Kオジサンの新・山歩きの記

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各務原(カカミガハラ)アルプスの山  金比羅山 (383m)  明王山 (380m)   

2013-01-27 11:11:53 | 各務原歩こう会

各務原市の北部に200メートルから300メートルほどの山々が連なっています。
関市の人は関市の南ですから関南(カンナン)アルプスと呼び、各務原市の人は各務原(カカミガハラ)アルプスと呼んでいます。
各務原歩こう会で、1月例会として、2つの山に行ってきました。
各務原市は市制施行50周年を平成25年に迎えます。その関連事業して、5月11日に各務原アルプスを市民ハイキングする計画を持っています。
そのようなことから、今回の山行に各務原市観光文化課の若い西村君と八木さんも下見で同行しました。
金比羅山は各務原市で一番高い山です。明王山は各務原市、関市と坂祝町が接する接点となる場所の山です。
眺望が良く、360度の視界が開け、晴れた時には名古屋の高層ビル群が見え、北側には御嶽山が望めます。

 各務野自然遺産の森駐車場(9:05) ― 健脚の道駐車場(9:27)~(9:29)  ―
金比羅山(10:06)~(10:12) ― 明王山(10:23)~(10:30)  ― のべぶり岩(10:48)
 ― ゲート(11:15) ― 東屋(11:17) ― 自然遺産の森駐車場(11:33)


自然遺産の森の中を東海自然歩道が通っています。その道から歩き始め、健脚の道を進み高度を上げていきます。
健脚の道は関市と各務原市の境界の道です。北側は関市、南側は各務原市となっています。進むに連れて勾配がキツくなってきました。程なくすると金比羅山に着きました。山頂には金比羅神社が祀られています。小さな祠があり、地元の人達が維持しています。

明王山に向かい、山頂で小休止です。
ここからは素晴らしい眺望です。名古屋の高層ビル群が見え、空気の透明度が高ければ伊勢湾が見えます。
帰路は明王山からの急な階段を降り、のべぶり岩、東屋を経由して戻りました。



今回、周回したコース地図です。



各務野自然遺産の森が集合場所でした。
皆さん集まるのが早く、既に沢山の人が来ていました。



今年、最初の例会です。
中村会長の挨拶の後、本日の飛び入り参加のお二人の紹介がありました。
中高年グループの中での、若いお二人。
平均年齢を下げている。そんな気がしました。



歩き始める前に準備体操をして体をほぐします。



スタート開始です。



健脚の道に向かいます。
まずは階段登りから始まります。



健脚の道を進みます。
このコースは各務原市と関市の境界線となっている道です。
進むに連れて段々、勾配がキツくなりました。



金比羅山に到着です。



山頂に古い石柱が残っています。
ここで、少し休憩しました。



祠が有り、地元の人たちがお祀りしています。



この後、向かう明王山です。



金比羅山の東側は眺望が利き、眼下に木曽川が見下ろせます。
蛇行する木曽川。
中濃大橋。太田橋。今渡ダムが見え、更にその先に東海環状自動車道の橋も見えます。
中央左に雲が掛かった山が恵那市の笠置山が見えます。いつもなら、正面に恵那山が望めるのですが、今日は見えませんでした。



明王山へ進む道。
南側の視界が広がり、みんなが景色に見とれます。



明王山の西側のタワーへ来ました。



明王山頂に到着です。
右の男性はふどうの森の方でこの辺りを整備してくれています。



名古屋方面の眺望。
中央右の小高い山が伊木山です。
釈迦が寝ているような姿をしていまして、寝姿山と呼びたいです。



ズームで。
手前で横の線が木曽川です。小高い山にあるのが、犬山城です。
中央の小高い山に小牧城があります。横の線は県営名古屋空港で、横の白い線は名古屋高速です。



明王山山頂のプレート。
ふどうの森の男性によると、上のは各務原市が設置して下のは関市が設置したと話していました。
明王山は各務原市関市坂祝町の接点になっている場所です。
互いの市が自分の市の視界を説明する説明板を取り付けたということでしょう。




