Kオジサンの新・山歩きの記

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西日本の最高峰   石 鎚 山(弥山) (1,974m)

2017-08-28 23:55:08 | 岳友 タンネの会

昨日、岳友タンネの会の仲間と青春18キップを使い、石鎚山へ来ました。そして、中宮成就社横の白石旅館に泊まりました。
今日は、石鎚山の山頂を目指しました。その前にまず、中宮成就社にお参りです。その後、神門の登山口から石鎚山に向いました。始めは、緩い下り坂を降りて行きます。この道。帰りの時はキツイだろうなと思いながら歩きました。
路程図が設置して有った八丁。ここからが本格的な登りです。山頂までの指示標識が何箇所も設置してあり、数字が段々と減って行きました。それに合わせて登山道も険しくなりました。
まず、最初に有ったのが試しの鎖です。試しの鎖を避けて迂回路を歩きました。お地蔵さんの有る夜明かし峠。ここも鞍部になっていました。この後には一の鎖二の鎖と続きました。私は体力に自信が無かったので鎖場からの登山を避けました。
先に山頂へ到達しましたので、石鎚神社頂上社にお参りし、本隊の到着を待ちました。
山頂はガスに包まれて眺望が利きませんでしたのが、残念です。

山頂では、色々の人と出合いました。これから下山して行くという島根から来たと言うご夫婦。鳥取から来た男女4人組。この人達は、私たちと同じ白石旅館に泊まっていた人たちです。この中の1人の男性に、私たちが岐阜から来たと申しましたら、岐阜には一パイ、好い山が有るので、こんな所に来なくても良いだろうと話して来ました。こちらの山には、こちらの山の良さが有ると応えて置きました。
この他にも面河渓のレースに出た男女。福岡と長崎から来たと言う若い男性たちが居ました。全国区と言うイメージです。山と言う場所。お互いの垣根が低くなり、色々の情報交換が出来ます。

この山一帯を石鎚山と呼んでいるようです。私は頂上社が有る弥山までとしていました。石鎚山で一番高いのが天狗岳です。生憎ガスが出ていて、姿が見えませんでした。リーダーは天狗岳への道の感触を味わって見たかったようです。途中まで、少し行って戻って来ました。その時、一瞬ガスが消えた景色を撮影でき、その画像を貰いました。ズーっとガスが立ち込めていて、消えたのが一瞬なのです。それこそ、カメラを用意していなくて、消えた瞬間です。カメラを向けても撮り逃がしてしまうと言う瞬間的なものでした。この景色が撮れたのはラッキーでした。

カメラの画像が表示したコース時間です。
神門登山口(6:19)  ― 石鎚山頂3.0km標識(6:33)  ― 八丁(6:41)  ― 2.5km標識(6:47)  ― 試しの鎖分岐(7:25) ― 前社ケ森小屋(7:32)  ― 1.5km標識(7:43)  ― 
夜明かし峠(7:55)  ― 
一の鎖分岐(8:14) ― 二の鎖休憩小屋(8:32~8:35)  ― 
三の鎖分岐(8:58)  ― 0.3km標識(9:01)  ― 
石鎚山頂(9:13~9:53)  ― 
二の鎖休憩小屋(10:12~10:15) ― 試しの鎖分岐(10:56)  ― 
八丁(11:33)  ― 
神門登山口(11:57)   ― 白石旅館(12:00~12:02) ― ロープウェイ成就駅(12:15)



石鎚山登山案内図と成就社付近案内図です。
石鎚登山ロープウェイのパンフから引用しました。




昨晩、泊まった白石旅館の食堂です。
山小屋的な雰囲気が有ります。




今朝の朝食です。
朝食は6時からとなっていましたが、5時50分頃から食事をさせてもらいました。




(6:14)
白石旅館の表側です。
重い荷物は預かってもらいましたので、軽い荷物だけで、山に向かいます。





白石旅館を斜めから望みました。
全景です。




こちらが中宮成就社です。
山頂に向かう前に参拝しました。




(6:19)
神門です。
この神門を潜ると、いよいよ、お上りの開始です。




神門を過ぎると、緩い下り坂になります。
この辺り、水平に近い道で歩き易かったです。



大きな木が見えます。




大きな大木。
ブナの木です。
人が2人で手をつなぎ、周囲を囲める程の太さです。




進むに連れて、鳥居が見えてきました。
鳥居が有って神域と言う感じがします。




ソーラーパワーの自動カウントメーターが有りました。
ここで、通る人の数をカウントしていました。
この一帯は石鎚国定公園に指定されています。
と言う事は、国定公園に入園した人を把握するためなのでしょうか。となると、設置者は環境省なのかも知れません。
でも、何も表示が有りませんでした。




