Kオジサンの新・山歩きの記

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北飛騨の山  大鼠山(オオネズヤマ)(1584.6m) & 深洞湿原(フカドシツゲン)

2020-06-27 23:51:24 | アウトドア

今年は子年です。そんな今年の干支の山へ行ってきました。場所は岐阜県飛騨市の神岡町の山之村です。ここには天蓋山が有り、大鼠山は天蓋山の東側に対峙しています。
大鼠山の名は、諸説ありますが、山の形がネズミに似ているためとも伝えられます。また、この山のネズミにまつわる話ではありませんが、隣の上宝村双六には、鼠の模様が浮かぶ「鼠石」と言う石も有るそうです。また、木曽五木の中にネズコと言う木が有ります。山にネズコが多く有ったのだろうか。ネズコの木も関係が有るのかも知れません。
私、今年は年男です。そんな年男で、干支の山に登ることが出来たのは嬉しい事です。

往路の林道歩きが約2時間で、復路は深洞湿原から林道入口まで約1.5時間でした。休憩時間を含む全体の時間が5時間半。その中の林道歩きが3時間半だったのです。
林道は始めは勾配が少し有りましたが、高度が増すにつれて緩い勾配になって行きました。


提供して貰ったGPS軌跡図です。
直線は電波が途絶えてしまって、飛んだのです。



(08:55)
森茂北ノ俣林道の入口です。
ここから長い林道歩きが始まります。この先にゲートが有りました。




俯いて咲いていた路傍の白い花。
花の名が分かりません。




長い林道歩きで何度もミスジチョウを見ました。

花の世界では、まず梅が咲いて次に桜。そしてハナミズキへと開花時期が推移して行きます。
Wikipediaはミスジチョウを検索すると初夏に発生するとなっています。ギフチョウを春の妖精と言う呼び方をします。蝶の世界ではギフチョウそしてアゲハチョウ。順々に登場する蝶たち。そしてミスジチョウの番となります。また、ギフチョウがカンアオイを食べて成長するように、Wikipediaにはミスジチョウの食樹はイタヤカエデと有ります。イタヤカエデを検索すると北海道、秋田に自生するとなっています。という事は北方系で、東海地方からすると高地の場所となります。
何羽も乱舞していたミスジチョウ。
生まれたばかりなのかも知れません。
07年06月に宇津江四十八滝で。08年06月に七々頭ヶ岳でミスジチョウを見かけました。いずれも初夏の時期でやや高地の場所。
ミスジチョウの知識が深まりました。



(10:21)
長い林道歩きです。
始めのうちは、やや勾配が有りましたが、高度が増してくるにつれて勾配が緩くなりました。




ヤグルマソウ。
その名の通り、葉が鯉のぼりの竿の先端に付ける矢車の形をしています。



(10:30)
林道を歩いて行く途中、樹間の開けた場所が有りました。
右はズームで撮影したものです。
何処の山だろう。
木と木の間、下の方。構築物が見えます。




コナスビ花です。
林道の砂利道に咲いていました。



(10:51)
大鼠山登山口に着きました。
白い標柱が目印です。
この標柱が無かったら通り過ぎていました。
でも、この先へ行った所に眺望が良い場所があるようです。




山頂への登山道は藪の中。
それでも薄く道は付いていましたので、前に進めました。




ユキザサ。
花が終わり、赤い実を付けています。




大木です。
何という木だろう。
山頂への道で、このような大きな木が何本も有りました。



(11:11)
最高地点に到着です。
あまり広い場所では有りませんが、少人数での昼食には差し障りが有りません。
お昼に少し早い時間でしたが、昼食の時間としました。



大鼠山のプレートと山頂指標です。




足元に花の終わったツバメオモトとツクバネソウが有りました。
エンレイソウだと思いましたが、ツクバネそうだと教えて貰いました。よく似た花の後なのですが、葉の数が異なります。
それに赤い実を付けたフッキソウ。花期の終わったショウジョウバカマも有りました。
その時期、その時期の花が楽しめると思います。



