古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

奈良県桜井市・珠城山2号墳

2008-11-01 09:15:13 | Weblog
奈良県桜井市穴師玉井1067の丘陵尾根にあります。
墳丘はその形がはっきりせず、規模も良く判っていません。
ただ 後円部が40m、前方部が40m の前方後円墳だと言うことくらいです。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘には埴輪の配列がなされていました。
埋葬施設は竪穴式石室です。
この古墳は、古墳時代後期・6世紀前半の築造と推定されています。
珠城山古墳群を構成しています。
1号墳同様、全体的に赤褐色の土で覆われていて、その形状は1号墳以上にはっきりつかめませんでした。
二つの古墳は、同じ尾根上に並ぶようにしてあります。


奈良県桜井市・珠城山1号墳

2008-11-01 09:02:30 | Weblog
奈良県桜井市穴師玉井1067の丘陵尾根にあります。
JR桜井線・巻向駅、国道169号線の東側にあります。
全長50m、 後円部径20m・高さ5m、 前方部幅20m・高さ2.5~2.8m の前方後円墳です。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘には埴輪の配列がなされていました。
1955年、調査が行われています。
後円部中央に埋葬施設があります。
全長4.7mの右片袖形横穴式石室があり、組合式石棺が納められていました。
玄室の長さ3.4m・幅1.65m・高さ2m、羨道の長さ1.3m・幅1.0m・高さ1.6mあります。
南に開口した石室内部は、自由に見学できました。
銅製勾玉・銀製中空玉・金環・三葉環頭鉄刀・鉄槍・鉄鏃・刀子・鉄斧・鞍金具・鉄製カコ・鉄釘・銀象嵌鉄製品・土師器・須恵器などが出土しています。
この古墳は、古墳時代後期・6世紀中頃の築造と推定されています。
珠城山古墳群を構成しています。
昭和53年2月8日、古墳群は一括して国の史跡に指定されています。
古墳は、道路わきの小高いところにあって、よそではあまり見られない赤褐色の土で覆われていて、形状もはっきりつかめませんでした。