(6:40)
石鎚山登山道の底部。
八丁まで来ました。
ここからは、上り坂になります。




今日のKオジサンの後ろ姿です。




木の階段。
いよいよ、上りの始まりです。




右は試し鎖道。
左は近道です。
左が迂回路となっていまして、左に向かいました。




(7:26)
試しの鎖で登るのを試してみます。




前社ケ森小屋。
売店になっています。




(7:34)
前社ケ森小屋の前を通過します。





お爺ちゃんと孫たち。
孫娘は中学1年生で、孫息子は小学5年生だと教えてくれました。
お爺ちゃん達、3人だと思いましたら、この人たちも白石旅館に泊まっていた人たちでした。その時の写真にバアちゃんも写っていました。4人で来て、バアちゃんは登るのを止めたのでしょう。
この人たち。宮崎県から来たと教えてくれました。宮崎と言うと、遠いところに感じますが、ここは愛媛県。豊後水道を隔てて大分県の南側です。私達よりも近いところから来ていました。
お爺さんに、孫サンが一緒してくれるので、好いですねと声を掛けました。



先の方に開けた場所が見えます。
夜明かし峠です。



(8:14)
一の鎖分岐です。
本隊の人たちは、一の鎖を登って行きます。
私は体力に自信が無いので迂回路へ向かいました。




ミソガワソウが群生しています。




(8:33)
二の鎖休憩小屋。内部を粗雑な撮影をして、後になって悔やまれます。小屋の内壁に伊予銀行、テレビ愛媛、伯方の塩の名が見えます。恐らくスポンサーなのでしょう。もっと、シッカリ撮れば良かったと思います。
休憩所とトイレが一体となった小屋です。ここの上が二の鎖分岐となり、左へ向かうと二の鎖です。
私達がここに着いた時、ご夫婦が上から下りてきました。私達と同じ白石旅館に泊まっていたそうですが、朝食を取らずに旅館を出たのでした。ご夫婦は大阪から来たと言っていました。
この小屋。2014年秋完成予定とパンフに書かれています。ですからその時期に完成したのでしょう。比較的新しい小屋です。左の写真は小屋の入口から中を撮影しましたが、ピンボケでした。良く見ると愛媛の企業の名が載って居ます。と言う事は、各企業がスポンサーになったのだろうか。
この熱の入れ方。石鎚山は愛媛県民のシンボル的な山なのかも知れません。




二の鎖休憩小屋の上の場所です。
南方の視界が広がりました。
画像では、ハッキリしませんで、重なる山々が見えました。




三の鎖への分岐です。
ここを左に折れれば、三の鎖に向かいます。




(9:10)
ガスが立ち込める中、山頂小屋が見えて来ました。
発電機のエンジン音が聞こえました。
小屋が見え、いよいよ山頂だなと言う気がしました。




頂上小屋です。黒いのが入口のドアです。
まだ、新しいように見えました。




(9:18)
山頂に到達しました。
広場になっていて、石鎚山の銘板の前で記念撮影です。
男性にシャッターを押して貰いました。
ご夫婦と言葉を交わしました。島根から来たと言っていました。
車で来たと話していたのです。
それで、山越え海越えですねーと喋っていました。



石鎚神社頂上社です。
鳥取から訪れた4人組の人たちです。
後ろから見たら女性かと思うほどハデな、いでたちの男性でした。
山で、一度見たら忘れないと思います。




(9:26)
頂上社から先回りして、登って来る本隊をキャッチしました。
太くて大きな鎖です。
この鎖の設置。
どの用に設置したのだろうと思います。




頂上社前です。
本体が着きました。




山頂の銘盤。
石鎚山の周りの山々を表示しています。
周りの山を従えている、四国の山々の親分と言う感じがします。




(9:44)
ガスに隠れている天狗岳。
一瞬、天狗岳が姿を見せました。




リーダーから貰った画像。
ホンの一瞬の事でした。
全く、山姿を見ないで下山するよりも、一瞬だけでも山の姿を目に出来たのはラッキーでした。





(9:57)
下山を開始しました。
この辺りは鉄製の階段が整備して有ります。
左側通行で、下っていくのに左側を歩きます。




左側を下りていくKオジサン。
鉄製階段が濡れています。
左に落ちると大ケガになりますので、手摺に掴まり慎重に進みました。




(10:15)
二の鎖休憩小屋まで下山して来ました。
ここで、2人の山伏が休憩していました。
年配の男性と色々と言葉を交わしました。

男性が法螺貝を持っています。
私の経験で、山に登っていて法螺貝を吹く人に出会ったことが有ります。岐阜県の谷汲サンの北側に妙法ケ岳という山が有ります。その山に登った時、山道で男性が法螺貝を吹きました。その時の事を思い出し、話しました。