(11:44)
これから三角点へ向かいます。
三角点へは少し下ります。
足元に薄くなった道は有りますが、繁茂した草木を搔き分けて進まなければなりません。



(11:49)
200メートルほど下り、三角点へ来ました。
埋もれた三角点、それに大鼠山のプレートが下がっていました。




三角点からの眺望です。
木々が邪魔をしていて眺望は開けません。
大鼠山の東方に薬師岳、北ノ俣岳、野口五郎岳、三俣蓮華岳の山々が点在します。




三角点からの眺望。
枝が邪魔していますが、三角形の山。
何山だろう。



三角点からの眺望。
木が邪魔ですが、残雪の山が見えます。



(11:56)
三角点へ戻ります。
この周囲。太い木が多かったです。




(12:06)
最高点に戻ってきました。




(12:23)
最高点から林道へ戻ってきました。
もう直ぐ林道へ出ます。




林道に出てきました。
この先が深洞湿原です。



(12:24)
湿原の入口です。
この標柱の右横から入って行きます。





湿原内の道を歩きます。
足元で、こちらでも、ユキザサの花が咲いています。






ユキザサの花。
同じ山で、同じ花でも赤い実を付けたのと開花しているものが有りました。
種類が違うのだろうか。



ゴゼンタチバナの群生。
花のジュータンのようになっています。





こちらは、マイヅルソウ。
密集状態です。
花が小さくなっています。
もう、終期なのかも知れません。

密集と言う言葉を使い、今年の漢字は「蜜」ではなかろうか。





(12:37)
木道沿いの木。
チョウセンゴヨウと言う木札が下がっていました。




歩いて来て、所々にミズバショウが見えだしました。



木道のすぐ横にミズバショウが生えていました。




ミズバショウは終わっていましたが、開花時期は花を愛でることが出来たのでしょう。
大きな葉のミズバショウはタバコの葉に似ています。




緩い流れの深洞川。
この辺りにイワナが居たようです。




コースのすぐ横が深洞川です。




木道が先まで続いていきます。



一面の、ワタスゲ。
その奥にはニッコウキスゲが咲いています。
そして、木道近くにはレンゲツツジが咲いていました。



木道のすぐ近く。
レンゲツツジが咲いていました。




こちらはニッコウキスゲです。
木道から少し離れていましたが、何とか撮影できました。
ニッコウキスゲの向こう側がレンゲツツジです。




木道の横。
ミズバショウです。




花が終わったサンカヨウ。
実が成っています。



木材を使い階段が整備してありますが、人が通らないので草が繁茂しだしています。




(13:02)
林道が見えるところまで、出てきました。



林道を下って行きます。
樹木に巻き付く花。
私はこの花に気が付きませんでしたが、花が有ると教えて貰いました。
この花、ツルアジサイです。




林道を下って行く途中、向こうに山が見えます。
天蓋山だと思います。




オダマキとササユリ。
清楚な感じがします。

下山してきて、この辺りでヨツバシオガマを見かけました。
まだ、花は咲いていません。
ヨツバシオガマが有ると言う事は開花時期にアサギマダラが来るのでしょう。



(14:25)
ゲートの場所まで戻ってきました。

山の恵み
山の恵みには春の山菜。秋のキノコやナメコなどが有ります。
下山途中に朴葉の木を見かけました。

朴葉を採るKオジサン。
朴葉を採って帰り、朴葉寿司を作ってみようと思ったのです。
翌日、朴葉寿司を作ってみました。
Kオジサンの気の向くまま
男の料理  朴葉寿司
https://blog.goo.ne.jp/gifu2212/e/17f90332ef8e0d71a4d235a40c9f003f
男の料理で大雑把なものでしたが、結果的には美味しいものが出来ました。


