先端幅13m・高さ1.5m の前方後円墳です。
墳丘は復元されています。
墳丘に葺き石は施されていなかったようです。
埴輪の出土がなく、墳丘に埴輪の配列はなかったようです。
後円部中央には、南西方向に開口する横穴式石室がありました。
須恵器の坏・高坏・甕・装飾付壺(壺に小さな人形を貼り付けたもの)などが出土しています。
古墳時代後期・6世紀ころの築造と推定されています。
後円部のすぐ東側には、竪穴式石室をもつ円墳(大歳山1号墳)がありました。
さらにその東側にも、粘土槨を埋葬施設とする小さな古墳があったそうです。
曇り空でおまけに夕暮れが近い時間帯でしたので、あたりは少し薄暗くなりかけていました。
灯りも点き始めた舞子の街並み越しに見る、明石海峡大橋の美しい眺めは印象的でした。