弐水会の8月例会に参加しました。8月は恒例の山小屋で泊まる山行です。基本は第2水曜ですが、8月は泊で行くものでして、第2水曜にこだわりません。今年の山小屋泊の山行は越中の立山でした。
30年余り前に黒部アルペンルートを通ったことが有ります。それで立山に登るとなると、バスで立山駅まで行き、駅からからケーブルカーで登り、美女平からは高原バスで室堂に向かうものと思っていました。
これが思い込みだったのです。室堂に向かうには立山有料道路を通りますが、観光バスなら有料道路を走ることが出来るのでした。
高速道路が整備されました。そしてバスで有料道路を走る。イージーに目的地に向える便利な時代となりました。
今日は第1日目です。高速道路を走り立山町に向かいます。立山有料道路を駆け上がり、室堂から浄土山を目指します。山頂からは、今夜宿泊する一の越山荘に向かいます。
(6:19)
各務原市総合体育の南側です。
既にバスが来ています。
集合時間が6時30分となっていましたが、私が一番遅いのでした。
この場所から乗る人が揃ったので、定刻前に出発です。
これから出発して,市内のポイントポイントで人を拾って行きます。
(10:13)
東海北陸自動車道。そして北陸自動車道を走ってきました。
立山ICで高速から降りました。
県道6号線を走っています。
バスの車窓から立山方面が見えますが、生憎ガスの中です。
バスの車内です。
(11:40)
バスは立山有料道路。そして黒部アルペンルートを走ってきました。
前方に見えるのが立山ホテルと室堂ターミナルです。
(11:54)
バスから降りて、昼食の時間です。
駐車場の一部で広げていましたら、ドライバーの人にそこは危険だと言われ、一段高い場所に移りました。
バスはこの駐車場を去り、下界に向かいますが、私たちのゴミを持って行ってくれるため、食事が終わるのを待っていてくれました。
室堂の標識。
そして、向こうに有料道路が見えます。
あの有料道路をバスが登ってきました。
雪が、無くなりかけています。
あの雪の状態では、高く積もった雪の大谷の状態は想像できません。
室堂ターミナルです。
左はトロリーバスで黒四方面へ。
右は高原バスで美女平方面に向かいます。
平日なので混雑していませんが、最盛期となると長い列が出来るのでしょう。
(12:19)
1階から3階へ上がります。
3階が屋上になっていて、そのまま山に向かえます。
建物の裏手に有った地図です。
真っ直ぐ進み、立山室堂で右へ折れ、浄土山に向かいます。
(12:23)
実質、この階段を登るのがスタートです。
(12:43)
向こう側。後ろに立山室堂山荘が見えます。
外国人の青年たちがドイツ語を話しながら降りて来ました。
「ジャーマニー?」と声を掛けると「Yes!」「Yes!」「Yes!」。
一斉に返事が返ってきました。
こちら側からは室堂ターミナルやホテルのある場所が見下ろせます。
あの場所から登ってきました。
(13:04)
いよいよ、急な坂になってきました。
今日のKオジサンの後ろ姿です。
(13:12)
岩の間から首を出すライチヨウ。
ライチョウをカメラに収めます。
浄土山の登山口まで登ってきました。
ここからは、雪渓を横切って進みます。
標柱の横に有った地図です。
この場所から更に進み、展望台に行って来ましたが、視界が悪く展望が利きませんでした。
晴れていたら立山カルデラが望めたのでしょう。
展望台から戻りました。
(13:37)
雪渓を横切ります。
あの標柱の有った場所で埼玉県から来たと言うグループと一緒になりました。
(13:41)
雪渓を渡りました。
黄色いスミレ。
何、スミレだろう。
名付けるなら、タテヤマキスミレ。そんなイメージです。
上から垂れる草の葉。除けて撮影すれば良かったのにと、後から思います。
(14:10)
埼玉県からのグループと前後して登りました。
何処から来たの?と言葉を交わしたら、春日部からだと言っていました。
(14:21)
山頂近くまで登ってきました。
城跡のような石垣が有ります。
ここでもライチョウを見かけました。
(14:30)
高度を稼ぎ、横にスライドして行くような道になりました。
チシマギョウだと思います。
上に言葉が付く場合、キキョウで無くギキョウと発音するのだとKサンが話していました。
こちらはライチョウの親子です。
誰かが言っていました。
晴れているのでなく、曇っているからライチヨウが出てきてくれるのだと。
曇っていると天敵に狙われる確率が低くなるのだそうです。
何羽ものライチョウに遇えたのはラッキーでした。
(14:48)
浄土山から下って行きます。
下り道。
ガスが瞬間的に晴れます。
一の越山荘が見える所まで降りて来ました。
対面に雄山が見えますが、山頂付近はガスがかかっています。
下山してきて、更に山荘に近付いてきました。
山荘の姿がハッキリ判ります。
(15:18)
もう直ぐ、山荘と言う場所まで降りて来ました。
雄山が見えます。
この写真。残念です。
前の女性の足を切って、山頂方面をシッカリ写すべきだったと思います。
まだまだ、撮影技術が未熟です。
(15:20)
お疲れ様でした。
一の越山荘に到着です。
山荘に着いて、割り当てられた部屋に入りました。
確か、1号室だった思います。
夕食の前に布団を広げ、何時でも寝れる準備をして置きます。
(15:56)
食堂にて。
仕度に手間取っているのか、女性たちはまだ来ていません。
男性陣はお先に乾杯です。
こちらのグルーフ。
前後して登って来た埼玉グループです。
私たちも飲んだり喋ったりしていました。
時計の時刻、16時20分前を示しています。
小屋の人から30分には夕食の準備を始めると声が掛かり退散しました。
廊下から見える1号室です。
突き当りとなっています。
(16:33)
部屋で寛いで居ます。
この部屋。2.5間×5間の広さです。
非常口の関係が有りますが、かなりの広さです。
そんな部屋を、男性9名で使いました。余裕の広さです。
繁忙期には、もっと沢山の人が寝るのでしょう。
それに、この部屋。山側の端となっていますので、雄山に登っていく人のライトが良く見えました。
綺麗なトイレ。
山小屋のトイレと言うと、あの、ツーンとしたイメージです。
でも、ここ一の越山荘は綺麗なトイレでした。
高速道路のSAがデパ地下のように変ってきました。
山小屋のトイレも新しい時代を迎えています。
(17:01)
夕食のタイムとなりました。
赤のカードは17時からとか、白のカードは17時30分からとか、時間帯で夕食時間を分けていました。
混雑していると遅い時間となるグループも生じるのでしょうが、今日は余裕だったのではと思います。
今日の夕食です。
クリームシチュー。
大きなジャガイモが入っていました。
女性の事を考えてご飯の量を少なくしていました。
もっと、食べれる人は自由に、お替りをしてと言っていました。
(17:26)
夕食の後、山小屋の外へ出ました。
雄山の方角を眺めました。
山頂の方向を見上げているのですが、雄山神社の社は見えません。
感想
室堂に着いてから浄土山に登りました。普通なら室堂から一の越山荘へダイレクトに向かうところでしょう。今回は浄土山に登ってから、山小屋へ向かうコースにしてくれたリーダーに感謝です。
何羽ものライチヨウに遇えました。ラッキーな事です。
他所の所に比べると、私たちの住む所から北アルプスへは、比較的簡単に行くことができます。
例えとして、水や空気が身の回りに有ります。その有り難味を忘れてはいけないように、北アルプスへ行き易い事の有り難味、便利さを忘れてはいけないのではと思います。
(第2日)へ続きます。