花の移り変わり
私たちは6月13日に大鼠山へ向かう予定でしたが雨で断念しました。そして、2週間後の6月27日に出かけました。大鼠山のサイトを検索したらこんなのが有りました。
はるみん日記大鼠山と深洞湿原~岐阜県神岡町~
https://blog.goo.ne.jp/harumi0114/e/82fb631db474b4cd18a2a26c6c1dd3be
はるみんさんは6月17日に深洞湿原を訪ねています。
はるみんの湿原の画像ですが、10日前のものなのでしょう。ワタスゲは有りますがニッコウキスゲが咲いていないように見えます。
山の花が10日で姿を変える。
私たちは2週間前に行く予定でしたが、向かうのが遅れたことにより、ニッコウキスゲを愛でることが出来たのはラッキーなことです。




最後に
長い林道を歩かなければ行けない山では有りましたが、林道歩きでミスジチョウを知るきっかけとなりました。また、ツルアジサイはYさんに教えて貰ったものです。林道歩きで、それを見ることが出来ました。
この山の一番良い時期はミズバショウが咲く頃なのでしょう。山頂辺りの葉が繁り出す前なら眺望が良く、北ノ俣岳や三俣蓮華岳などの山々の姿が見れることでしょう。
長い林道歩きが有りましたが、いろいろの花々。そして湿原。林道歩きの苦よりも、色々の花々を楽しめる楽が有ったと思います。

コメント (6)
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ウォーク同好会  6月定例ウォーク 河跡湖公園

2020-06-23 23:41:08 | ウォーク同好会

ウオーク同好会の6月例会です。第4月曜日が通常の開催日となっていますが、今回は第4火曜日の開催でした。
今回は各務原市川島町の河跡湖公園を歩きました。


(10:00)
今日は川島町の河跡公園の周りを歩きます。
公園の南側の駐車場が集合場所となっていました。




鉄砲川に架かる雁場橋。
親子がコイに餌を与えに来ていました。




私たちも橋の上から川を見下ろしました。
餌を貰えると思ったコイが寄ってきました。




普段から、餌を貰っているのでしょう。
コイが寄ってきています。
それに小魚も。




(10:20)
これからウオークの開始です。



木陰の有る道。
良い雰囲気です。




公園内の鉄砲川に架かる橋を渡ります。




渡った所に有るのが河跡湖の説明版です。




透明のアクリルボードに説明が書かれていますが、透き通って字が読めません。
体裁の良い説明版だが、全然実用的でない。




説明版に貼られた概要地図。




柞下池(ホウスモトイケ)です。
明るい光が差し込んでいます。
洋画のコローの作品みたいな場所です。



三ツ屋池へ来ました。
男性が望遠で野鳥を狙っていました。
この池。
雌雄の龍が棲んでいたと言う伝説があるそうです。




(10:38)
一番西の松原ひ管まで来ました。



松原ひ管。
ここから木曽川へ流れ出ています。




川島町の街の中へ入ってきました。
この道。
江戸時代末期、街道として使われた道です。



西養寺の前に有った「昔の街道」の説明板です。
川島はその名の通り川の中の島です。
南は大野渡船で尾張へ。北は笠田渡船で美濃へ。
町から外へ出て行くには渡し船に乗らないと出て行けませんでした。



川島町の中を歩きます。




リーダーが川島町の地形を説明してくれました。
岐阜県南部には輪中提が有りますが、ここは輪中堤と異なった形をして下流は堤防が築かれていません。
築捨堤というのだそうです。



河跡湖公園へ戻ってきました。




(11:15)
駐車場を過ぎ、更に上流へ向かいます。




木陰の道。
良い雰囲気です。




公園内を流れている鉄砲川です。
清流で小魚が泳いでいます。
誰かがシラハエと言っていました。



秋葉神社の境内前。
相撲の土俵が有ります。



(11:30)
駐車場の方へ戻ってきました。




久しぶりのウオーキングです。
1時間半余りのウオーキングでした。

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各務原市の山  早朝登山 各務原権現山(316.6m)  