私の他にも、みんなが色々と彼に話しかけていました。

この小屋を後にすると、後方から「ヴォ~ ヴォ~」と法螺貝を吹鳴してくれました。
階段の下へ来ていて、吹鳴している山伏の姿は見えません。法螺貝の音だけが大きく響き渡りました。
丸で、気を付けて行けよー。と言っているような感じがしました。

人の記憶。時が経つに連れて段々忘れて行きます。
それでも、石鎚山に登った山伏が法螺貝を吹鳴してくれた事だけは忘れないでしょう。




ガスが掛かり視界を塞いでいました。
一瞬。視界が広がりました。
山頂から1キロほど下りてきた場所です。
先に下山して行く道が見えます。
それに、木の陰には上ってくる人が見えます。




(10:34)
夜明かし峠。
お地蔵さんのある場所。
白い柱が見えます。




前方から登って来る人の声が聞こえました。
何を喋っているのか判りませんでしたが、ドイツ語である事はわかりました。
「ジャーマニー」?と声を掛けると、肯定して、「コニチワ」と挨拶が返ってきました。
そしてお二人の写真を撮らせて貰いました。




下山途中。
アサギマダラを目にする事が出来ました。
アサギマダラに遇えてラッキーでした。でも、花に止まらなくて、中々姿を撮らせてくれませんでした。




(11:36)
八丁のぬかるんでいる場所。
カウントメーターが設置してある場所まで下りてきました。
この辺りから、緩い登り坂になりました。




(11:57)
緩い登り坂なのですが、下山してきてからの上り坂はキツいです。
前方に神門が見えました。
ここまで、来れば・・・・・ヤレヤレです。




神門から後ろを振り返りました。
後方から続いて上ってきます。




(12:01)
白石旅館に寄り、預けてあったザックを受け取りました。
時間が有ったら、ここでカキ氷でも食べて一服すると好いのですが、先を急ぎました。
リーダーが12時20分のロープウェイに乗ると言っていたのです。





(12:17)
下谷駅に向かうロープウェイが待っています。
私が、成就駅に着いた時、「只今から下りの改札を始めます」とアナウンスが聞こえました。
白石旅館から急いで下りてきました。
少しは余裕を持って、発車時間に間にあいました。




下谷駅から歩いて来たのが京屋旅館です。
食堂と日帰り温泉の店です。
ここで、山で掻いた汗を流し、そして昼食を取りました。




(13:24)
昨日、利用したジャンボタクシーが迎えに着てくれました。
後は一路、伊予西条駅へ向かうだけです。




石鎚山で見かけた花たち。
左上、ミソガワソウ。右上、アキノキリンソウ。
左下、ヤマジホトトギス。右下、シロバナツリフネソウ。
紫や黄色い吊り船草は初めて見ました。
この他にダイモンジソウやアザミを見る事が出来ました。


感想
石鎚山と言えば、鎖の道の連続です。私は体力に自信が無かったので、鎖に触りませんでした。最初から触らないでおこうとと思っていました。でも、後から考えると登らないにしても、鎖にタッチしてみれば良かったという気もします。でも、鎖場から登らなかって、良かったと言う気もします。高いところが怖いから・・・・。
太くて大きな鎖。どのようにして設置したのだろうという疑問が沸きます。設置方法が知りたいです。
私は迂回路から登りましたが、険しい山で霊山の雰囲気が有りました。

何と言っても、良かったのが山伏が法螺貝を吹鳴してくれたことです。二の鎖休憩小屋を出た後、法螺貝の音が背中を押してくれました。吹いている山伏の姿は見えませんでしたが、大きな音だけを耳にしました。丸で、気を付けて下山して行きなさいよと言っているように感じました。
好い思い出が出来ました。



最後までご覧下さいまして、有難うございます。
復路編に続きます。
http://blog.goo.ne.jp/gifu2212/e/ffb48fde6f4075d316c34aa041f51373
宜しかったら、ご覧下さい。

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立 山  (第2日)    雄 山 (3,003m)  真 砂 岳 (2,861m)  別 山 (2,874m)