明王山から急な道を下ります。




のべぶり岩の場所まで来ました。



のべぶり岩の説明です。
先程の明王山から小牧山が確認できました。
山の上で振る旗が見えるとは、昔の人はとても良い眼をしていたのでしょう。



これから戻って行く各務野自然遺産の森です。



イチョウが並木になっている坂道を下りていきます。



自然遺産の森に戻って来きました。



自然遺産の森に到着です。



別動隊が豚汁の準備をしてくれていました。



鍋に一杯の豚汁です。



一杯、よそっていただきました。



後藤さん手作りの「もりこみ」。
もち米の粉と砂糖を混ぜ、木の型で形を整えた物です。
私の子供の頃はこの菓子のことを「もりこみ」呼んでいました。
今は、落雁と言うのが一般的のようです。
落雁も「もりこみ」同じ材料ですが、落雁の中にアンコは入っていません。
「もりこみ」は慶弔の時に用いました。
慶事の時のものは鯛の形をしていました。
弔い事の時の物はハスの花や葉の形をしていて色が付いていました。
慶事の鯛は廃れ「もりこみ」は作らなくなりましたが、代わりに鯛の形をしたポリエチレン製のものに白砂糖が入っていました。
今の時代は甘い物が溢れていて、このような物は余り目にしなくなりましたが、甘い物の乏しい時代の者にとっては、懐かしい味です。
「もりこみ」と言う言葉が廃れないことと、この味が無くならないようにと願っています。



今回、歩いたコースには各所に指示標識が整備されています。
道に迷うことも有りませんし、快適に低山を歩く事が出来ます。



最後に
今年、最初の例会でした。
山を歩いた後、場所を移して東屋での昼食でした。
歩いて来て、冷えた体で暖かい豚汁はとても美味しく、皆さん何杯もお代わりしていました。
お昼を食べ終わる時間になって雪がチラ付き始めました。
食事の時は降らなかったので、良しとしなければなりません。


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南信州の大パノラマの山  蛇 峠 山 (1,664m)  

2013-01-18 20:13:00 | 水曜会

水曜会で南信の蛇峠山に行ってきました。蛇峠山は今年の干支の名の付いた山です。
メンバーはジオン隊長、風花さん。Dolphyさん、山たまごさん、mayuさん、福ちゃん、yakoさん、そしてKオジサンです。
治部坂高原スキー場に集合し、蛇峠山までをピストンで往復してきました。



風花さん提供のGPS軌跡画像です。

蛇峠山には、何本もの電波塔が聳えています。タワーを設置する時の工事用道路として整備されたのでしよう。登り易い登山道が付いていました。
スキー場の駐車場から登りますが、別荘地の道は除雪してあり安心して歩けました。登り始めて30分余りが経ち、暑くなりましたので、衣服調節をして更に進みました。
更に進むと、途中から除雪をしてなくなり、カンジキやスノーシューの登場となりました。



久し振りのカンジキ。
どんな風に着けたのか。
思い出さなければなりません。



ず~と、歩き易い林道を歩きましたが、高度が増すに連れて視界が広がりました。
前方にどーんと大きく大川入山が見え、思わず、立ち止まり見とれてしまいました。



更に進むと、鉄製のゲートが有り、閉じていました。
通常はここまでです。
広い場所になっていて、無雪ならここまで、車で上がって来る事が出来るのでしょう。
ゲートの横に「馬の背」が有りそちらに向かいました。
右側に建っているポールは国土地理院の施設で電子基準点です。
GPS衛星が地上2万キロの高さからこの位置を観測する施設です。