2020-06-18 23:08:51 | アウトドア

コロナウイルス禍で自粛、自粛の昨今。ウチに閉じこもっていては体力が落ちてしまいます。でも、6月となり暑くなってきました。
各務原権現山は我家から歩いて行けるところに有ります。さりとて、日中は暑い頃となってきました。
少し早起きをして、各務原権現山へ行ってきました。


(04:54)
ウチを出たのは4時45分頃でした。
住宅街の中を歩いて行きます。




住宅の花壇に咲いていた花です。
何という花だろう。




(05:05)
住宅街のはずれです。
境川が流れています。



新境川の堤防道路に出ました。
カモが4羽いました。




境川の馬出橋です。
これから向かう山が見えます。




あの頂が各務原権現です。




(05:37)
歩いて来て、後ろを振り返ると黒煙が立っていました。
火事だろうかと思ったのです。




伊吹の滝の近くへ来ました。
この先が滝です。




(05:45)
伊吹の滝がある伊吹不動尊です。
ここが登山口となっています。



途中の展望の良い場所です。
眼下に東海北陸自動車道を見下ろします。
早朝で走行する車は少ないです。




下山してくる男性とすれ違いました。
汗で背中の色が変わっています。
毎朝、来ているのだろうか。



稜線のポイントまで上がってきました。




稜線を歩き、北山展望台へ来ました。
展望台から黒煙が見えました。




黒煙が見えた時、火事かなと思ったのです。
炎が見えています。
アソコは岐阜基地の中です。
早朝の消火訓練をしているみたいです。
先ほどの黒煙は、この煙でした。



稜線を歩きます。
天然のクチナシの花です。
微かに匂いがしていました。




(06:31)
石段の下まで来ました。




山頂です。
東屋まで来ました。



黒煙が雲のように流れていきます。



眼下の航空自衛隊、岐阜基地の飛行場です。




(06:42)
石段の上から。
これから降りていきます。



稜線を歩いていて、知っている人と出会いました。




(07:29)
伊吹の滝まで下山してきました。
大きなザックを背負った男性。
各務原アルプスを歩くのだろうか。



帰る途中です。
また、黒煙が上がっていました。



田には早苗が植わっていました。




(08:23)
民家の木の花。
ヤマボウシに似ているが、何という花だろう。


最後に
4時45分頃から8時40分頃までの早朝登山でした。
往路と復路が1時間余り。
そして、山歩きが2時間ほど。
早朝登山でいい汗がかけました。
最初に見た黒煙は火事なのかと思いました。そして、何度かの黒煙。
自衛隊が点火しては消火する訓練でした。
私は山から見て、消火訓練だと分かりましたが、何も知らない人だったら火事ではないかと思います。基地から市民に何も知らされていません。



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各務原と坂祝の山  金比羅山(383m) 明王山(380m) 猿啄(サルバミ)城跡(265m) 

2020-06-10 23:19:07 | 弐水会

コロナウイルス禍で外出自粛が続きました。そんな情況でしたが、世間は少しづつ落着きを見せるようになりました。
今日は6月の第2水曜日で弐水会の日でした。
コロナで例会がず~と流れていまして、久しぶりの開催となりました。
梅雨入りが秒読み段階となった、今日です。帰宅する頃に降り出しましたが、雨に会うことなく行ってこれました。


