「各務原歩こう会」で、木曽駒ケ岳へ行ってきました。この木曽駒ヶ岳はロープウェイを使えば一気に登り、高山に登ることが出来ます。ただ、難点はロープウェイに乗るのに混雑することです。
ここには01.08.18に登った事があります。もう、10年以上前のことになります。その日は夏休み中の土曜日と有って混雑していました。ロープウェイの麓駅に向かうバスに乗るのに列に並び、ロープウェイに搭乗するのにも列に並びました。
今回は団体で事前に申し込んでありました。
菅の台駐車場からしらび平駅まで団体バスでしたし、ゴンドラも私たちだけで搭乗することが出来ました。おかげて、スムースに千畳敷駅に早く着く事が出来ました。
千畳敷駅(9:07) ― 八丁坂分岐(9:26) ― 乗越浄土(10:15)~(10:21) ― 中岳(10:46)
― 木曽駒ケ岳(11:28)~(12:05) ― 馬ノ背分岐(12:27) ― 頂上山荘横の分岐 ―
中岳(13:09) ― 乗越浄土(13:32) ― 八丁坂分岐(14:10) ― 剣ガ池 ― 千畳敷駅(14:38)
菅の台バスセンターからしらび平駅へ向かうバスの車内です。
団体扱いのバスでして、ゆったり乗っている事が出来ました。
道幅が狭くバス1台分の道幅しかありません。
途中ですれ違う場合は、待避所で待ち受けて遣り過ごしていました。
しらび平へバスが着き、ロープウェイに乗り換えて木曽駒に向かいます。
こちらも団体扱いで、私たちだけがゴンドラに搭乗しました。
ロープウェイの中間点です。
対向のクロユリ号が下ってきました。
千畳敷駅が近づいて来ました。
ゴンドラの窓から斜面の残雪が望めます。
千畳敷駅に到着しました。
千畳敷駅の外に出ると。
ドーンと眼前に宝剣岳が聳えます。
歩き出すと、直ぐに雪渓が有りました。
八丁坂分岐まで来ました。
ここから左に向かって登っていきますが、険しい登り坂に差し掛かります。
乗越浄土を見上げます。
左上の高い場所が乗越浄土です。
あの青空が見える場所に到達すると乗越浄土です。
始めのうちはなだらかな上り坂でしたが、やがて急登となり、乗越浄土の手前が一番キツイ場所でした。
休み休み登ってきたのですが、自分自身にカツを入れるつもりで大声を発しました。
「頑張ろう~」の声に、みんなが唱和してくれました。
乗越浄土に到着です。
この先には中岳、そして木曽駒とのぼりが有りましたが、八丁坂の登り程はキツくありません。
前方に中岳が見えます。
ガスが出ていて、顔を出したり隠れたりしていました。
一旦、中岳に登り再び下りの登山道に差し掛かりました。
青い駒ケ岳頂上山荘を見下ろします。
登山道を少しおりると木曽駒ケ岳がガスの中から顔を見せました。
この後は、顔を見せたり隠れたりしました。
木曽駒山頂の神社が見えます。
駒ケ岳の中腹に差し掛かりました。
振り返ると、駒ケ岳頂上山荘が谷底に見え、対岸が中岳です。
お疲れ様でした。
木曽駒ケ岳の山頂に到着です。
お昼の食事を終え、下山に掛かります。
下山には来た、コースでなく将棊頭山へのコースに周回して中岳に向かいました。
分岐ポイントです。
左に向かうと馬の背を経由して将棊頭山へ向かいます。
ここから右へ分岐に行き、中岳へ向かいました。
乗越浄土まで下山してきました。
千畳敷カールを見下ろします。
八丁坂を下ります。
下に雪渓が望め、その先には周回の登山道が見えます。
剣ガ池へ迎う登山を進みます。
先には千畳敷駅が見えます。
周回できるルートを団体が進んでいました。
ロープウェイの山頂駅で有る千畳敷駅に着きました。
この後、ゴンドラに搭乗した訳ですが、団体が集中する時間になっていました。
下山して来る時、言葉を交わしました。横浜からクラブツーリズム。福島からはトラピクス。そして、もう1団体が登って来ていました。何れも登り始めた時間が遅く山頂までは行かなかったのですが、ロープウェイ駅へ3時に集合となっていて私たちと、一緒となり、混雑しました。
ゴンドラ、2回分で全員が降りる事が出来ました。
千畳敷カール辺りは新緑の時期を迎え、木々は新芽を吹いていました。
ハクサンイチゲ チングルマ。
ミヤマダイコンソウとミヤマキンバイ。
違っていましたらお許し下さい。
名の判らない花です。
コマクサはまだ蕾の段階です。
葉に焦点が合い、蕾はボケていました。
とても沢山の花に合えました。
シオガマ。オオバキスミレ。コイワカガミ。ミヤマウスユキソウ。イワツメグサ。
コケモモ。ミヤマシャクナゲ。ミツバオウレン。ナナカマド。
これだけ確認できましたが、名の判らない花がありました。
八丁坂分岐から少し上がったところで女性が体調が不調となりました。
千畳敷駅から山頂を目指したのですが、ロープウェイで2,600メートルまで一気に上がって来て、少し高山病ぎみになったのでしょう。
苦しそうでした。下山して来たグループの人とすれ違った時には、止めといたほうが良いのではと言う声も有りました。
山での行動は、最終的に自己責任となります。
鉄腕アトムではありませんが、自分のエネルギーが、後どれ程残っているか見極めなければなりません。帰って来るエネルギーを残しておかなければなりません。
引き続き登っていくこととなり、彼女のザックを何人かの男性が担いで登りました。
乗越浄土までが一番難儀するところです。その後八丁坂を超えてからは、体調が持ち直し、皆と一緒に行動が出来ました。登っていて体調を崩し、大変な目に合いましたが、他の人に支えられて登って来る事ができました。
そのことがず~と記憶に残ることでしょう。
山頂では、同じ各務原市から訪れていたグループがありました。下の駐車場に羽島市のバス会社のバスが停まっていましたので、羽島市からの団体があるかも、と思っていましたが、バスは羽島市でも客は各務原市の人たちでした。
私たちの仲間の中に知っている人がいて、アレアレと言った感じです。こんな場所へ来て知り合いとご対面でした。
この「会」の人も私たちと同じような人数でしたが、中に体調を崩した人がいて何人かは千丈敷カールの散策となった人がいたようです。
一度登った山でも、10年以上も時間が経つと記憶が薄くなるものです。
あの日、混雑していて帰りのロープウェイの整理券を出していました。
何時のタイミングで整理券を貰ったか忘れましたが、早めに貰っておいたことだけ覚えています。
以前に登った山でも時の経過で印象が薄くなり、初めて登る山のように新鮮に見えました。
それに、あの頃に比べて花の名を知るようになりました。沢山のお花さんたちに合えました。