「馬の背」に向かいます。
前方には姿の良い大川入山が望めます。



「馬の背」の頂上部まで来ると前方に南アルプスの山々が見えました。



下の方に雲海が広がり、海に浮かぶ島のような仙丈ケ岳。



ゲートの脇を通過して林道を歩きました。
スノーシューは年に数回しか履く事がありません。
ベルトの締め具合が悪く、度々外れて難儀しました。



前方に林立するタワー群が見え始めました。



山頂近くまで来ると、建設省のレーダーサイトがありました。
説明板には雨雲に電波を発射し帰って来た反射波で雨の強弱を測るとありました。
テレビの気象予報で赤色になったりする所を推測するのですね。



左は御在所岳。右は信州の車山のレーダーサイトです。
その山へ登った時は気に留めなかったのですが、この説明板には、東側に蛇峠のレーダーで、そして西側には御在所のレーダー。
お互いが、互いの位置から反射波を測定し予報しているのでした。
日本の各所に、このような観測点が何箇所も有り、雲に向かって電波を飛ばして、その反射波から雨の強弱を予測しているのでしょう。

何年か前に富士山山頂のレーダーが撤去されました。
そうして、その後にカバーするように日本中の空に向かって電波を飛ばし続けているのでしょう。
天気予報の精度が向上し、頼もしいことです。




アルプス展望地に到着すると、一面のパノラマです。
雄大な風景に圧倒され、ついつい、シャッターが進みます。
先に、仙丈ケ岳だけが見えます。




少し、遅いランチタイムとなりましたが、mayuさんと福ちゃん。合作のうどんです。
タップリの野菜が入ったうどんで、冷えた体が温まりました。



こちらでは、Dolphyさんの厚焼きハムが・・・・。



全員の写真です。




ランチタイムを終えて、下山の準備に掛かりました。
抜群の視界です。
この場所。
特徴的な樹が在ります。
狼煙場跡です。



雪山を歩いていて、小動物の足跡を見かけました。
左側は指の跡がしっかり付いていて、テンやキツネなどの動物でしよう。
右側は多分、ネズミのような小動物です。ピョンピョンと跳んだのが跡になっていて、尻尾の跡も残っています。この飛び方はネズミのような小動物がカンガルーのような飛び方をして行った。
そんな、様子が想像できます。



南アルプスのパノラマ。
一番右が光岳。



南アルプスのパノラマ


南アルプスのパノラマ


南アルプスのパノラマ。
仙丈ケ岳。


上河内岳(2803m)


西農鳥岳(3051m)


仙丈ケ岳(3032m)


前小河内岳(2784m) 、小河内岳(2801.6m)



最期に
蛇峠山は道がしっかりしていて登り易い山でした。
山頂よりも展望が良い、場所でアルプス展望地でのランチタイムとなりました。風が強くなく、穏やかな陽気の中で昼食を取る事が出来、前方には南アルプスの絶景が広がり、言うこと無しのひと時を過ごす事が出来ました。
今回の雪は、少ない量だとと風花さんが話していました。
スノーシューのベルトが外れたりして、歩くのに難儀しましたが、山頂の大パノラマを楽しむ事が出来、とても良かったです。

 

コメント (4)
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360度の眺望  新春  高賀山(コウガサン) 1,224m 

2013-01-07 13:05:37 | ミツルのテントサイト

岐阜県関市洞戸の高賀山へミツルのテントサイトの仲間と行って来ました。
メンバーはミツルさん、Dolphyさん、びーさん、モモさん、ボトルさん、楽遊さん、Kオジサンです。
高賀山へは97年11月に登ったことがありました。もう、古いことで大きな岩が有ったのと階段が続いた記憶しか残っていませんでした。時間が経っていまして初めて登る山のように感じ、新鮮な印象がしました。

登山口(8:21) ― 東屋(8:45~8:52) ― 岩屋(9:27~9:35) ― 御坂峠(10:12~10:15)

 ―  高賀山山頂(10:48~12:57) ― 御坂峠(13:16~13:19) ― 岩屋(13:47~13:52)

  ― 東屋 ― 登山口(14:43)