(08:49)
各務原市の自然遺産の森。
9時に集合となっていました。
久しぶりの山歩き。
集合時間前に、何人も集まりました。



(09:01)
出発です。




東海自然歩道を歩いて来て途中から迫間不動へ向かうアスファルトの道を歩き、どうだんのみちから上へ登って行きます。





登る途中に花が咲いた跡が有りました。
イワカガミ。
もう、終わっていました。




多賀坂林道の駐車場です。
各務原アルプスの案内図が設置してありました。



(09:19)
健脚の道へ進む階段です。



左は野生のクチナシ。
右はネジキです。ドウダンに似ていると思いましたが、ネジキだと教えて貰いました。



バイカツツジ。
小さな花ですが、教えて貰いました。



健脚の道を進みます。
この道。尾根の道になっていますが、各務原市と関市の市境です。




前方の頂が金毘羅山です。
この先、金毘羅山が近づくにつれて急な登りとなります。




教えて貰ったジガバチソウ。




(09:57)
左は金毘羅山へ当直したところです。
右は金毘羅山の三角点が有るところです。




明王山に向かいます。




明王山から南を眺めました。
愛知県方面は雨のようです。
この時、ポツリと来ました。



(10:18)
猿啄城に向かいます。



猿啄城へ向かうコースです。
対向から来る女性1人男性4人組。
「猿啄に向かうのネ」と言う女性の声が聞こえました。



猿啄城へ向かうコースで木曽川を見下ろしました。
流れで白くなっているところは瀬でしよう。
木を間伐して貰えたので眺望が良くなりました。
でも、高圧線が邪魔。(こんな事、文句を言えないですネ。)






(11:06)
猿啄城に着きました。
少し早いですが、ここで昼食となりました。




猿啄城からの眺望です。
木曽川を挟んで右が各務原市鵜沼宝積寺町で、左が犬山市栗栖です。



猿啄城から明王山を眺めました。
当初の予定では猿啄城から下に降りて反対側の山を登って行く計画でしたが、空模様が良くないので、下まで降りずに引き返すこととなりました。



明王山に向かって歩きます。




(12:22)
明王山の下まで来ました。
ここは分岐点です。
明王山に登らず迫間山の方角に向かいます。



八方不動へ来ました。



八方不動のすぐ前。
ササユリが咲いていました。




下山して行きます。
遠方は名古屋方面です。
雲が高く雨は大丈夫そうです。



多賀坂トンネルの所へ下山してきました。




トンネルからの道を歩いて行き、下山して行きます。




(13:27)
自然遺産の森まで戻ってきました。




感想
久しぶりの弐水会の山歩きでした。
皆さん、久しぶりに顔を合わせ、お喋りは尽きませんでした。
当初の予定では自然遺産の森から健脚の道を歩き、金毘羅山へ。明王山を経由して猿啄城へ。その後下まで下山し、北尾根を登ってきて迫間山方面へ向かう予定でした。しかし、空模様が思わしくなく猿啄城から引き返すコースを辿りました。
明王山ではポツリと来ましたが、その後は全然降られることが無かったです。
ネジキやジガバチソウを教えて貰いました。それにトンボソウも有りましたが、上手く撮れませんでした。花の名を教えて貰える。面白い事です。
明王山は関市、各務原市、そして坂祝町の接点です。そして金毘羅山は各務原市で一番高い山です。
この様な山々が身近に有る事は有り難いことだと思います。

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「ぐるっと琵琶湖一周ウオーク」を終えて 

2020-06-05 23:28:52 | ぐるっと琵琶湖一周ウオーク

今から10年前の事です。
2010年3月から2011年10月にかけて琵琶湖湖畔を歩きました。
名古屋からバスで琵琶湖へ向かいスタート地点で下ろして貰い、ゴール地点で拾って貰いました。
そんな湖畔ウオーキングを16回重ね、完歩しました。

ぐるっと琵琶湖一周ウオークの冊子です。
主催会社から参加者に配られました。から逆時計回りに順番に歩きました。しかし、参加者の人数が少なく催行されない時は飛ばした事も有りました。そして順番は前後しましたが、16回歩いてきました。


はじめに
今から10年前の事です。2010年3月から2011年10月にかけてですが、名古屋からバスで琵琶湖に向かい、湖畔を16回の回数を重ねて1周するウオークを達成しました。
天候は晴れた日が多かったのですが、2011年5月で第回の萩の浜から志賀駅までは雨の中のウオークと成りました。第回の高木浜から今津港までは3月なのに雪が降っていました。この日は名古屋を出発する時、晴れていたのですが、湖北が近づくに連れて雪が降り出し、出発点の高木浜では10センチ余りの積雪が有りました。
また、炎天下を歩いた時もありました。振り返ってみますと、晴れた日ばかりでなく雨や雪も思い出の1つです。