2017-08-04 23:56:14 | 弐水会

2日目は立山の縦走です。早朝4時、一の越山荘を出発しました。ご来光を拝みたいと思っていましたが、生憎ガスが掛かっていて思いは叶いませんでした。
それでも、立山を縦走するコースをガスに包まれながらも踏破する事が出来ました。少々のアップダウンのあるコースでした。特にキツイと思ったのは最初の雄山と終盤の別山でした。別山からはガスが掛かって、出たり隠れたりする剱岳が臨めました。雲がサーっと消えて剱岳が見えた瞬間は、この場所に来た者だけが眺めれる絶景に感激しました。
剱御前小屋から雷鳥沢を下山しました。金曜日と有って登って来る人がとても多かったのです。私たちは下って行きますので、登って来る人を優先して道を明けるようにしながら下山しました。
それにしても、こんなに沢山若い人が登って来る光景を目にしましたが、これは知らない世界でした。新しい発見などと言うと、少しオーバーですが、若い人がこれ程、沢山登ってきている事に感心しました。さすが、全国区の山は違うなと言う感じがしました。


室堂平周辺マップ。
立山黒部アルペンルート2017から引用しました。
今日は、一の越山荘をスタートして雄山、富士の折立、真砂岳、別山と歩き、剱御前小屋から降りて来る縦走ルートを辿ります。

一の越山荘

(3:59)
3時に起きて準備でした。
でも、実際は2時頃から仕度をしている人も有りました。
消灯時間が21時となっていまして、早く寝ると早く目が覚めます。
全員が輪になり、Kさんのリードで準備運動です。
キチンと起きた体にしておかないと、事故に繋がりますから。

夜、雨が降ったみたいです。
それでも、夜に外へ出た人は満天の星空だったと話していました。
それこそ、天然のプラネタリュウムです。
私は明日の朝に星空を見上げれば好いと思って、外に出なかったのです。
でも、この出発前の時間。ガスが掛かっていて星が見えませんでした。
こうなると、何か損した気分になります。
山荘の表側から富山市の夜景が見下ろせました。
夕べ、外に出て星空や夜景をシッカリ見ておけば良かったと、後になって思いました。




登り始めです。
体が順応するまで、登り始めが、一番キツイ時です。




(4:31)
空が白んで来ました。
この辺りは立って歩けますが、岩に掴まって登った場所も有りました。
苦しい登り。
胸の中で「六根清浄」を念じて登りました。




まだまだ、急登が続きます。




(4:44)
足場の良い場所で休憩です。
日の出が5時頃です。
ガスが掛かっていなければ、この辺りでご来光が拝めるのですが、お日様を見る事が出来ず残念でした。


この辺りからカメラの調子ガ悪くなったのです。
スイッチをオンにしてもレンズ筒が出てきません。
強引に引っ張り出して撮影しました。




雄山神社 峰本社が見えてきました。




(5:17)
峰本社に来ました。
物資をヘリで上げるのでしょう。
ネットが見えます。




こちらはお社の南側。
三角点の場所です。
銘盤が埋め込んで有ります。
読み難いですが、「槍」の文字は読めました。
晴れて視界が良かったら、四方の山々を同定できると思います。
条件が良かったら、白山と富士山を同時に対面できるのでしょう。


雄山神社 峰本社 授与所

峰本社 授与所です。




雄山神社のご祭神を解説してあります。




峰本社 授与所の内部。
巫女さんか、女性が居ました。
朱印の応対をするのでしょう。






ガスの中の峰本社 。
左は峰本社の鳥居です。




(5:25)
峰本社への階段を上がります。




峰本社の御神殿の前で御祓いを受けました。
そして、御神酒をいただきました。
御祓いをしてくださった神職。
私たちが座っている場所で大きな平たい石を指し、その石が3003メートルの基準となっている石だと話しました。




(5:53)
峰本社を出発します。
出発に際し、記念写真に納まっています。





大汝山の下まで来ました。


大汝山休憩所

(6:18)
大汝山の休憩所が見えます。




休憩所の中にお邪魔しました。




一の越山荘で受け取った弁当です。
この休憩所で広げましたが、余り食欲が有りませんでして、半分だけ口にしました。

ここでの時間。
6時半頃でした。
トイレを借りたのですが、休憩所の裏手でオーナーがラジオ体操をしていました。




富士の折立

(6:56)
富士の折立まで来ました。標識が設置して有ります。
ガスって居ますが、その山姿が確認できます。
晴れていれば仰ぎ見る事ができるのでしょう。
右側の画像にザックが写っています。
ザックを置いて登りに言ったのかも知れません。
(撮影した時にはザックに気がつきませんでした。)
ガスの中であり、向かっている姿を見かけませんでした。




富士の折立から更に進みます。





ガスの中。
進む稜線だけがわかります。





(7:35)
右側の急な斜面。
ガスの中では有りますが、その斜面に残雪を確認できます。

真砂岳

(7:58)
真砂岳に到着し、休憩しました。
休憩を終えて出発するところです。
山名プレートを撮影している人。
ザックにヘルメットを付けている人、別のグループの人です。