山へ登る準備。
仕度を整えて山に向かいます。


東屋の場所まで登って来ました。

今回はびーさんがリーダーです。
登り始めて30分程が経ち東屋の場所へ来て、ミツルさんに「休んだ方がいい?」と聞きましたらミツルさんからは「自分で考えなさい」とキツイお言葉。
その時、口には出ませんでしたが、リーダーと言うものは、参加者の状態を観て休むか否か、判断せよとの意図があったのだと思いました。
びーさんの事をリーダー見習いなどと言って、茶化したりしましたが、先頭に立ってリードして貰えました。


大きな岩。岩屋まで来ました。

登るに連れて足元には雪が有るようになりました。
森の中から「チッチッ」と小鳥の鳴き声が聞こえてきます。鳴き声で楽遊さんは「ヒガラ」だと教えてくれました。
鳥が小さく、姿を目にする事は出来ません。声だけで鳥の種類を当てるのは凄いと思いました。他の人からは「何を食べているのだろうね」の声が有りました。
雪で真っ白の世界です。そんな中での鳥の生活を心配した声でした。


大きな岩の岩屋。
岩の下に入る事が出来、雨宿りができます。


御坂峠まで登って来ました。


御坂峠から山頂までは緩登りです。
右側の樹間からは御嶽山がくっきりと見えました。


高賀山の山頂に到着です。
周りの樹木が伐採されて、抜群の眺望です。
先頭のびーさんは、この景色に思わず手を広げ感嘆の声を発していました。


これまで、山頂の周りは木が伸びていて眺望が利きませんでした。
山登りをする人から木を伐採して欲しいとの要望が出ていたのでしよう。
山頂の周囲の木が切り払われ、360度の眺望が得られるようになりました。
ミツルさん、曰く。
木を切ることに賛否両論あるとのことでした。
山に登って眺望が得られるのも、山登りの面白さの一つです。
白山から伊吹山まで奥美濃の山が全部見えたのです。
後から一宮市の二人が登ってきて、地図を借りてさらに確認となりました。
東側でも、北アルプスから乗鞍岳、御嶽山、そして中央アルプスが繋がって見えました。


楽しいランチタイムです。


ミツルシェフお手製のきんちゃくです。


山頂でランチをしていて、余りの眺望の良さに、食器を持ちながら山の同定が始まりました。


後から、一宮市のお二人が到着しました。
一緒になって山の同定をします。


一宮市の方の地図を拝借し、山を確認します。


まだ、最近に設置されたばかりの指示標識。


標識の柱には、木を伐採して欲しいとの願いが叶いましたと言う感謝のメッセージが書き込まれていました。



文字通り、真っ白の白山。右下に大日ヶ岳が有り、左下には野伏や長刀が見えます。


白山をワイドに見ると・・・・
平家岳など越美国境の山々。


東側には御嶽山が見えます。
雲が下になり首を出した形です。
裾野も判ります。


北アルプス方面。
左側に笠ケ岳が見え、穂高連峰と槍が確認できました。


南に目を転じると伊勢湾が見えます。
横に筋となって輝いているのが、伊勢湾で手前の横に連なる山が各務原アルプスです。
平野の中央、左側には小牧山がわかります。
名古屋駅周辺の高層ビル群。
名古屋市北区の高層マンションも見えます。


駐車場に戻り、登って来た高賀山を仰ぎます。


帰路。びーさんの提案により、高賀神社に参詣しました。


藤原高光公が妖怪を退治したと言う、言い伝えに基づいて創作されたブロンズ像。
頭は猿で胴は虎。尻尾は大蛇と言う妖怪です。


高賀神社の由来です。


とても、好天に恵まれ北の白山。南には金華山から濃尾平野。光る伊勢湾まで見えました。
このように抜群の眺望の時は、年に10回有るか無いかの日でしよう。

山頂の気温が何度有ったか、分かりませんが氷点下の気温だったでしょう。でも、陽が差し風もなく快適な時間を過ごすことが出来ました。
歳の初めに登った山からの眺望が抜群であり、ラッキーでした。

コメント (2)
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