回では雪の中を歩きました。


1周を終えての感想。(回顧)
2010年の3月27日に第1回コースで瀬田の唐橋をスタートしました。その時、桜はまだ、蕾でした。順調に回数を重ねました。第回は湖北を通過するコースで、湖北みずどりステーションから道の駅塩津海道あじかまの里までと、第回の道の駅塩津海道あじかまの里から菅浦までは、「近江湖(うみ)の辺(べ)の道」を辿ると言う山を越える難コースが有りましたが、超えることが出来ました。
風景の移り変わりは勿論ですが、時期的に田植え後の青々とした田や稲が実り黄金色の時期の田を目にしました。アルバムを開いてみますと、第回では初夏の頃でショウブが写っていたり、第⑤回にカワラナデシコやヤブカンゾウ。第回にはゲンノショウコやヒガンバナ。第回はコウヤボウキやホトトギスが写っていました。春には路傍のスミレ。そして何回も見かけたコスモス。
草花の変化に季節の移ろいを感じました。


2010.6.22に第回で歩いた時の物です。
近江八幡の湖岸で咲いていたウツギです。


琵琶湖の二つのランドマーク
琵琶湖を逆時計回りに歩きましたが、第回に歩いた彦根の新海浜辺りから第回の高島市太田浜辺りまでの湖北では、ずっと竹生島が見えました。
また、第回から第回と第回から第回に歩いた時です。いわゆる湖南地方では三上山、近江富士が見えました。
滋賀県民にとってはこの二つ。ランドマークではなかろうか。

2010.12.8に歩いた第回の時の竹生島です。
湖北の各地から竹生島が望めました。
竹生島は見る角度によっては「ひょっこりひょうたん島」のような形に見えると思います。
 


2011.7.6の第回で見えた近江富士です。
丁度、ミシガンが大津港へ入港するタイミングでした。
湖南地方なら、大抵の所から近江富士が望めました。

 

琵琶湖の自然
野鳥の観察施設で、湖北町に環境省琵琶湖水鳥・湿地センター。高島市には水鳥観察センターが有りました。湖北では渡り鳥の観察施設から渡り鳥を見ることが出来ました。彦根の芹川や高島の安曇川河口では多くの野鳥を見かけました。野鳥がコロニーを形成しているのではなかろうかと思いました。恵まれた自然が豊富にありました。
琵琶湖は「湖全体が丸で、自然の塊」と言った感じです。

2010.7.17に第回で歩いたコースです。
下芹川橋の上から芹川上流を望みました。
沢山のシラサギ。
野鳥のコロニーのようです。


こちらは2011.10.6に歩いた第回のコースです。 安曇川の北川。新北川橋の上からの眺めです。安曇川は琵琶湖河口では南川と北川に分流します。その川が琵琶湖へ注ぐところなのですが、ここでも野鳥のコロニーのようになっています。歩いた時に安曇川が北川と南川に分流していることは分からなかったのですが、今になって分かりました。
これらの野鳥は小アユを食している。それによって当然数が減るのだが小アユを獲る事を生業としている人が居る。そのバランスは大丈夫なのだろうか


琵琶湖は歴史の宝庫
回で歩いたコースに坂本城跡や膳所城跡が有りました。それに第回は長浜城の下から出発したり、第回は彦根城の近くを歩きました。琵琶湖から少し離れていますが安土城跡や佐和山城跡も有ります。長命寺や三井寺。白髭神社。多くの城跡、それに仏閣。琵琶湖及び琵琶湖の周りが歴史の宝庫です。

2011.7.6第回。
坂本城跡です。今、話題の明智光秀の石造が有りました。


ウォータースポーツとレジャー
回では瀬田川と琵琶湖の境界辺りで漕艇練習のボートが走り、第回の近江八幡辺りでは若い人がウインドサーフィンを楽しんでいました。第回では横浜からきた中学生がカヌー体験をしていました。第回で大津市にはヨットハーバーが数多く見ました。これらも自然の恩恵を被っています。身近にある自然ですが、感謝する気持ちを持ちたいものです。