今日のKオジサンの後ろ姿です。





真砂岳を過ぎて、下りの道になりました。




(8:19)
ガスの中から瞬間的に見えた下界。
室堂ターミナルに光が当たっています。





雄山方面に向かって行く3人。
この人達の1人は、先ほど真砂岳でプレートを撮影していた人です。




ガスが切れた瞬間。
雄山の山頂が見えます。
そして、また隠れました。




(8:58)
別山に近付いてきました。
登山道が少し険しくなりました。


別山

(9:04)
別山です。
大勢、先客が居ます。




石を積みあげてガードしている別山の祠です。




ここで、また雄山の方角を振り返りました。
尖った先。峰本社が確認できます。




剱岳の山頂が雲に隠れています。




姿を現した剱岳。
それでも、ベールを被ったような姿です。




(9:27)
別山を後にします。




剱沢の方向を見下ろしました。
剱沢キャンプ場があり、テントの花が開いています。
雪渓を渡っていく人達も見えます。



登山道で、先ほど、別山を出発して行ったグループが休憩しています。
このグループ。小学生くらいの女の子も一緒していました。
山の右斜面に半分隠れていますが、剱御前小屋が見えます。
薄くガスが掛かっていますので、判らなかったのですが、後から判りました。

高校生、4.5人のグループとすれ違いました。
大阪から来た高校生たちでした。
ワンダーフーォゲル部だと言っていました。




(9:45)
別山の北側です。
氷河に削り取られたと言う感じのする斜面です。
カールの向こうの山々。方角からすると鹿島槍や五竜の方角です。
雲が掛かって見えなくて残念です。


剱御前小屋

(9:54)
剱御前小屋に到着です。
ここで休憩です。



(10:18)
休憩を終えて出発します。




道が十字に交差している場所。
アレが雷鳥沢キャンプ場です。
こちらのキャンプ場もテントの花が咲いています。
擂鉢の底のような場所。
あそこまで降って行き、登り返しが有ります。




若い人たちが次から次えと、大きなザックを背負って登って来ます。
小さなザックで登って来る人も居ましたが、大きいザックの人達は剱岳を目指す人に間違いありません。
ザイルを背負った人達、剱岳を目指す人達だと、直ぐ判りました。
下から登って来る人達。兎に角、若い人が多いのです。
普段の山は中高年の層が多いですが、今日の状況を見ていると、イメージが変ります。



ガスがサーと消えて浄土山の方向が開けました。
昨日登った浄土山です。
画像の右側の山小屋、立山室堂山荘です。道が十字にクロスしています。
アソコから登って行く道を昨日歩きました。




(11:29)
雷鳥沢を大分、下の方まで下ってきました。
まだまだ、下からドンドン人が登って来ます。



雪渓を歩きます。




(11:47)
浄土川まで下りてきました。
擂鉢の底に当たる場所です。
4人が雪渓を下って来ます。
右側の山。アレが昨日の浄土山方面です。
そして、凹んだ部分。一の越山荘が見えます。
左の斜面が雄山への道になります。

前方に橋が見えます。
アノ橋を渡り、キャンプ場に上がります。


雷鳥沢キャンプ場

テント場へ来ました。
高校生たちがテントを張っていました。
テントに飾磨工業と書かれていました。




テント村を通過し、更に上を目指します。




(12:10)
テント村からこの高さまで登ってきました。
まだまだ、登りが続きます。




階段を登っていて、稜線に目を向けました。
先ほど歩いてきた稜線です。

稜線を歩いていて、下に室堂ターミナルが見えました。と言う事は逆に下から稜線方面が見えます。
稜線を歩く人が見えました。
肉眼ではハッキリ見えたのですが、デジカメ画像では判りません。
それだけ人の目の方が優れているということでしょう。



室堂ターミナル

(13:00)
室堂ターミナルまで登ってきました。
ミクリガ池の辺りまで来ると中国人が多かったです。
室堂のこの辺り。
散策するのに良く、外国人に人気が有ります。




立山玉殿の清水。
ここで水を飲みましたが、美味しいお水でした。
それに空のペットボトルに汲んできました。


この後、ターミナルのレストランで昼食。
そして14時前に、バスで下山して来ました。



ホテル 森の風立山

下山後、ホテル 森の風立山に寄って汗を流してきました。

ホテル森の風立山
富山県富山市原3-6
TEL076-481-1126
https://www.morinokaze-tateyama.com/




森の風立山のフロントです。
これからお風呂へ入ります。

大きなお風呂でした。
露天風呂は勿論ですが、サウナ。それに寝湯や打たせ湯。泡の出る圧力風呂など色々のお風呂が楽しめました。
Sサンが話していたのですが、この施設。かつては郵政関係の施設だったみたいです。下山してから汗を流せる。私たち以外にも遠くのナンバーの乗用車が停まっていました。