2011.7.6の第回で見た、係留されているヨット。
もう直ぐ大津港と言う時でした。住宅地の直ぐそばの場所です。
遠くに霞んだ近江富士が見えます。

ウオーターレジャーが楽しめるのも琵琶湖の恵みです。



琵琶湖の偉人たち
回に歩いたコースに藤本太郎兵衛の像が有りました。度重なる琵琶湖の洪水対策に取り組み、親子3代にわたって瀬田川の底さらえに尽力した人です。

回で見かけた藤本太郎兵衛の像
また、第回のコースには海津浜の石積みに西与市左衛門が尽力しています。
回のコースで歩いた西野集落では、たびたびの水害から田を守るため充満寺住職の恵荘上人が巨費を投じた西野水道掘抜き工事を完成させるよう指導しました。
新しい時代では海津大崎の桜並木に宗戸清七がサクラの苗木を植樹して今日の立派な並木の礎を作りました。

海津大崎の桜並木の石碑です。


石碑を拡大しました。
宗戸清七の功績を紹介しています。
先人の努力と功績に目を向けると共に感謝の気持ちを持つことが大切ではないでしょうか。


琵琶湖周航の歌
琵琶湖と言えば忘れてならないのが琵琶湖周航の歌です。
下の画像は2010.7.17に第回で歩いた時に彦根港に有った「琵琶湖周航の歌」の歌碑の設置場所を案内したものでした。
この時は琵琶湖の各地に歌碑が有ると言う印象程度でした。






こちらは今津に有る「琵琶湖周航の歌」の資料館です。
回では到着場所で第回は出発場所になっていました。
館内には「琵琶湖周航の歌」のいろいろの資料が揃い、多くの歌手の歌が聴けました。





館内の資料です。
琵琶湖各地の記念碑の有るところを紹介しています。



長命寺港に設置してあった歌碑です。


琵琶湖各地に歌碑が設置してある。
凄いと思います。


興味を持つこと関心を持つことが知識を深めます。
回の事です。女子中学生たちが説明を受けて、これからカヌーに乗り込もうとしている場面でした。横に男性が居て何処から来たのかと聞いたりしました。
横浜の女子中学生で修学旅行できたものでした。

2011.6.8の第回です。
あの時、男性に声をかけなければ横浜から修学旅行で来たのだと分からなかったです。


回の時ご夫婦が、前方の船を指し、孫があの船に乗船していると話していました。聞くと話しに聞こえました。その話に関心を持ち検索してみたら浮かぶ水上学習船で滋賀県の県立びわ湖フローティングスクールで「うみのこ」と言う船でした。このような事業をできるのは琵琶湖を抱える滋賀県だけです。
https://uminoko.jp/outline/about-uminoko/

うみのこ」。
今は2代目の船に代わっています。


回の時、テントを張った場所でイベントの準備だろうか、何かが始まるようで幟旗が立っていました。幟旗は平成19年秋開催「第27回全国豊かな海づくり大会」となっています。検索したら3年前。2007年11月11日に開催されたイベントで、こんなサイトが有りました。
https://www.youtube.com/watch?v=Dv0hSvxjXYQ
海の無い滋賀県で開催された全国豊かな海づくり大会でした。


Kオジサンは野次馬根性が旺盛です。
と思った時には声を掛けてみる。
と思った事が有ったら検索してみる。
知ろうとした事柄に興味を持ち、検索したら知識が深まりました。
新しく知ることが出来る。
それが面白いです。