感想
雄山からご来光を拝めるハズでしたが、ガスが掛かっていて太陽を目に出来ませんでした。
峰本社の御神殿の前で御祓いを受けた時はガスの中でした。神職が、「景色が見えないと言うことは、(自然が)もう一度来なさいと言っているのだ」と話されました。あの場所、360度の展望が得られる場所です。再度訪ねてみたい気分です。
ご来光は望めませんでしたが、別山から雄大な剱岳の姿を目に出来ました。以前、山友のMサンから剱岳の画像を受け取りました。別山から剱岳を見て、あの時の画像はここからの画像だったのだと思い出しました。

1泊二日の山行でした。往路、普通は自家用車が室堂まで行く事は出来ません。その点、観光バスですので室堂まで行く事が出来ました。帰路、宿泊施設に寄り、風呂でアセを流してきました。このように便利に行動できるのもバスだからです。バスでの山行の良さを感じています。このような山行、世話をしてくださったリーダーに感謝です。

富士山に登ったことがあります。そして白山にも登ったことがあります。今回、立山に登りました。これで三大霊山、三つの山に登れました。

最後に。立山は、好い山行でした。









コメント (4)
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立 山   (第1日)   浄 土 山 (2831m) 

2017-08-03 23:39:43 | 弐水会

弐水会の8月例会に参加しました。8月は恒例の山小屋で泊まる山行です。基本は第2水曜ですが、8月は泊で行くものでして、第2水曜にこだわりません。今年の山小屋泊の山行は越中の立山でした。
30年余り前に黒部アルペンルートを通ったことが有ります。それで立山に登るとなると、バスで立山駅まで行き、駅からからケーブルカーで登り、美女平からは高原バスで室堂に向かうものと思っていました。
これが思い込みだったのです。室堂に向かうには立山有料道路を通りますが、観光バスなら有料道路を走ることが出来るのでした。
高速道路が整備されました。そしてバスで有料道路を走る。イージーに目的地に向える便利な時代となりました。
今日は第1日目です。高速道路を走り立山町に向かいます。立山有料道路を駆け上がり、室堂から浄土山を目指します。山頂からは、今夜宿泊する一の越山荘に向かいます。


(6:19)
各務原市総合体育の南側です。
既にバスが来ています。

集合時間が6時30分となっていましたが、私が一番遅いのでした。
この場所から乗る人が揃ったので、定刻前に出発です。
これから出発して,市内のポイントポイントで人を拾って行きます。


(10:13)
東海北陸自動車道。そして北陸自動車道を走ってきました。
立山ICで高速から降りました。
県道6号線を走っています。
バスの車窓から立山方面が見えますが、生憎ガスの中です。




バスの車内です。




(11:40)
バスは立山有料道路。そして黒部アルペンルートを走ってきました。
前方に見えるのが立山ホテルと室堂ターミナルです。



(11:54)
バスから降りて、昼食の時間です。
駐車場の一部で広げていましたら、ドライバーの人にそこは危険だと言われ、一段高い場所に移りました。

バスはこの駐車場を去り、下界に向かいますが、私たちのゴミを持って行ってくれるため、食事が終わるのを待っていてくれました。




室堂の標識。
そして、向こうに有料道路が見えます。
あの有料道路をバスが登ってきました。
雪が、無くなりかけています。
あの雪の状態では、高く積もった雪の大谷の状態は想像できません。



室堂ターミナルです。
左はトロリーバスで黒四方面へ。
右は高原バスで美女平方面に向かいます。
平日なので混雑していませんが、最盛期となると長い列が出来るのでしょう。




(12:19)
1階から3階へ上がります。





3階が屋上になっていて、そのまま山に向かえます。
建物の裏手に有った地図です。
真っ直ぐ進み、立山室堂で右へ折れ、浄土山に向かいます。




(12:23)
実質、この階段を登るのがスタートです。




(12:43)
向こう側。後ろに立山室堂山荘が見えます。
外国人の青年たちがドイツ語を話しながら降りて来ました。
「ジャーマニー?」と声を掛けると「Yes!」「Yes!」「Yes!」。
一斉に返事が返ってきました。








こちら側からは室堂ターミナルやホテルのある場所が見下ろせます。
あの場所から登ってきました。



(13:04)
いよいよ、急な坂になってきました。




今日のKオジサンの後ろ姿です。




(13:12)
岩の間から首を出すライチヨウ。
ライチョウをカメラに収めます。



浄土山の登山口まで登ってきました。
ここからは、雪渓を横切って進みます。




標柱の横に有った地図です。
この場所から更に進み、展望台に行って来ましたが、視界が悪く展望が利きませんでした。
晴れていたら立山カルデラが望めたのでしょう。
展望台から戻りました。





(13:37)
雪渓を横切ります。





あの標柱の有った場所で埼玉県から来たと言うグループと一緒になりました。




(13:41)
雪渓を渡りました。




黄色いスミレ。
何、スミレだろう。
名付けるなら、タテヤマキスミレ。そんなイメージです。
上から垂れる草の葉。除けて撮影すれば良かったのにと、後から思います。




(14:10)
埼玉県からのグループと前後して登りました。
何処から来たの?と言葉を交わしたら、春日部からだと言っていました。





(14:21)
山頂近くまで登ってきました。
城跡のような石垣が有ります。




ここでもライチョウを見かけました。




(14:30)
高度を稼ぎ、横にスライドして行くような道になりました。




チシマギョウだと思います。
上に言葉が付く場合、キキョウで無くギキョウと発音するのだとKサンが話していました。



こちらはライチョウの親子です。
誰かが言っていました。
晴れているのでなく、曇っているからライチヨウが出てきてくれるのだと。
曇っていると天敵に狙われる確率が低くなるのだそうです。
何羽ものライチョウに遇えたのはラッキーでした。




(14:48)
浄土山から下って行きます。




下り道。
ガスが瞬間的に晴れます。




一の越山荘が見える所まで降りて来ました。
対面に雄山が見えますが、山頂付近はガスがかかっています。





下山してきて、更に山荘に近付いてきました。
山荘の姿がハッキリ判ります。



(15:18)
もう直ぐ、山荘と言う場所まで降りて来ました。
雄山が見えます。
この写真。残念です。
前の女性の足を切って、山頂方面をシッカリ写すべきだったと思います。
まだまだ、撮影技術が未熟です。




(15:20)
お疲れ様でした。
一の越山荘に到着です。




山荘に着いて、割り当てられた部屋に入りました。
確か、1号室だった思います。
夕食の前に布団を広げ、何時でも寝れる準備をして置きます。





(15:56)
食堂にて。
仕度に手間取っているのか、女性たちはまだ来ていません。
男性陣はお先に乾杯です。



こちらのグルーフ。
前後して登って来た埼玉グループです。

私たちも飲んだり喋ったりしていました。
時計の時刻、16時20分前を示しています。
小屋の人から30分には夕食の準備を始めると声が掛かり退散しました。




廊下から見える1号室です。
突き当りとなっています。




(16:33)
部屋で寛いで居ます。
この部屋。2.5間×5間の広さです。
非常口の関係が有りますが、かなりの広さです。
そんな部屋を、男性9名で使いました。余裕の広さです。
繁忙期には、もっと沢山の人が寝るのでしょう。
それに、この部屋。山側の端となっていますので、雄山に登っていく人のライトが良く見えました。



綺麗なトイレ。
山小屋のトイレと言うと、あの、ツーンとしたイメージです。
でも、ここ一の越山荘は綺麗なトイレでした。
高速道路のSAがデパ地下のように変ってきました。
山小屋のトイレも新しい時代を迎えています。



(17:01)
夕食のタイムとなりました。
赤のカードは17時からとか、白のカードは17時30分からとか、時間帯で夕食時間を分けていました。
混雑していると遅い時間となるグループも生じるのでしょうが、今日は余裕だったのではと思います。



今日の夕食です。
クリームシチュー。
大きなジャガイモが入っていました。
女性の事を考えてご飯の量を少なくしていました。
もっと、食べれる人は自由に、お替りをしてと言っていました。



(17:26)
夕食の後、山小屋の外へ出ました。
雄山の方角を眺めました。
山頂の方向を見上げているのですが、雄山神社の社は見えません。





感想
室堂に着いてから浄土山に登りました。普通なら室堂から一の越山荘へダイレクトに向かうところでしょう。今回は浄土山に登ってから、山小屋へ向かうコースにしてくれたリーダーに感謝です。
何羽ものライチヨウに遇えました。ラッキーな事です。
他所の所に比べると、私たちの住む所から北アルプスへは、比較的簡単に行くことができます。
例えとして、水や空気が身の回りに有ります。その有り難味を忘れてはいけないように、北アルプスへ行き易い事の有り難味、便利さを忘れてはいけないのではと思います。


(第2日)へ続きます。

コメント (2)
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抜群の眺望の山   各務原権現山 (317m)

2017-08-02 23:17:31 | アウトドア

明日、弐水会で立山に行きます。先日の池田山ではエネルギー切れみたいな状態になりました。立山に行く前に体力が持つか、確認の意味で各務原権現山に登ってみました。
久し振りの各務原権現山です。何人も訪れていました。改めて市民に人気のある山だと思いました。