最後に
1周をして近江八景等の名所を訪ねることが出来ました。
湖北では、丸子船の水運を知ることが出来ました。琵琶湖独特の魞、エリ網の漁法がリーダーから説明がありました。
琵琶湖の文化。歴史。自然。琵琶湖について知ることが出来、大変勉強になりました。
1年半にわたって琵琶湖を歩きました。四国八十八か所ではありませんが、終えて達成感。充実感を感じています。我ながら良く歩いたなと言う思いがします。
アルバムに貼られた写真と地図にその回ごとの思い出が残っています。


リーダーから説明が有った魞(エリ)網。


ウオーキングの記録
第1回 2010.3.27
「春の兆し ぐるっと琵琶湖一周ウオーク①」 2010年3月27日(土) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/f898090ee2484a5f2ece8c2ee066a604
瀬田唐橋から琵琶湖博物館(烏丸記念公園)  14km

第2回 2010.4.28
「春の輝き ぐるっと琵琶湖一周ウオーク②」 2010年4月28日(水) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/0e0d8f8b01effec091649da0e7d23d4b
烏丸半島の記念公園から野洲市の鮎家の郷  12km

第3回 2010.5.22
「薫風漂う ぐるっと琵琶湖一周ウオーク③」 2010年5月22日(土) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/912bfe13b514e839c25f93db811d5366
鮎家の郷から長命寺  12km

第4回 2010.6.22
「初夏の装い ぐるっと琵琶湖一周ウオーク④」 2010年6月22日(火) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/21f2cd5b37da4114e8c9e774714d6540
神明神社御旅所から長命寺  15km

第5回 2010.7.17
「盛夏    ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑤」 2010年7月17日(土) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/8080f31629eb371f2b9ca0eecae1d376
神明神社御旅所から彦根港  17.5km

第8回 2010.9.15
「初秋の気配 ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑧」 2010年9月15日(水) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/4c05d0230be191342a231d8e6fbe8261
湖北野鳥センターから道の駅塩津海道 あぢかまの里 12.5km

第9回 2010.10.6
「隠れた里 菅浦へ ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑨」 2010年10月6日(水) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/8d8b59e5ea787384c10b92be8ee5e424
道の駅塩津海道あじかまの里から国民宿舎つづらお(菅浦)  11km

第10回  2010.11.2
「秋の気配    ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑩」 2010年11月2日(土) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/7d2daf69a3b403df6b2bb154731417d0
つづら尾崎展望台から大浦園地      10.5km

第11回 2010.12.8
「冬景色     ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑪」 2010年12月8日(水) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/c0235758269fbb28e162adbf671214c4
大浦園地から高木浜  11km

第7回 2011.3.11
「早春賦  ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑦」 2011年3月11日(金) 晴時々雨 時には霙や雪
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/3852954481ef936566bbddf88153c908
豊公園から道の駅 湖北みずどりステーション  12.5km


第12回 2011.3.17
「雪中行軍    ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑫ 」  2011年3月17日(木) 雪
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/4f93987765834e00db03fbe830c8a752
高木浜から今津港 (琵琶湖周航の歌資料館)   9km

第14回 2011.5.11
「雨中歩行    ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑭」 2011年5月11日(水) 雨
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/8b344fdccfd183ed97d00609256ec130
萩の浜水泳場からJR志賀駅                     15.5km

第15回 2011.6.8
「梅雨の晴間の湖岸歩行 ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑮」 2011年6月8日(水) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/ed1f5841bf1f8c7c2f75e9e4c2770eed
JR志賀駅から雄琴温泉温泉地蔵前         17.5km

第16回 2011.7.6
「炎天下歩行     ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑯」 2011年7月6日(水) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/33790962fba10f277db99b64a2ac4d38
雄琴港から瀬田唐橋(建部大社)            17km

第6回 2011.9.7
「秋さわやか   ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑥」 2011年9月7日(水) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/a41c13e63c315fae162c7a4c25b77544
彦根港から長浜の豊公園      11.5km

第13回 2011.10.6
「秋本番    ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑬」 2011年10月6日(木) 晴
https://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/07217c4fcb31ca0833ceccdf30782548
琵琶湖周航の歌資料館から萩の浜水泳場   16.5km

コメント (2)
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