カメラの画像が表示したコース時間です。
伊吹の滝登山口(8:36)  ― №1P(8:59)  ― 北山展望台(9:03~9:07)  ― №3P(9:32)
 ― 権現山展望台(9:41~9:52)  ― №3P(10:03)  ― 北山展望台(10:32)
 ― №1P(10:36) ― 伊吹の滝登山口(10:57)  



登山口に設置してあった、そはら自然遊歩道案内図。




伊吹の滝登山口。
お握り型のそはら自然遊歩道入口の案内指標が見えます。




登り始めて直ぐに若い人が抜いて行きました。
大きなザックを背負って居ます。




高度を稼ぎ展望の良い場所に出ました。
眼下に東海北陸自動車道が見えます。
自動車道が山に当たり、各務原トンネルとなります。




№1ポイント。
ここを右に折れ、稜線を進みます。




稜線を歩き、直ぐに北山展望台に着きました。




北山展望台からの展望です。
空気の透明度が低くて視界が悪いです。それでも、名古屋駅の構想ビル群を確認できます。




今日のKオジサンの後ろ姿です。
カメラとペットボトルを持っただけで出かけました。
自分の背中ですが、改めて背中が曲がっていると思いました。
背筋を伸ばして歩かなければ・・・・・・・。



帽子を被った男性とすれ違いました。
軽装です。
「毎日来ていますか」?と声をかけると「ワッハハハ」と笑っていました。
肯定の返事なのでしょう。




稜線を歩いていて、向かう権現山の展望台が見えます。




№3ポイントへ来ました。
ここからが石段の登りとなります。




石段を男性が降りてきます。




石段の鳥居。
多度神社の鳥居です。
この鳥居をくぐれば産地用はもう直ぐです。




権現山展望が見えます。
誰でもが使用できるように、何基もベンチが有ります。




左は展望台の内部、右は展望台の横側に貼り付けて有りました。
「火」の注意を喚起するものです。
アノ山火事から15年が経ちました。




権現山からの眺望です。
岐阜基地の滑走路。
その向こうの緑のベルトは木曽川です。




男性お二人。
別々の車で来て、桐谷坂から上ってきたと話しました。
もう、1台を六所神社にデポしていると言っていました。

私がこの場所に着いた時、若い男性が休憩を終えて出発して行くタイミングでした。
どちらからと聞くと岐阜市からだそうでした。そして何処から歩いて来たのと聞くと、六軒駅からだと話しました。私が駐車場に停めた時、歩いて来る姿を見かけたのでした。
そして、聞くと、やはり各務原アルプスを縦走すると言っていました。
暑いので、気をつけてと言葉を掛けました。




展望台から見えた北方方面。
高賀山や瓢ケ岳方面です。



下山を開始します。




下山を始めて、左側の眺望です。
各務原アルプス方面です。
ピンと立った枝の左側。
金比羅山の横のタワーが見えます。




石段を下って行きます。
女性が登ってきました。
今日、初めて出遭った女性。女性の登山者が珍しかったです。




№3ポイントまで下りてきました。
この男性。
先ほど私が下山を開始した時に登って来ました。
山に登るだけで、山頂に長居はしないのでしょう。




稜線を歩いていて、展望の良い場所。
鐘が下がっています。




展望場所からの眺望。
百々ケ峰。そして長良川が見えます。
白いガードレールが見えますが、県道287号線で、長良川沿いの道路です。



№1ポイントを過ぎた場所です。
抜いて行った大垣市のお二人。
下山場所を間違えたと登ってきました。
№1ポイントに戻り、西に進むのでしょう。




登山口まで戻って来ました。




登山口の伊吹の滝。


感想
午前中の時間ではありましたが、既に気温が高くなっていました。そんな状況の中でも、登ってくることができましたので、明日は大丈夫だろうと、それなりの自信が持てました。
夏の時期で視界の悪い時でした。それでも、名古屋の高層ビル群が見えました。視界が良かったら、抜群の眺望が得られたことでしょう。
№1.№2.№3とポイント表示を見かけました。私は各務原市消防本部の予防課に、SOS表示を設置してはどうかと言いに行きました。
可児市の鳩吹山には、既に設置してありました。今回、見たのは各務原権現山のモノだけです。各務原アルプスにも設置してあるのか否か判りませんが、何年か前の時。岐阜市関市坂祝町と調整して設置して欲しいと本部へ言いに行ったのです。私が言いに行って出来たのかは、判りませんが、この用に設置して貰えた事は嬉しいです。
それに、この表示板が役に立つ。そのような事が無いようにと思っています。

 

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